アラド Ar96練習機

Arado Ar96

ドイツ空軍

Ar96B-1
アラドAr96B−1

 1938年に初飛行した全金属・軽合金構造の高等練習機。主脚は引込式だが原型機では外側へ 引き込む方式 (Bf109戦闘機などと同 様の方式)だったが、主脚間を広げるため生産型では内側引込式に改められた。
 ドイツ航空省では飛行テスト後、1939年に生産型(Ar96A)の発注を行ったが、翌年に はエンジン出力を強化し胴体を延長することで搭載燃料を増やしたAr96Bが完成したため、量 産はこちらのタイプが中心となった。
 実際の製造はユンカース社の子会社であるアゴ社で実施されたが、1941年後半になってチェ コスロバキアのアビア社に移された(その後アビア社はレトフ社に併合された)。そのためドイツ 敗戦後もチェコスロバキアで製造が続けられており、戦後生産された機体はチェコ空軍の練習機と して使用されている。

機体詳細データ(Ar96B−1)
全長 9.10m全高 2.60m
全幅11.00m翼面積17.10m2
自重1,295kg最大重量1,700kg
最高速度330km/h(海面高度)上昇限度7,100m
航続距離990km巡航速度295km/h
発動機アルグス As410A-1 空冷倒立V型12気筒 465馬力×1基
乗員数2名総生産機数11,500機以上(ドイツ降伏までの数)
武装武装なし(Ar96B-2は7.92mm機銃×1〜2)
主要タイプ Ar96V:原型機。いくつかの試作型を含む
Ar96A:初期生産型。アルグスAs10Cエンジン(240hp)エンジン搭載
Ar96B-1:主要生産型。非武装の操縦訓練型
Ar96B-2:Ar96B-1に前方固定機銃もしくはガンカメラを搭載した射撃練習型
Ar96C:操縦席床にガラス窓を持つ爆撃照準訓練型。アルグスAs410Cエンジン(480hp)搭載。ごく少数生産