エアスピード AS.45ケンブリッジ試作練習機

Airspeed AS.45 Cambridge

英国空軍

AS.45
AS.45ケンブリッジの原型機

 1939年に英国航空省が出した仕様書T34/39に基づいて開発された高等練習機。平凡な構成を 持つ機体で、木製骨組みに合板を張った構造(ただし補助翼は布張り)となっており、主脚は引き込み 式であった。
 1940年に航空省は”ケンブリッジ”の暫定名称を与え原型機2機の発注をおこない、翌年初飛行 に成功した。縦列複座の操縦席は両側に脱出用のドアを持ち、緊急時の対処に配慮がなされている。
 しかし原型機の飛行試験により、低速時の飛行特性が悪く、最高速度も設計値より低いことが判明した ため、生産機の発注は行われなかった。発注中止について英空軍は公式には米国から供与される高等練 習機(「ハーバード」)や国産の マイルズ・マスターで十分なため と発表しているが、この性能不足も大きな原因であったことは否めない。

機体詳細データ(AS.45原型機)
全長11.00m全高 3.51m
全幅12.80m翼面積29.94m2
自重不明最大重量不明
最高速度381km/h(高度4,875m)上昇限度7,560m
航続距離1,094km巡航速度不明
発動機ブリストル「マーキュリー」VIII 空冷星形9気筒 730馬力×1基
乗員数2名総生産機数2機
武装武装なし
主要タイプ AS.45:軍用暫定名称はCambridge。原型2機のみ生産され、制式採用はされていない