エセックス型 航空母艦

"Essex" Class Aircraft Carriers

アメリカ海軍


USS Yorktown(2)
空母「ヨークタウン(2代)」(1944年)

下記写真はイーグルモス社発行「隔週刊 世界の軍艦コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
イントレピッド
第38号(2014.07.08)
空母「イントレピッド」1943年

スペックデータ(【 】内は船体延長型(後期型)のデータ)
排水量:(満)34,550t ボイラー:Babcock&Wilcox罐・重油専焼×8基 燃料搭載量:重油6330t
全長:(全)266.09m
    【(全)270.66m】
全幅:(船)28.35m 主機:メーカー不詳蒸気タービン×4基、4軸推進
吃水:8.84m
出力:150,000hp
武装:
38口径5inch連装砲4基、同単装砲8基、40mmボフォース機関砲
最大80門搭載可能(70門前後が普通であった)、
航空機100機程度搭載可能
最大速力:33.0kt
航続距離:15ktで20,000浬
乗員定数:2,900名 飛行甲板:266.09【270.66】×28.96m、昇降機3基

同型艦名(24隻+計画中止8隻)
(通常船体型:10隻)
エセックス
[Essex]
ヨークタウン(2代)
[Yorktown(2)]
イントレピッド
[Intrepid]
ホーネット(2代)
[Hornet(2)]
フランクリン
[Franklin]
レキシントン(2代)
[Lexington(2)]
バンカー・ヒル
[Bunker Hill]
ワスプ(2代)
[Wasp(2)]
ベニントン
[Bennington]
ボンノム・リチャード
[Bon Homme Richard]
  
(船体延長型:14隻)
タイコンデロガ
[Ticonderoga]
ランドルフ
[Randolph]
ハンコック
[Hancock]
ボクサー
[Boxer]
レイテ
[Leyte]
キアサージ
[Kearsage]
オリスカニー
[Oriskany]
アンティタム
[Antietam]
プリンストン(2代)
[Princeton(2)]
シャングリラ
[Shangri-La]
レイク・シャンプレーン
[Lake Champlain]
タラワ
[Tarawa]
ヴァレー・フォージ
[Valley Forge]
フィリピン・シー
[Phillipine Sea]
 
(キャンセル:8隻)
リプリサル
[Reprisal]
イオージマ
[Iwo Jima]
他未命名6隻

エセックス型航空母艦について
 第二次大戦勃発により、空母戦力の増強が急務となった米海軍が32隻もの大量建艦を計画した正規空母。基本設計は「ヨークタウン(初代)」型の拡大版であるが、初の舷側エレベータ採用や各部へ装甲を施すなど新機軸も盛り込まれている。
 ネームシップである「エセックス」は1942年末に竣工し、無傷の空母が居なくなった太平洋戦線へただちに投入された。以降次々に竣工した姉妹艦も戦線へ投入され、太平洋戦線での力関係は一気にアメリカ側へ傾くこととなった。
 大量の建造が計画されたが終戦までに完成したのは17隻だけで、7隻は戦後に完成、残りは建造がキャンセルされている。大戦中に完成した17隻も全艦終戦まで生き残り、戦後完成した艦とともにジェット機対応や寿命延長、アングルドデッキ化などの改修を受け、朝鮮戦争やベトナム戦争にも一部の艦が参戦している。1980年代までに全艦が退役したが、幾つかの艦は記念艦として現在も公開されている。

