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ターボプロップ (turboprop)
 ジェットエンジンのタービンシャフトでプロペラを駆動するジェットエンジンの一種。見た目はプロペラが付いているためレシプロ機と変わらないが、ジェット排気を効率よく推進力へ転換させるため排気口が機体後方へ向かって大きく開いている場合が多い。
 ヘリコプターの機関として使用されるターボシャフト(turboshaft)も、このターボプロップと同様の形式であるが、こちらは排気の推進力への転換を行っていない。
タンデム (tandem)
 1)練習機や攻撃ヘリが持つような縦列複座操縦席のこと。
 2)メインローターを前後2基持った形式のヘリコプター=タンデム・ローター・ヘリコプターの略。大型輸送ヘリに使用される。基本的に回転トルクをうち消すため前後のローター回転方向は互いに逆方向へ回転する。



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チャフ (chaff)
 敵の捜索レーダーやミサイル誘導レーダーを欺瞞(妨害)するために空中へ散布されるアルミ箔などの電波反射物質。現代では航空機や船舶に搭載したチャフ・ディスペンサー(Chaff Dispenser:チャフ散布装置)からチャフを内蔵した散布弾を空中に投射、散布弾を破裂させることで空中の広い範囲にチャフを散布するようになっている。第二次大戦でドイツ軍レーダー網を欺瞞するため英軍がレーダー波長に合わせた長さのアルミニウム製リボンを爆撃機の爆弾倉から空中散布したのが最初の実戦投入だった。チャフは米語。英軍ではこのアルミ箔をウィンドウと呼んでいる。⇒ウィンドウ



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追撃機 (pursuit plane)
 戦場から離脱を図る敵機を追撃補足し、撃墜するための能力を持つ戦闘機。1940年代末期まで米国陸軍の戦闘機はこの追撃機に分類されていた。したがって機種記号は頭文字を取ってPとなっている(50年代以降は戦闘機(Fighter)へ変更された)。



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ティア・ドロップ (tear drop)
 日本語に直訳すれば『涙滴』。落下する水滴のような(前部が丸く、後方へ向かうにしたがって先細りとなる)形状をした潜水艦船体の事を指す。米海軍が1950年代末に建造した試験潜水艦「アルバコア」によりその推進効率や静粛性の高さや水中運動性の優秀さが証明されたため以降建造される攻撃型潜水艦のスタンダードな形状となった。
 しかし最新の攻撃型潜水艦はティア・ドロップ形状から脱却し葉巻型形状へと移り変わって行っている。
定速プロペラ (Constant Speed Propeller)
 恒速プロペラとも言う。ピッチを自動的かつ無段階に変化させることができる航空機用可変ピッチプロペラのこと。エンジンの回転数を変化させずに推進力の調整が可能なためエンジン負荷が少ない。⇒可変ピッチプロペラ
徹甲弾 (AP)
 英語ではArmoer Piecing、略してAPと呼ばれる。主に対装甲の貫徹を目的に使用される弾種で、鋼などの固い金属の塊である。小銃や比較的小口径の砲に使用されることが多い
徹甲榴弾 (APHE)
 英語ではArmoer Piecing High Explosive、略してAPHEと呼ばれる。徹甲弾の内部に炸薬を入れ、装甲貫徹後に目標内部で炸裂するようになっている。WW2での独戦車砲弾や艦船の主砲弾は基本的に徹甲榴弾である
電子戦 (Electronic Warfare)
 EWと略される。敵の電子活動(通信やレーダーなど)を探知・逆用、もしくは妨害(効果低下や無効化)し、また味方の電子活動の自由を確保するために行う作戦・戦闘行動。行動の機能によりECMやESMなどに細かく分かれる。⇒ECM、ESM
電磁パルス (Electro Magnetic Pulse)
 EMPと略される。核爆発に伴い発生するガンマ線と大気との相互干渉作用により、広範囲に渡って極めて短時間に発生する強力な電磁波のこと。この電磁波を受けると電子機器は使用不能となり通信や管制、索敵などに影響を与える。またコンピュータ制御されている近代兵器も使用不能になるため核攻撃下で活動することを前提とされた兵器は電磁パルスに対する防御が施されていることが多い。核パルス、核電磁パルスとも呼ばれる。



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特殊武器
 核兵器や生物・化学兵器を指す自衛隊での用語。自分達は持ってないけど、これら兵器に対する訓練なんかをしてると国民に動揺を与えるおそれがあるからってことでソフトな言い回しに言い換えているようだが、間抜けな感じがすることは否めない。対核・対化学・対生物兵器に対処し部隊や隊員自らを保護する行動(機能)は特殊武器防護と言う。
ドローン (drone)
 無人の無線操縦(もしくはプログラムによる自動操縦)航空機を指す。旧式な有人機を改造して製作したものから専用に設計されたものまで多種多様な機体が存在する。元々は対空攻撃訓練に使用される標的機だったが、ベトナム戦争の頃から偵察活動にも使用されるようになってきた。