ニュー・ヨーク型 戦艦

"New York" Class BattleShips

アメリカ海軍


USS BB-35 Texus(改装前1919年)
スペックデータ(竣工時)
排水量:(満)28,500t ボイラー:Babcock&Wilcox罐・石炭重油混焼×14基 燃料搭載量:重油  267t
       石炭1,900t
全長:(全)174.65m
全幅:29.63m 主機:直立型往復動蒸気機械×6基、2軸推進
吃水:7.92m
出力:27,100hp
武装:
45口径14inch連装砲5基、51口径5inch単装砲16基
最大速力:21.3kt
航続距離:12ktで9,605浬
乗員定数:1,052名
スペックデータ(最終改装後)
排水量:(満)31,000t ボイラー:BureauExpress罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:重油7,410t
全長:(全)174.65m
全幅:32.3m 主機:直立型往復動蒸気機械×6基、2軸推進
吃水:7.92m
出力:28,100hp
武装:
45口径14inch連装砲5基、51口径5inch単装砲6基、
50口径3inch単装砲10基、56口径40mmボフォース4連装
機関砲10基
最大速力:19.72kt
航続距離:10ktで15,400浬
乗員定数:1,314名

同型艦名(2隻)
ニュー・ヨーク[New York]テキサス[Texus] 

ニュー・ヨーク型戦艦について
 第一次大戦前に英国で建造された画期的戦艦「ドレッドノート」[Dreadnought]を上回る性能を持つ戦艦とし て建造された艦。1910年度に建造が承認され米国海軍初の14インチ砲搭載艦として設計されたのだが、既 に英国では13.5インチ砲を搭載する「オライオン」[Orion]型戦艦や「キング・ジョージV世」[King George V] 型(WW2で活躍した 同名艦とは違う)戦艦などが多数建造 開始されており、当艦の竣工前に日本海軍も14インチ砲を搭載した 巡洋戦艦「金剛」を竣工させたため、 当艦は出遅れた感が否めないものとなっている。
 建造に際して機関を旧来のレシプロとするかタービンとするかで議論を呼んだが、搭載予定だったタービン 機関が不調だったためレシプロ機関搭載となっている。このため20ノット前後の速力しか発揮できない低速 戦艦となってしまった。
 第一次大戦ではグランド・フリートに所属し北海方面で活躍。戦後1920年代になって改装を実施、米国 戦艦として最初の三脚檣を搭載した艦となった(米国戦艦の特徴である籠マストは軽量かつ被弾に強いとされ ていたが、1918年荒天下における戦艦「ミシガン」[Michigan]のマスト倒壊事故により、その安全性が疑 問視されるようになり1920年代以降順次改修されるようになっている)。このときボイラーも新式の重油 専用罐に変更されたのだが、機関自体はレシプロのままだったため性能は向上しなかった。
 第二次大戦では低い速度性能から船団護衛など地味な任務に就くことが多かったが、1942年の北アフリ カや1944年のノルマンディー、同年後半の硫黄島など各種上陸作戦の支援艦としても活躍している。
 「テキサス」は記念艦として現在もテキサス州ヒューストン近くのサン・ジャシントに展示されている。

ニュー・ヨーク型戦艦の歴史
ニュー・ヨーク[New York](BB-34)
1911年 9月11日ニューヨーク海軍工廠にて起工
1912年10月30日進水
1914年 4月15日竣工
1917年〜グランド・フリート旗艦として第一次大戦に参加
1919年〜太平洋艦隊に所属
1925年近代化改修工事を実施。完了は1927年
1930年代中頃大西洋艦隊に所属
1937年〜練習戦艦として使用される
1939年〜第二次大戦に参加。船団護衛などに従事
1942年11月北アフリカへの上陸作戦を支援
1943年〜船団護衛や訓練任務に従事
1945年初頭太平洋戦線へ移動。2月には硫黄島上陸作戦を支援
      4月14日沖縄近海において日本軍の特攻機により小破
1946年 7月ビキニ環礁において標的艦として原爆実験に使用される
      8月29日残留放射能が高く、再使用に耐えられなかったため除籍
1948年 7月 8日真珠湾沖にて、艦砲射撃および航空攻撃の標的艦として使用され沈没
テキサス[Texus](BB-35)
1911年 4月17日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1912年 5月18日進水
1914年 3月12日竣工
1917年〜グランド・フリートに所属し第一次大戦へ参加
1919年〜太平洋艦隊に所属
1925年近代化改修工事を実施。完了は1927年
1931年〜練習艦隊旗艦として訓練任務に従事
1936年〜大西洋艦隊に所属
1939年〜第二次大戦に参加。船団護衛などに従事
1942年11月北アフリカへの上陸作戦を支援
1943年〜船団護衛や訓練任務に従事
1944年 6月 6日ノルマンディー上陸作戦を支援
      6月25日シェルブール砲撃に参加
1945年初頭太平洋戦線へ移動。2月には硫黄島上陸作戦を支援
1946年 2月予備役に編入
1948年 4月21日除籍
      4月30日記念艦として寄贈される


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2003,08,09