ウィックス(初代)型 駆逐艦

"Wickes(1)" Class Destroyers

アメリカ海軍 他 アメリカ海軍 イギリス海軍 カナダ海軍 ソビエト海軍 ノルウェー海軍


USS DD76 Philip
スペックデータ
排水量:(基)1,154t ボイラー:Normand罐・重油専焼×4基もしくは
    White Foster罐・重油専焼×4基(DD-142〜156)
燃料搭載量:重油225t
全長:(全)95.83m
全幅:9.65m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.00m
出力:24,200hp
武装:
50口径4inch単装砲4基、1pdr単装高角砲2基もしくは23口径
3inch単装高角砲1基、21inch魚雷3連装発射管4基、爆雷搭載数
不明(投下軌条2)
最大速力:35.0kt
航続距離:20ktで2,850浬
乗員定数:103〜114名

同型艦名(38隻)
ウィックス(初代)
[Wickes(1)]
フィリップ(初代)
[Philip(1)]
ウルジー(初代)
[Woolsey(1)]
エヴァンズ(初代)
[Evans(1)]
フェアファクス
[Fairfax]
テイラー(初代)
[Taylor(1)]
ラスバーン
[Rathburne]
タルボット
[Talbot]
ウォーターズ
[Waters]
デント
[Dent]
ドーシー
[Dorsey]
リー
[Lea]
ブキャナン(初代)
[Buchanan(1)]
アーロン・ワード(初代)
[Aaron Ward(1)]
ヘイル(初代)
[Hale(1)]
クラウニンシールド
[Crowninshield]
ティルマン(初代)
[Tilman(1)]
ボッグス
[Boggs]
キルティ
[Kilty]
ケニソン
[Kennison]
ウォード
[Ward]
クラクストン(初代)
[Claxton(1)]
ハミルトン
[Hamilton]
ターベル
[Tarbell]
ヤーネル(初代)
[Yarnall(1)]
アップシュール
[Upshur]
グリーア
[Greer]
エリオット
[Elliot]
ローパー
[Roper]
ブレッキンリッジ
[Breckinridge]
バーニー
[Barney]
ブレークレイ
[Blakeley]
ビドル
[Biddle]
デュ・ポン
[Du Pont]
バーナドゥ
[Bernadou]
エリス
[Ellis]
コール
[Cole]
J・フレッド・タルボット
[J.Fred Talbott]
 

ウィックス(初代)型駆逐艦について
 1916年8月議会でジョセフ・ダニエルズ[Josephus Daniels]海軍長官が提唱した海軍増強計画『ダニエルズ・プラン』(同計画により巡洋戦艦「レキシントン」型や偵察巡洋艦「オマハ」型なども建造された)が承認されたことを受けて建造が開始された駆逐艦。
 第一次大戦のための急造駆逐艦で「コールドウェル」型と搭載兵装に変化はなかったが、上記巡洋戦艦や巡洋艦と行動を共にするため更なる高速化を図られている。また大戦中の建造ということで(個々の艦でまちまちではあるが)建造スピードはかなり速く、当クラスの1艦である「ウォード」などは起工から進水までたった15日という記録を持っている。
 第一次大戦では船団護衛や対潜任務などに従事、1921年に衝突沈没した「ウルジー」以外の艦は第二次大戦でも対潜・掃海など様々な任務に従事しており、一部艦は駆逐艦不足だった英国へ貸与されている。また英国からカナダやノルウェー、ソビエトなどへ再度貸与されたものもある。
 全部で111隻が建造されたモデルとして、資料によっては全艦をまとめて「ウィックス」型としているものもあるが、当サイトでは搭載機関などにより複数のグループに分けて掲載しているのでご注意願いたい。