注意!「このページは同型艦が多いため年表を2ページに分けております。
このページの一番下に2ページ目へのリンクを貼ってあります。」
表内の略称について:改修工事のプロジェクト名と工事の内容は以下のとおりです。
 SCB27A = ジェット機運用のための各部強化、兵装改修、電子装備換装工事
 SCB27C = 蒸気カタパルトへの換装工事
 SCB125 = アングルドデッキ化・エンクローズドバウへの改修工事
 FRAM II = 寿命延長改修工事
エセックス型航空母艦の歴史
エセックス[Essex](CV-9/CVA-9/CVS-9)
1941年 4月28日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1942年 7月31日進水
     12月31日竣工
1943年 3月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1944年11月25日レイテ湾にて日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
1947年 1月 9日退役。保管船となる
1948年 9月〜SCB27Aを実施。1951年2月に工事完了後、再就役
1951年〜TF77旗艦として朝鮮戦争に参加
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-9)
1955年 7月〜SCB125を実施。完了は1956年1月
1960年 3月 8日対潜空母へ類別変更(CVS-9)
1962年 3月〜FRAM IIを実施。完了は同年9月
     10月ソビエトによるキューバへのIRBM持ち込みを阻止するためキューバ沖へ展開する
(キューバ危機)
1969年 6月30日退役。保管船となる
1973年 6月 1日除籍。後にスクラップとして解体処分される
ヨークタウン(2代)[Yorktown(2)](CV-10/CVA-10/CVS-10)
1941年12月 1日ニューポート・ニューズ造船にて空母「ボンノム・リチャード」として起工
 建造中に艦名を「ヨークタウン」と改名
1943年 1月21日進水
      4月15日竣工
      7月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 1月 9日退役。保管船となる
1951年 5月〜SCB27Aを実施。1953年1月に工事完了後、再就役
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-10)
1953年 9月〜TF77に所属し、朝鮮戦争に参加
1955年 3月〜SCB125を実施。完了は同年10月
1957年 9月 1日対潜空母へ類別変更(CVS-10)
1968年〜TF77に所属し、ベトナム戦争に参加
1970年 6月27日退役。保管船となる
1973年 6月 1日除籍。後にサウスカロライナ州チャールストンにて記念艦として公開
イントレピッド[Intrepid](CV-11/CVA-11/CVS-11)
1941年12月 1日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1943年 4月26日進水
      8月16日竣工
1944年 1月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
      2月17日日本軍機の雷撃を受け中破
1947年 3月22日退役。保管船となる
1949年 4月〜SCB27Cを実施。1954年6月に工事完了後、再就役
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-11)
1956年 9月〜SCB125を実施。完了は翌年5月
1961年 6月〜ドミニカの内戦に介入するため、ドミニカ沖へ展開する
1962年 3月31日対潜空母へ類別変更(CVS-11)
1965年 3月〜FRAM IIを実施。完了は同年11月
1966年〜第7艦隊に所属し、ベトナム戦争に参加
1974年 3月15日退役。保管船となる
1982年 2月23日除籍。後にニューヨーク州ニューヨークにて記念艦として公開
ホーネット(2代)[Hornet(2)](CV-12/CVA-12/CVS-12)
1942年 8月 3日ニューポート・ニューズ造船にて空母「キアサージ」として起工
 建造中に艦名を「ホーネット」と改名
1943年 8月30日進水
     11月29日竣工
1944年 2月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 1月15日退役。保管船となる
1951年 5月〜SCB27Aを実施。1953年10月に工事完了後、再就役
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-12)
1956年 1月〜SCB125を実施。完了は翌年8月
1962年 6月25日対潜空母へ類別変更(CVS-12)
1964年 6月〜FRAM IIを実施。完了は翌年2月
1967年〜第7艦隊に所属し、ベトナム戦争に参加
1969年 4月〜北朝鮮による米海軍EC-121M撃墜事件を受けて、日本海へ展開する
1970年 6月26日退役。保管船となる
1989年 7月25日除籍。後にカリフォルニア州アラメダにて記念艦として公開
フランクリン[Franklin](CV-13/CVA-13/CVS-13/AVT-8)
1942年12月 7日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1943年10月14日進水
1944年 1月31日竣工
      7月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 2月17日退役。保管船となる
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-13)
1953年 8月 8日対潜空母へ類別変更(CVS-13)
1959年 5月12日航空機着艦練習特務艦へ類別変更(AVT-8)
1964年10月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
レキシントン(2代)[Lexington(2)](CV-16/CVA-16/CVS-16/CVT-16/AVT-16)
1941年 7月15日ベスレヘム造船にて空母「カボット」として起工
 建造中に艦名を「レキシントン」と改名
1942年 9月26日進水
1943年 2月17日竣工
      夏〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1944年11月 5日レイテ湾にて日本軍特攻機の攻撃を受け損傷
1947年 4月23日退役。保管船となる
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-16)
1953年 9月〜SCB27C/SCB125を実施。1955年9月に工事完了後、再就役
1962年10月 1日対潜空母へ類別変更(CVS-16)
1969年 1月 1日練習空母へ類別変更(CVT-16)
1978年 7月航空機着艦練習特務艦へ類別変更(AVT-16)
1991年11月26日除籍。テキサス州コープス・クリスティにて記念艦として公開
バンカー・ヒル[Bunker Hill](CV-17/CVA-17/CVS-17/AVT-9)
1941年 9月15日ベスレヘム造船にて起工
1942年12月 7日進水
1943年 5月24日竣工
     11月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 1月15日退役。保管船となる
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-17)
1953年 8月 8日対潜空母へ類別変更(CVS-17)
1959年航空機着艦練習特務艦へ類別変更(AVT-9)
1963年11月除籍。後にスクラップとして売却される
ワスプ(2代)[Wasp(2)](CV-18/CVA-18/CVS-18)
1942年 3月18日ベスレヘム造船にて空母「オリスカニー」として起工
 建造中に艦名を「ワスプ」と改名
1943年 8月17日進水
     11月24日竣工
1944年 4月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 2月17日退役。保管船となる
1948年 9月〜SCB27Aを実施。1951年9月に工事完了後、再就役
1952年 4月26日ジブラルタルにて駆逐艦「ホブソン」と衝突事故、中破
     10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-18)
1955年 3月〜SCB125を実施。完了は翌年1月
1956年11月 1日対潜空母へ類別変更(CVS-18)
1967年 1月〜FRAM IIを実施。完了は同年3月
1972年 7月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
ベニントン[Bennington](CV-20/CVA-20/CVS-20)
1942年12月15日ニューヨーク海軍工廠にて起工
1944年 2月26日進水
      8月 6日竣工
1945年 1月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1946年11月 8日退役。保管船となる
1950年11月〜SCB27Aを実施。翌年11月に工事完了後、再就役
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-20)
1954年 6月〜SCB125を実施。完了は翌年4月
1959年 6月30日対潜空母へ類別変更(CVS-20)
1962年 9月〜FRAM IIを実施。完了は翌年5月
1970年 1月15日退役。保管船となる
1989年 9月20日除籍。後にスクラップとして売却される
ボンノム・リチャード[Bon Homme Richard](CV-31/CVA-31)
1943年 2月 1日ニューヨーク海軍工廠にて起工
1944年 4月29日進水
     11月26日竣工
1945年 4月〜太平洋戦線にて作戦行動に従事
1947年 1月 8日退役。保管船となる
1951年 1月15日再就役。TF77に所属し、朝鮮戦争に参加
1952年 5月〜SCB27C/SCB125を実施。1955年11月に工事完了
1952年10月 1日攻撃空母へ類別変更(CVA-31)
1971年 7月 2日退役。保管船となる
1989年 9月20日除籍。後にスクラップとして売却される

年表の2ページ目を見る

検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2014,06,21(FirstUp 2003,10,13)