フェアリ アルバコア艦上雷撃機

Fairey Albacore

英国艦隊航空隊

アルバコア
雷撃訓練中のフェアリ・アルバコア

 時代遅れになったソードフィッシュ雷撃機の 後継機として1937年に開発の始まった機体であるが、ソードフィッシュと同様の複葉機であり、密閉操 縦席や風防ワイパー、自動緊急用ボート展開装置などの贅沢な装備を搭載していたものの能力的には時代遅 れの感が否めなかった。
 それゆえソードフィッシュを押しのけてまで第一線機にはなりえず、ソードフィッシュより先に1943 年全機が退役してしまった。これはイギリス軍が米国から グラマン・アベンジャー攻撃機の供与を 受けることになったことや、後継機とされたバラクーダが 就役したためである。なお、退役後に余剰となった機体はカナダ空軍へ移管され、ノルマンディ上陸作戦で 地上支援に従事した。
 短い現役期間だったが、タラント軍港攻撃におけるイタリア戦艦 ヴィットリオ・ベネト雷撃を はじめ、北極圏での対ソ連輸送船団護衛から地中海・インド洋、北アフリカ侵攻作戦など広い戦域で活躍し、 雷撃・爆撃・機雷敷設・上陸支援などに大きな成果を上げている。

機体詳細データ(アルバコアTB.Mk1)
全長12.14m全高 4.32m
全幅15.24m翼面積57.88m2
自重3,290kg最大重量4,750kg
最高速度259km/h(高度1,370m)上昇限度6,300m
航続距離1,500km巡航速度187km/h(高度1,830m)
発動機ブリストル「トーラス」XII 空冷星形複列14気筒 1,130馬力×1基
乗員数 3名総生産機数約800機
武装7.7mm機銃×3(前方固定2、後方旋回1)、航空魚雷×1または227kg爆弾×4等
主要タイプ Albacore原型:仕様書S.41/36に基づく原型機。トーラスII(1,065hp)エンジン搭載
Albacore TB.Mk I:生産型呼称。初期型98機はトーラスII、以降トーラスXIIエンジン搭載