サイパン型 航空母艦

"Saipan" Class Aircraft Carriers

アメリカ海軍


USS Saipan
スペックデータ
排水量:(満)18,760t ボイラー:Babcock&Wilcox罐・重油専焼×4基 燃料搭載量:不明
全長:(全)208.48m
全幅:(船)23.32m 主機:General Electric式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:8.53m
出力:120,000hp
武装:
38口径5inch単装砲4基、40mmボフォース機関砲40門
(兵装は後に全撤去された)、航空機50機搭載(輸送任務
では90機まで搭載可能)
最大速力:32.0kt
航続距離:15ktで13,000浬
乗員定数:1,600名 飛行甲板:195.6×35.13m、昇降機2基

同型艦名(2隻)
サイパン[Saipan]ライト(2代)[Wright(2)]

サイパン型航空母艦について
 正規空母の不足を解消するため、軽巡洋艦の船体を流用して軽空母 「インディペンデンス」型を 建造した米国海軍だったが、軽巡ベースの船体だったので最初から軽空母として建造された 「レンジャー」などに比べ搭載 機数が劣っていた。そこで重巡洋艦の船体をベースにした軽空母の建造が計画され、米海軍が軍縮条約明けに建造を開始した 「バルティモア」型重巡の船 体設計を流用して建造されたのが、当「サイパン」型である。
 基本的な設計は「インディペンデンス」型を踏襲しているが、船体は重巡ベースとなったため拡大し ており、また艦橋も 「コメンスメント・ベイ」型護 衛空母の拡大版に変更されている。
 対日本戦への投入を目指して1943年9月に発注されたものの、起工や建造に手間取ったこともあ って竣工は終戦後となってしまった。ネームシップである「サイパン」は米海軍初のジェット戦闘機飛 行隊を搭載して米海軍史に名を刻んでいるが、姉妹艦である「ライト」と共に航空母艦として戦場へ出 ることなく終わっている。

サイパン型航空母艦の歴史
サイパン[Saipan](CVL-48/AVT-6/AGMR-2)
1944年 7月10日ニューヨーク造船にて起工
1945年 7月 8日進水
1946年 7月14日竣工
1948年 5月米海軍初のジェット戦闘機隊を搭載する
1953年10月〜朝鮮半島沿岸で休戦監視任務に従事
1954年10月カリブ海にてハリケーン被災者の救援活動に従事
     11月〜オーバーホールを実施。完了は翌年4月
1955年 9月メキシコ湾にてハリケーン被災者の救援活動に従事
1957年10月 3日退役。予備役編入となる
1959年 5月15日航空機運搬艦(AVT-6)に類別変更
1963年〜指揮艦への改装工事を実施。完了は66年8月
1964年 9月 1日通信中継艦(AGMR-2)に類別変更
1965年 8月12日艦名を「アーリントン」[Arlington]と改称
1966年 8月27日再就役
1967年〜トンキン湾にて中継任務に従事
1969年アポロ計画の回収任務に従事。アポロ10号、11号のカプセルを回収
1970年 1月14日退役。保管船となる
1975年除籍。スクラップとして売却される
ライト(2代)[Wright(2)](CVL-49/AVT-7/CC-2)
1944年 8月21日ニューヨーク造船にて起工
1945年 9月 1日進水
1947年 2月 9日竣工
 各種訓練任務に従事
1956年 3月15日退役。予備役編入となる
1959年 5月15日航空機運搬艦(AVT-7)に類別変更
1962年〜指揮艦への改装工事を実施。完了は翌年
1963年 5月11日再就役。指揮艦(CC-2)に類別変更
1968年 5月座礁した強襲揚陸艦「ガダルカナル」を曳航しノーフォークへ帰還する
1970年 1月14日退役。保管船となる
1979年フィラデルフィア海軍工廠に係留され、現在に至る


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