航空母艦 ワスプ(初代)

Aircraft Carrier "Wasp(1)"

アメリカ海軍


USS CV7 Wasp
スペックデータ
排水量:(満)19,150t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:不明
全長:(全)225.98m
全幅:(船)24.56m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:7.01m
出力:70,000hp
武装:
38口径5inch単装砲8基(後に両用砲へ換装)、1.1inch4連装
ポンポン砲4基(後に40mmボフォース4連装機関砲へ換装)、
航空機80機前後搭載可能
最大速力:29.5kt
航続距離:15ktで7,000浬
乗員定数:2,167名 飛行甲板:225.98×30.48m、昇降機2基

同型艦名(1隻)
ワスプ(初代)

航空母艦ワスプ(初代)について
 「ヨークタウン」型正規空母 2隻の建造を開始したアメリカ海軍だったが、ワシントン海軍条約で認められていた航空母艦保有量の 枠にまだ余裕があったため、残り制限枠一杯を使った排水量の空母を建造することにし、そこで建造さ れたのが当艦である。「ヨークタウン」型よりも小型の軽空母サイズであり、能力的にも以前建造され た「レンジャー」に近いものであっ た。しかし船体のスタイルや煙突配置などは「ヨークタウン」に準ずるものとなっている。
 竣工後はカリブ海で習熟訓練の後、大西洋方面へ進出し英国艦隊と共同で北海方面の哨戒や船団護衛に 従事していたのだが、珊瑚海海戦で「レキシントン」を、ミッドウェー海戦で「ヨークタウン」を喪った 太平洋方面の空母不足を補うため1942年7月に太平洋へ回航されている。
 しかし太平洋戦線での活躍期間は短く、同年9月にガダルカナルへの船団護衛中に日本海軍潜水艦 「イ−19」雷撃を受け、 被弾時艦内では航空機へのガソリン補給中であったため、衝撃でガソリン配管が破裂、大爆発をおこし 艦は大破、放棄・自沈処分となってしまった。
 なお、ワスプの名前は後に竣工した 「エセックス」型正規空母の1隻に 引き継がれている。

航空母艦ワスプ(初代)の歴史
ワスプ(初代)[Wasp(1)](CV-7)
1936年 4月 1日ベスレヘム造船にて起工
1939年 4月 4日進水
1940年 4月25日竣工
      6月28日〜カリブ海にて習熟訓練を実施
      7月 9日艦載機の着艦事故により軽微な損傷を負う
1941年 1月末〜グアンタナモ湾を拠点に洋上哨戒や訓練任務に従事
      3月ノーフォーク海軍工廠にて機関修理・火器換装を実施。完了は同月末
      7月28日〜アイスランド上陸を支援するための航空機・兵員を英国へ輸送
      9月 6日〜トリニダード湾を中心に大西洋上の哨戒行動を実施
      9月22日〜アイスランドへ派遣
     10月 6日〜北大西洋方面の哨戒任務に従事
     12月〜ノーフォーク海軍工廠にてオーバーホールを実施。完了は翌年1月
1942年 3月〜第39機動部隊旗艦として英国へ派遣される
      4月〜英本国艦隊と共同で航空機輸送や船団護衛に従事
      5月マルタ島攻撃任務に従事
      7月中旬太平洋方面へ回航される
      8月 7日〜ガダルカナル上陸作戦を支援
      8月末〜ガダルカナル占領部隊への補給物資運搬船団の護衛任務に従事
      9月16日エスピリットサント島沖で「イ−19」潜の雷撃を受け大破
船体放棄を決定、同日夜半味方軽巡・駆逐艦の砲雷撃により自沈処分


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