航空母艦 ラングレー(初代)

Aircraft Carrier "Langley(1)"

アメリカ海軍 アメリカ海軍


USS Langley

USS AV3 Langley(水上機母艦時代)
「ラングレー」(上段:1922年/下段:1937年(どちらもPhoto from US Naval Historical Center))
スペックデータ(航空母艦へ改装時点)
排水量:(満)15,200t ボイラー:Yarrow罐・石炭重油混焼×3基 燃料搭載量:不明
全長:(全)158.50m
全幅:(船)19.94m 主機:Parsons式電気駆動タービン×2基、2軸推進
吃水:5.18m
出力:7,000hp
武装:
51口径5inch単装砲4基、
航空機35機搭載(旧式複葉機の場合)
(水上機母艦改修後は水上機16機)
最大速力:15.5kt
航続距離:不明
乗員定数:約600名 飛行甲板:165.2×19.94m、昇降機1基

同型艦名(1隻)
ラングレー(初代)[Langley(1)] 

航空母艦ラングレーについて
 アメリカ海軍は1910年に巡洋艦「バーミンガム」[Birmingham]の前甲板に設置した滑走台から陸上用降着装置を備えた航空機の発艦実験に成功しており、世界で最初に艦船からの陸上機運用に先鞭を付けた海軍であった。そこで次に全通甲板を備えた航空機運用艦の実験をするため、給炭艦「ジュピター」を全通甲板を持った艦に改造することにし、1920年から改造工事に着手した(その際に艦名を「ラングレー」と改称した)。
 既に日本海軍(「鳳翔」)や英国海軍(「ハーミス」)では新造の航空母艦を建造していたが、まだ航空 母艦自体が有効かどうか判らない時代だったため、アメリカ海軍はまず輸送艦改造の実験艦的なものとして航空母艦を建造することにしたのだが、元々の船体の上に開放式の格納庫を設置し、その上を飛行甲板で蓋をしただけの簡単な改造で、給炭艦時代の石炭庫の一部はエレベーターや航空機用ガソリンタンクへ改造されている。
 当艦でアメリカ海軍は航空母艦運用の基本を研究しており、アメリカ空母の特徴である航空機の露天係止なども当艦で徹底的に研究されている。
 第二次大戦前の1937年に飛行甲板の前部3分の1を撤去して水上機母艦へ改造されていたため、第二次大戦では空母として活躍できなかったが、太平洋戦線において航空機の輸送任務に従事した。しかし、1942年2月27日、ジャワ島への輸送任務中に日本海軍陸上攻撃機の攻撃を受け大破し、後に味方駆逐艦の手によって自沈処分されてしまった。

航空母艦ラングレーの歴史
ラングレー[Langley](CV-1/AV-3)
1911年10月18日メアーアイランド造船所にて給炭艦「ジュピター」[Jupiter]として起工
1912年 8月24日進水
1913年 4月 7日竣工
 第一次大戦に際して大西洋方面で後方輸送任務に従事
1920年 3月24日航空母艦への改造工事に着手。艦名を「ラングレー」と改称
1922年 3月20日改造工事完了
     10月26日G・C・シュバリエ少佐が初めての着艦に成功
     11月18日ホワイティング中佐が初めての発艦に成功
1923年 1月〜カリブ海において空母運用の各種実験を実施
      6月ワシントンにて航空機発着艦を公開
1924年〜各種演習や実験・研究に参加
1937年 2月26日水上機母艦への改装工事完了
1939年 2月〜大西洋艦隊に所属
      9月〜太平洋艦隊へ移管。航空機輸送任務に従事
1941年12月〜第二次大戦に参加
1942年 2月27日航空機輸送任務中に日本海軍陸上攻撃機の攻撃を受け大破
同日、味方駆逐艦の砲雷撃により自沈処分される


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