ルソン型 砲艦

"Luzon" Class (River)Gunboat

アメリカ海軍 他 アメリカ海軍 日本海軍


USS Luzon
USS Mindanao
(上段)砲艦「ルソン」/(下段)砲艦「ミンダナオ」(どちらも1928年頃)
スペックデータ(1930年ごろ)
排水量:(常)560t ボイラー:Thornycroft罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:不明
全長:(全)64.24m
全幅:9.47m 主機:三段膨張式レシプロ機関×2基、2軸推進
吃水:1.70m
出力:3,150hp
武装:
50口径7.6cm単装砲2基
(1940年頃に7.7mm軽機関銃10基を追加搭載)
最大速力:16.0kt
航続距離:不明
乗員定数:70名

同型艦名(2隻)
ルソン [Luzon]ミンダナオ [Mindanao] 

ルソン型砲艦について

 アメリカ海軍が中国大陸で使用するため1925年の計画で建造した6隻の河川用砲艦のうち、船体サイズが最も大型の艦。搭載機関の出力も強化されたため最高速度も向上しているが、搭載される砲は他と同じ3インチ砲2基であった(なお、第二次大戦開戦後に7.7ミリ口径のルイス軽機関銃が10丁追加されている)。

 竣工後は中国長江沿岸でアメリカ権益の保護などに従事し、対日戦勃発前にフィリピンへ脱出した。対日戦ではフィリピン周辺で日本軍と交戦しているが、「ルソン」はコレヒドール要塞が降伏した翌日に捕獲をおそれ自沈(その後日本軍に捕獲され、日本海軍砲艦「唐津」となった)。「ミンダナオ」も敵弾による損傷後に自沈している。


ルソン型砲艦の歴史
ルソン [Luzon](PG-47 → PR-7)
1926年11月20日上海の江南造船所[Jiangnan Dock and Engineering Works]にて起工(艦番PG-47)
1927年 9月12日進水
1928年 6月 1日竣工
       6月15日艦種類別を河川用砲艦とし、艦番をPR-7へ変更
1930年代アメリカ権益および自国民保護のため揚子江周辺で活動
1941年11月〜フィリピンへ向け脱出
      12月〜対日戦開戦後は、マニラ湾警備に従事
1942年 4月〜コレヒドール島沿岸にて地上要塞の支援に従事
       5月 6日コレヒドール要塞降伏の翌日に自沈
以降の経歴については、日本海軍砲艦「唐津」の項を参照
ミンダナオ [Mindanao](PG-48 → PR-8)
1926年11月20日上海の江南造船所にて起工(艦番PG-48)
1927年 9月28日進水
1928年 6月15日艦種類別を河川用砲艦とし、艦番をPR-8へ変更
       7月10日竣工
1930年代アメリカ権益および自国民保護のため揚子江周辺で活動
1941年11月〜フィリピンへ向け脱出
      12月〜対日戦開戦後は、マニラ湾警備に従事
1942年 4月〜バターンの敵砲兵への砲撃に従事
       4月10日ヒューズ要塞(カバロ島)支援中に船内火災により損傷を負う
       5月 2日敵機の攻撃により機関損傷。行動不能となり自沈
       5月 8日除籍


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