ミッドウェイ型 航空母艦

"Midway" Class Aircraft Carriers

アメリカ海軍


USS Midway
スペックデータ(竣工時(設計値))
排水量:(満)59,000t ボイラー:Foster Wheeler罐・重油専焼×12基 燃料搭載量:不明
全長:(全)284.07m
全幅:(船)34.44m 主機:Westinghouse製蒸気タービン×4基、4軸推進
吃水:9.75m
出力:212,000hp
武装:
54口径5inch単装砲18基(後の改修時に全撤去)、40mm
ボフォース機関砲42門(後に20mm連装機関砲へ換装)、
航空機137機搭載可能(WW2時の機体の場合)
最大速力:32.0kt
航続距離:15ktで8,000浬
乗員定数:3,583名 飛行甲板:292.85×41.45m、昇降機3基

同型艦名(3隻+計画中止3隻)
ミッドウェイ[Midway]フランクリン・D・ルーズベルト[Franklin D.Roosvelt]
コーラル・シー[Coral Sea]未命名艦3隻は計画中止

ミッドウェイ型航空母艦について
 対日本戦緒戦の艦隊航空戦において、自軍の正規空母が敵機の攻撃に脆弱であることに気が付いた米 海軍では、英国空母なみの防御力を持ち、かつ搭載航空機を増大させた大型空母の建造を計画した。
 設計された大型空母は、排水量こそ日本海軍が戦艦 「大和」型を改造して 建造した超大型空母 「信濃」に及ばないもの の全長や甲板面積は上回っており、搭載機数もこれまでに無い(もともと搭載機数の多い米国空母とし て考えても)数と言えるものであった。船体設計は 「エセックス」型の拡大改良版で あるが、舷側エレベーター配置や煙突と一体化した艦橋などは踏襲されているものの、「エセックス」型 では甲板上に配置されていた5インチ砲は舷側に移され、飛行甲板を広く使えるように工夫されている。 艦があまりに大型となったため、米海軍では新たに大型空母(艦種記号CVB)という艦種を設定したほどで あった。
 1943年秋から建造が開始され、対日本戦投入を目指して急ピッチで建造が進められたが、ネーム シップである「ミッドウェイ」が完成したのは終戦後の1945年9月のことで、全艦とも第二次大戦 には参加できず、朝鮮戦争が初陣となっている。
 アングルド・デッキ化や蒸気カタパルトの換装、ジェット機運用改修などの改装を受け、長い間現役 として活躍していたが、姉妹艦のうち最後まで現役だった(横須賀を母港とし日本人にもなじみ深い) 「ミッドウェイ」も1992年に退役(97年に廃棄)してしまっている。

ミッドウェイ型航空母艦の歴史
ミッドウェイ[Midway](CV-41/CVB-41/CVA-41)
1943年10月27日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1945年 3月20日進水
 完成直前に大型航空母艦(CVB-41)へ類別変更
      9月10日竣工
1946年 9月 6日甲板上から独V-2ロケットの発射実験を実施(Operation Sandy)
1947年〜第6艦隊に所属し、大西洋で行動する
1952年10月 1日攻撃航空母艦(CVA-41)へ類別変更
1955年 5月〜アングルドデッキ化、ジェット機対応改修を実施(SCB-110改修)。完了は'57年9月
1958年〜第7艦隊に所属し、太平洋で行動する
1965年 4月〜ベトナム戦争に参加
1966年 2月〜飛行甲板延長、蒸気カタパルト換装改修を実施(SCB-101改修)。完了は'70年1月
1970年 4月29日〜南ベトナム撤退作戦(Operation Frequent Wind)に参加
1975年 6月30日汎用航空母艦(CV-41)へ類別変更
1979年11月〜イラン米大使館占拠事件を受け、アラビア海へ展開する
1986年 1月〜オーバーホールを実施。CIWSなどを追加した
1990年〜湾岸戦争に参加
1992年 4月11日退役。保管船となる
1997年 3月17日除籍。サンディエゴにて記念艦として展示される
フランクリン・D・ルーズベルト[Franklin D.Roosvelt](CV-42/CVB-42/CVA-42)
1943年12月 1日ニューヨーク海軍工廠にて空母「コーラル・シー」として起工
1945年 4月29日進水
      5月 8日艦名を「フランクリン・D・ルーズベルト」に改名
 完成直前に大型航空母艦(CVB-42)へ類別変更
     10月27日竣工
1947年〜第6艦隊に所属し、大西洋で行動する
1952年10月 1日攻撃航空母艦(CVA-42)へ類別変更
1954年 4月〜アングルドデッキ化、ジェット機対応改修を実施(SCB-110改修)。完了は'56年4月
1965年 4月〜ベトナム戦争に参加
1968年11月〜オーバーホールを実施
1975年 6月30日汎用航空母艦(CV-42)へ類別変更
1977年10月 1日除籍。翌年4月スクラップとして売却される
コーラル・シー[Coral Sea](CV-43/CVB-43/CVA-43)
1944年 7月10日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1946年 4月 2日進水
 完成直前に大型航空母艦(CVB-43)へ類別変更
1947年10月 1日竣工
1948年〜第6艦隊に所属し、大西洋で行動する
1952年10月 1日攻撃航空母艦(CVA-43)へ類別変更
1957年 3月〜アングルドデッキ化、ジェット機対応改修を実施(SCB-110A改修)。完了は'60年1月
1965年 3月26日〜ベトナム戦争に参加(米海軍艦載機による北ベトナム攻撃の開始)
1972年 5月〜北ベトナム港湾の機雷封鎖作戦に従事(Operation Pocket Money)
1975年 5月12日〜カンボジア軍による商船「マヤグエス」拿捕(マヤグエス号事件)を受け、
カンボジア近海へ展開
      6月30日汎用航空母艦(CV-43)へ類別変更
1980年 2月〜イラン米大使館占拠事件を受け、アラビア海へ展開する
1986年 3月24日リビア空襲に参加
      4月15日再度のリビア空襲に参加
1989年11月冷戦終結により非活性化処理が実施される
1991年 4月30日除籍。93年スクラップとして売却されるが、船体の一部は現在もボルチモアに残る
未命名艦[Unnamed](CV-44/CV-56/CV-57)
CV−441943年1月11日に計画中止となる
CV−561945年3月28日に計画中止となる
CV−571945年3月28日に計画中止となる


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