サーモン型 潜水艦(新”S”型)

"Salmon" Class Submarines (New "S" Class 1st group)

アメリカ海軍 アメリカ海軍


USS Salmon
「サーモン」(1937年:USN photo)
スペックデータ
排水量(水上):1,449t排水量(水中):2,198t全長:(全)93.88m
出力(水上):5,500hp出力(水中):2,660hp全幅:7.95m
最大速力(水上):21.0kt最大速力(水中):9.0kt吃水:4.32m
航続距離(水上):10ktで10,000浬航続距離(水中):2ktで96浬乗員数:55名
燃料搭載量:重油328t(96,025ガロン)安全潜行深度:75m
主機関:Hooven-Owens-Rentschler製ディーゼル機関×4基+Elliott製電動モーター×4基、2軸推進
     (後にGeneral Motors製ディーゼル機関に換装した艦あり)
武装:
《魚雷24発搭載》21inch魚雷発射管8門(艦首4、艦尾4)
50口径3inch単装砲1基、12.7mm機関銃2基、
7.62mm機関銃2基(後に20mm機関砲2基を追加)

同型艦名(6隻)
サーモン[Salmon]シール[Seal]スキップジャック[Skipjack]
スナッパー[Snapper]スティグレイ[Stingray]スタージョン[Sturgeon]

サーモン型潜水艦について

 ”P”型により艦隊潜水艦の建造方針を固めた米国海軍は、1936年度に6隻の”S”型(第一次大戦時に建造された”S”型と区別するため、『新”S”型』と呼ばれることが多いが、米国ではネームシップの名前から「サーモン」型と呼称している)の建造を行った。
 ”P”型よりも一回り大型となり、主機や電池容量の改良により速力の向上、水中航続力の延伸などが実現しており、更には魚雷発射管の増設により攻撃力も強化されるなど艦隊潜水艦として文句ないものとなっていた。しかし重大な欠陥も存在しており、特にディーゼル吸気口の構造に問題があって危うく沈没事故となるほどの状況をたびたび引き起こしたと言われる。

 太平洋戦争において日本軍とたびたび交戦し潜水深度の不足により苦戦したと伝えられるが、それでも「スティングレイ」は計16回(第二次大戦中の米潜水艦最高記録)もの哨戒任務に従事している。


サーモン型潜水艦の歴史
サーモン[Salmon] (SS-182)
1936年 4月15日エレクトリックボート社[Electric Boat]にて起工
1937年 6月12日進水
1938年 3月15日竣工
 カリブ海、本土西海岸、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
1942年 5月26日南シナ海にて日工作艦「朝日」を撃沈
      12月〜メアーアイランド海軍工廠にてオーバーホール
1943年 4月〜戦線復帰。日本本土沖および北太平洋にて通商破壊任務に従事
1945年 9月24日退役。同年10月11日除籍、スクラップとして売却される
シール[Seal] (SS-183)
1936年 5月25日エレクトリックボート社にて起工
1937年 4月25日進水
1938年 4月30日竣工
 カリブ海、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
1942年10月〜メアーアイランド海軍工廠にてオーバーホール
1943年 4月〜戦線復帰。日本本土沖および南太平洋にて通商破壊任務に従事
       8月31日南千島列島近海にて潜水中に浸水事故。浮上後応急修理を実施
1944年 3月〜メアーアイランド海軍工廠にてオーバーホール
       9月〜戦線復帰。日本本土沖および北太平洋にて通商破壊任務に従事
       9月18日択捉島南方にて日駆「波風」を雷撃、損傷を負わせる
1945年 6月〜潜水艦学校にて訓練任務に従事
      11月15日退役。予備役艦となる
1947年 6月19日〜予備役訓練の練習艦として使用される
1956年 5月 1日除籍。スクラップとして売却される
スキップジャック[Skipjack] (SS-184)
1936年 7月22日エレクトリックボート社にて起工
1937年10月23日進水
1938年 6月30日竣工
 カリブ海、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
1944年 1月25日ポナペ島付近にて日駆「涼風」を撃沈
1945年〜潜水艦学校の練習艦として使用される
1946年 8月28日退役
1948年 9月13日除籍。同年8月11日カリフォルニア沖にて実艦標的に使用され沈没
スナッパー[Snapper] (SS-185)
1936年 7月23日ポーツマス海軍工廠[Portsmouth Naval Shipyard]にて起工
1937年 8月24日進水
      12月16日竣工
 パナマ近海、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
1943年 9月 2日トラック島近海にて日海防艦「六連」を撃沈
1944年10月 1日中部太平洋にて日敷設艇「網代」を撃沈
1945年11月17日退役。予備役艦となる
1948年 4月30日除籍。スクラップとして売却される
スティグレイ[Stingray] (SS-186)
1936年10月 1日ポーツマス海軍工廠にて起工
1937年10月 6日進水
1938年 3月15日竣工
 パナマ近海、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
 計16回の哨戒任務に従事(WW2米潜水艦の最多記録)
1945年10月17日退役
1946年 7月 3日除籍。スクラップとして売却される
スタージョン[Sturgeon] (SS-187)
1936年10月27日メアーアイランド海軍工廠[Mare Island Naval Shipyard]にて起工
1938年 3月15日進水
       6月25日竣工
 パナマ近海、太平洋にて任務に従事
1941年12月〜太平洋戦争開戦。東南アジア方面にて任務に従事
1944年 1月16日日向灘にて日駆「涼月」を雷撃、損傷を負わせる
1945年〜潜水艦学校の練習艦として使用される
      11月15日退役。予備役艦となる
1948年 3月30日除籍。スクラップとして売却される


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