潜水艦 ドルフィン

Submarine "Dolphin"

アメリカ海軍 アメリカ海軍


USS Dolphin
「ドルフィン」(竣工直後か?)
スペックデータ
排水量(水上):1,560t排水量(水中):2,215t全長:(全)97.26m
出力(水上):3,500hp出力(水中):1,750hp全幅:8.51m
最大速力(水上):17.0kt最大速力(水中):8.0kt吃水:3.99m
航続距離(水上):10knで18,780浬航続距離(水中):5ktで50浬乗員数:57名
燃料搭載量:重油351t(103,018ガロン)安全潜行深度:75m
主機関:BuEng製(MAN式)ディーゼル機関×4基(主機1,750hp×2、補機450hp×2)+Electro-Dynamic製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷18発搭載》21inch魚雷発射管6門(艦首4、艦尾2)、
50口径4inch単装砲1基、7.62mm機関銃4基

同型艦名(1隻)
ドルフィン[Dolphin]

潜水艦ドルフィンについて

 1930年度計画で建造された航洋型潜水艦。大型の”V”型(「バラクーダ」型「アルゴノート」「ノーファル」型の総称)潜水艦を建造した米国海軍だったが、大型でありながら効率の良いディーゼル機関を搭載できず機動力に乏しかった航洋型潜水艦の計画を見直すことにし、軍縮条約の制限もあって船体を小型化したモデルのプロトタイプとして当艦が建造された。

 船体サイズはこれまでの”V”型の約半分となったが、燃料を船体外(サドルタンク)に搭載して艦内スペースを作り搭載魚雷数を極力減らさないようにするなどの工夫が盛り込まれている。機関は「ノーファル」型などと同じMAN式ディーゼルであるが、計画速力である17ノットを達成しており、船体小型化に一応の成果があったと言えよう。ただし構造軽量化のため船体強度に問題があり、大戦中は作戦行動から帰還するたびにオーバーホールが必要になったほか潜水中に油漏れを起こす欠陥もあった。強度の問題は潜水深度にも現れており、「アルゴノート」以降の”V”型が90m(300フィート)程度の潜水限度を持っていたのに対し、当艦は75m(250フィート)と性能低下している(さらに修理が相次いだ大戦中期以降は40m(130フィート)以上に潜行してはならないという制限が加えられている)。

 対日戦では太平洋全域で哨戒任務に従事したが、1943年には前線を退き真珠湾にて訓練任務に従事するようになった。翌44年にはパナマ経由で本土東海岸へ移動しコネチカット州ニューロンドンで引き続き訓練任務に従事したが、終戦直後の45年10月に退役した。


潜水艦ドルフィンの歴史
ドルフィン[Dolphin] (SF-10/SC-3/SS-169)
1930年 6月14日ポーツマス海軍工廠[Portsmouth Naval Shipyard]にて起工。
計画当初艦名「V−7」、艦番号SF-10。起工時艦番号SC-3
1932年 3月 6日進水
       6月 1日「ドルフィン」の名で竣工。艦番号SS-169
 太平洋及びアラスカ近海にて任務に従事
1941年12月〜マーシャル諸島や北太平洋にて哨戒任務に従事
1943年〜ハワイ真珠湾にて訓練任務に従事
1944年 3月〜ニューロンドンへ移動。潜水艦学校の練習艦となる
1945年10月12日退役。同月24日除籍、スクラップとして売却される


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