注意!「この型は同型艦が多いため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号
 BIW = バス鉄工所 [Bath Iron Works]
 MINY = メアー・アイランド工廠 [Mare Island Navy Yard]
 CSB = クランプ社 [William Cramp & Sons Shipbuilding Company]
 CNY = チャールストン工廠 [Charleston Navy Yard]
国名略称
 イギリス海軍 = イギリス、カナダ海軍 = カナダ、ソビエト海軍 = ソビエト、ノルウェー海軍 = ノルウェー
類別変更略号(略号に続く数字は艦番号)
 AG = 雑役艦へ類別変更、APD = 高速輸送艦へ類別変更、DMS = 掃海駆逐艦へ類別変更、
 DD = 駆逐艦へ(再度)類別変更
ウィックス(初代)型駆逐艦の歴史
艦番艦名造船所起工進水竣工経歴など
75ウィックス(初代)
[Wickes(1)]
BIW'17.06.26'18.06.25'18.07.31'22.05.15退役、'30.04.26再就役、
'37.04.06退役、'39.09.30再就役、
'40.10.23イギリス海軍「モントゴメリー」
[Montgomery]、'41.01.08米除籍、
'42.02.22伊潜「マルチェロ」を撃
沈、'42年末カナダ海軍へ貸与、
'44.02.23退役、'45年除籍解体
76フィリップ(初代)
[Philip(1)]
BIW'17.09.01'18.07.25'18.08.24'22.05.29退役、'30.02.25再就役、
'37.04.02退役、'39.09.30再就役、
'40.10.23イギリス海軍「ランカスター」
[Lancaster]、'45.07退役、'47年
除籍解体
77ウルジー(初代)
[Woolsey(1)]
BIW'17.11.01'18.09.17'18.09.30'21.02.26パナマ近海にて商船
「スティール・インヴェンター」
[Steel Inventor]と衝突沈没
78エヴァンズ(初代)
[Evans(1)]
BIW'17.12.28'18.10.30'18.11.11'22.05.29退役、'30.04.01再就役、
'37.03.31退役、'39.09.30再就役
'40.10.23イギリス海軍「マンスフィールド」
[Mansfield]、'40.12ノルウェー海軍へ貸与、
'42.03カナダ海軍へ貸与、'44.06.22退
役、'45年解体
93フェアファクス
[Fairfax]
MINY'17.07.10'17.12.15'18.04.06'22.06.19退役、'30.05.01再就役
'40.11.26イギリス海軍「リッチモンド」
[Richmond]、'42年末カナダ海軍へ貸
与、'43.08退役、予備役艦、
'44.07.16ソビエト海軍「ジブチ」[Живучий]、
'49年解体
94テイラー(初代)
[Taylor(1)]
MINY'17.10.15'17.12.27'18.06.01'22.06.21退役、'30.05.01再就役、
'38.09.23退役、'38.12.06除籍、
'40.07閉塞船となる、'42.09米駆
「ブレークレイ」修理のため艦首
部を切除移植、'45.08解体
113ラスバーン
[Rathburne]
CSB'17.07.12'17.12.27'18.06.24'23.02.12退役、'30.02.08再就役
'44.05.20APD-25、'45.07.20DD-
113、'45.11.28除籍、翌年解体
114タルボット
[Talbot]
CSB'17.07.12'18.02.20'18.07.20'23.03.31退役、'30.05.31再就役、
'42.10.31APD-7、'45.07.16DD-
114、'45.10.24除籍、翌年解体
115ウォーターズ
[Waters]
CSB'17.07.26'18.03.03'18.08.18'22.08.08退役、'30.06.04再就役、
'42.12.08APD-8、'45.08.02DD-
115、'45.10.24除籍、翌年解体
116デント
[Dent]
CSB'17.08.30'18.03.23'18.09.09'2206.07退役、'30.05.15再就役、
'43.03.07APD-9、'45.12.04退役、
'46.01.03除籍、'46.06解体
117ドーシー
[Dorsey]
CSB'17.09.18'18.04.09'18.09.16'23.03.09退役、'30.03.01再就役、
'40.11.19DMS-1、'45.03.27沖縄
沖にて特攻機により損傷、
'45.10.09沖縄沖にて台風により
大破座礁、'46.01.11実艦標的と
して使用され破棄
118リー
[Lea]
CSB'17.09.18'18.04.29'18.10.02'30.05.01退役、'30.05.01再就役、
'37.04.07退役、'39.09.30再就役、
'43.12.31ニューヨーク沖にて商
船と衝突損傷、'45.08.13除籍、
同年解体
131ブキャナン(初代)
[Buchanan(1)]
BIW'18.06.29'19.01.02'19.01.20'22.06.07退役、'30.04.10再就役、
'37.04.09退役、'39.09.30再就役、
'40.09.09イギリス海軍「キャンベルタウ
ン」[Campbeltown]、'42.03.28
仏サン・ナゼールの閉塞船と
して自爆自沈する、'47年解体
