ニュー・メキシコ型 戦艦

"New Mexico" Class BattleShips

アメリカ海軍


USS BB-40 New Mexico(改装後)
(左からBB-42"Idaho"、BB-40"New Mexico"、BB-41"Mississippi")
スペックデータ(竣工時)
排水量:(満)33,000t ボイラー:Babcock&Wilcox罐・重油専焼×9基 燃料搭載量:不明
全長:(全)190.38m
全幅:29.66m 主機:Westinghouse式電気駆動タービン×2基、4軸推進(New Mexico)
   もしくはWestinghouse式ギヤードタービン×2基、4軸推進
吃水:10.36m
出力:32,000hp
武装:
50口径14inch3連装砲4基、51口径5inch単装砲22基、
50口径3inch単装砲4基、21inch魚雷発射管2門
最大速力:21.5kt
航続距離:12ktで6,400浬
乗員定数:1,084名
スペックデータ(改装後)
排水量:(満)40,181t ボイラー:White Forster罐・重油専焼×4基(New Mexico)
   もしくはBureau Express罐・重油専焼×6基
燃料搭載量:不明
全長:(全)190.38m
全幅:32.46m 主機:Westinghouse式ギヤードタービン×2基、4軸推進
吃水:10.36m
出力:44,000hp
武装:
50口径14inch3連装砲4基、51口径5inch単装砲12基、
25口径5inch単装砲8基、50口径3inch単装砲4基(Idahoのみ)、
56口径40mm4連装ボフォース機関砲10基(Mississippiは13基)
最大速力:22.5kt
航続距離:18ktで12,750浬
乗員定数:1,930名

同型艦名(3隻)
ニュー・メキシコ[New Mexico]ミシシッピ[Mississippi]アイダホ[Idaho]

ニュー・メキシコ型戦艦について
 「ネヴァダ」型戦艦の設計を 改良して建造された戦艦。「ペンシルヴァニア」型で 採用された全3連装砲塔も踏襲されている。これまでの戦艦と最も大きな外見の相違は艦首部分で、これまでの 戦艦が衝角(ラム)戦を意識して水線下が突き出た艦首形状をしていたものを、水線上部の方が張り出したクリ ッパー型に改められている。またネームシップである「ニュー・メキシコ」は電気推進式タービンを搭載した珍し い戦艦となっている(後に通常のギヤードタービンへ換装された)。
 当初2隻の建造計画だったのだが、旧式戦艦(先代の「ミシシッピ」と「アイダホ」)をギリシアに売 却した利益を充当することで1隻を建造計画に追加し、計3隻の建造となっている。
 第一次大戦後に就役したため現役当初は平和な時代を過ごした当艦だったが、1930年代に大改修を受けた 後、第二次大戦が勃発し3隻とも大西洋方面で作戦活動に従事した。しかし1941年12月に対日戦が始まる と真珠湾での被害による戦艦不足から3隻とも太平洋艦隊へ編入され、終戦まで太平洋での上陸作戦支援任務に 投入されている。
 戦後は他の戦艦同様に順次退役していったが、「ミシシッピ」のみは実験艦(AG-128)として各種新型兵装の 実用化試験に従事し1956年まで現役であった。

ニュー・メキシコ型戦艦の歴史
ニュー・メキシコ[New Mexico](BB-40)
1915年10月14日ニューヨーク海軍工廠にて起工
1917年 4月24日進水
1918年 5月20日竣工
1919年初頭ベルサイユ平和会議に出席するウィルソン大統領の警備艦として欧州へ派遣
1919年末〜太平洋艦隊旗艦となる
1931年 3月〜近代化改修工事に着手。完了は1933年1月
1941年 5月第二次大戦勃発により大西洋方面へ派遣される
1942年前半太平洋方面の戦艦不足を補うため、太平洋艦隊に編入
1943年 5月アッツ島上陸作戦を支援
      8月キスカ島上陸作戦を支援
     11月〜ギルバート諸島・マーシャル諸島攻略作戦に参加
1944年 3月〜サイパン、テニアン、グアム攻略作戦に参加
      6月修理のため本土へ回航。戦線復帰は同年7月
      8月〜ミンドロ、ルソン攻略作戦に参加
1945年 1月 6日リンガエン湾において日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
      3月〜沖縄上陸作戦を支援
      5月12日沖縄沖において日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
1946年 7月19日除籍。翌年10月にスクラップとして売却される
ミシシッピ[Mississippi](BB-41)
1915年 4月15日ニューポートニューズ造船にて起工
1917年 1月25日進水
1917年12月18日竣工
1924年 6月24日カリブ海で砲撃演習中に事故、殉職者48名を出す
1931年 1月30日〜近代化改修工事に着手。完了は1932年8月
1934年10月〜太平洋艦隊に所属
1941年 6月第二次大戦勃発により大西洋方面へ派遣される
1942年前半太平洋方面の戦艦不足を補うため、太平洋艦隊に編入
1943年 8月キスカ島上陸作戦を支援
     11月29日ギルバート諸島攻略作戦に参加中、砲塔爆発事故により損傷
1944年 2月修理の後クェゼリン攻略作戦に参加
     10月24日スリガオ海峡海戦に参加
1945年 1月 9日リンガエン湾において日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
      3月〜沖縄上陸作戦を支援
      6月 5日沖縄沖において日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
      9月 2日日本降伏調印のため東京湾へ随行艦として入港
1946年 2月15日砲術試験艦(AG-128)に類別変更
     11月〜搭載兵装の換装工事を実施、完了は翌年7月
1956年 9月17日除籍。同年11月スクラップとして売却される
アイダホ[Idaho](BB-42)
1915年 1月20日ニューヨーク造船にて起工
1917年 6月30日進水
1919年 3月24日竣工
1933年 9月30日〜近代化改修工事に着手。完了は1934年10月
1941年 5月第二次大戦勃発により大西洋方面へ派遣される
1942年前半太平洋方面の戦艦不足を補うため、太平洋艦隊に編入
1943年 5月アッツ島上陸作戦を支援
      8月キスカ島上陸作戦を支援
     11月〜各島嶼攻略作戦の支援任務に従事
1944年10月22日〜オーバーホールを実施。完了は翌年1月
1945年 2月硫黄島攻略作戦を支援
      3月〜沖縄上陸作戦を支援
      4月12日沖縄沖において日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
      9月 2日日本降伏調印のため東京湾へ随行艦として入港
1946年 7月 3日除籍。翌年11月スクラップとして売却される


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2003,08,10