カーチス A−18シュライクII攻撃機

Curtiss A-18 "Shrike II"

合衆国陸軍航空隊

A-18
ライトフィールドでテストされるY1A−18

 1930年代初頭に米陸軍は双発の対地攻撃機を欲していた。ただし対地攻撃という概念が現代の ように確立されてなかったため、軍が要求したものは高速軽爆撃機に前方固定火器を増設したものに すぎなかった。
 1935年にカーチス社が要求に応えて完成させた機体YA−14は高速発揮のため細長い胴体を 持つ機体で、当時第一線の戦闘機であったボーイングP−26より も20マイル時(約32km/h)は優速だったが、非力なエンジンを搭載したため能力的には今ひとつ であった。
 エンジンを強力な物に換装しプロペラも2翅から3翅へ変更した改良型(Y1A−18と名付けら れた)が生産前機として13機発注され、1937年後半に部隊配備されたが、量産型の発注前に高 性能なダグラス・モデル7B原型(後のA−20ハボック)が 完成したため、量産発注は行われずに終わった。
 部隊に配備された生産前機はバンクスデールを基地にする第三攻撃大隊第八攻撃中隊に所属し、低 空編隊攻撃戦法を生み出したことで米陸軍航空隊表彰を受賞するなどの活躍を示したが、1940年 には第一線を退き、43年には全機飛行任務を終了した。

機体詳細データ(Y1A−18)
全長12.50m全高 3.51m
全幅18.14m翼面積48.87m2
自重4,268kg最大重量5,974kg
最高速度398km/h上昇限度7,818m
航続距離1,048km巡航速度349km/h
発動機ライト R-1820-47「サイクロン」空冷星形9気筒 850馬力×2基
乗員数 2名総生産機数 13機
武装7.62mm機銃×5(前方固定4、後方旋回1)、
600lbまでの爆弾(200lb×2を主翼爆弾倉内、200lb×1を翼下)
主要タイプ XA-14:最初の原型機(2機)
Y1A-18:生産前機型(13機)
A-18:量産型の予定呼称。量産されず