132アーロン・ワード(初代)
[Aaron Ward(1)]
BIW'18.08.01'19.04.10'19.04.21'22.06.17退役、'30.05.24再就役、
'37.04.01退役、'39.09.30再就役、
'40.09.09イギリス海軍「キャッスルトン」
[Castleton]、'47年解体
133ヘイル(初代)
[Hale(1)]
BIW'18.10.07'19.05.29'19.07.12'22.06.22退役、'30.05.01再就役、
'37.04.09退役、'39.09.30再就役、
'40.09.09イギリス海軍「コールドウェル」
[Caldwell]、'42年カナダ海軍へ貸与、
'43.12退役、'44年解体
134クラウニンシールド
[Crowninshield]
BIW'18.11.05'19.07.24'19.08.06'22.07.07退役、'30.05.12再就役、
'37.04.08退役、'39.09.30再就役、
'40.09.09イギリス海軍「チェルシー」
[Chelsea]、'42.11カナダ海軍へ貸与、
'44年退役、'44.07.16ソビエト海軍「デル
スキー」[Дерзкий]、'49年解体
135ティルマン(初代)
[Tilman(1)]
CNY'18.07.29'19.07.07'21.04.30'22.07.03退役、'30.05.01再就役、
'39.06.15退役、'40.08.24再就役、
'40.11.26イギリス海軍「ウェルズ」
[Wells]、'45.07退役、同年解体
136ボッグス
[Boggs]
MINY'17.11.15'18.04.25'18.09.23'22.06.29退役、'31.09.05再就役
AG-19、'40年後半DMS-3、
'45.06.05AG-19、'46.03.20退役、
'46.04.12除籍、同年解体
137キルティ
[Kilty]
MINY'17.12.15'18.04.25'18.12.17'22.06.05退役、'39.12.18再就役、
'43.01.02APD-15、'45.07.20
DD-137、'45.11.02退役、
'45.11.16除籍、'46年解体
138ケニソン
[Kennison]
MINY'18.02.14'18.06.08'19.04.02'22.06.22退役、'39.12.18再就役、
'44.10AG-83、'45.11.21退役、
'45.12.05除籍、'46年解体
139ウォード
[Ward]
MINY'18.05.15'18.06.01'18.07.24'21.07.21退役、'41.01再就役、
'43.02.06APD-16、'44.12.07レイ
テ沖にて日軍特攻機の攻撃を
受け沈没
140クラクストン(初代)
[Claxton(1)]
MINY'18.04.25'19.01.15'19.09.15'22.06.18退役、'30.01.22再就役、
'40.12.05イギリス海軍「ソールズベリー」
[Salisbury]、'41.01.08米除籍、
'42.09カナダ海軍へ貸与、'43.12.11退
役、'44年解体
141ハミルトン
[Hamilton]
MINY'18.06.08'19.01.15'19.11.07'22.07.20退役、'30.01.20再就役、
'41.10.17DMS-18、'45.05.06AG-
111、'45.10.16退役、'45.11.01除
籍、'46年解体
142ターベル
[Tarbell]
CSB'17.12.31'18.05.28'18.11.27'22.06.08退役、'30.05.29再就役、
'36年退役、'39.09再就役、
'45.07.20退役、'45.08.13除籍、
同年解体
143ヤーネル(初代)
[Yarnall(1)]
CSB'18.02.12'18.06.19'18.11.29'22.05.29退役、'30.04.19再就役、
'36.12.30退役、'39年.10.04就役、
'40.10.23イギリス海軍「リンカーン」
[Lincoln]、'42.02ノルウェー海軍へ貸与、
'42.07カナダ海軍へ貸与、'44.08.26
ソビエト海軍「ドルジー」[Дружный]、
'52年解体
144アップシュール
[Upshur]
CSB'18.02.19'18.07.04'18.12.23'22.05.15退役、'30.06.02再就役、
'36.12.22退役、'39.10.04再就役、
'45.06.03AG-103、'45.11.02退役、
'45.11.11除籍、'47年解体
145グリーア
[Greer]
CSB'18.02.24'18.08.01'18.12.31'22.06.22退役、'30.03.31再就役、
'37.01.13退役、'39.10.04再就役、
'45.07.19退役、'45.08.13除籍、
同年解体
146エリオット
[Elliot]
CSB'18.02.23'18.07.04'19.01.25'22年退役、'30年再就役、
'40年DMS-4、'45年AG-104、
'45.10.25除籍、'46年スクラップ
147ローパー
[Roper]
CSB'18.03.19'18.08.17'19.02.15'22.12.24退役、'30.03.18再就役、
'43.10.20APD-20、'45.09.15退
役、'45.10.11除籍、'46年解体
148ブレッキンリッジ
[Breckinridge]
CSB'18.03.11'18.08.17'19.02.27'22.06.30退役、'30.05再就役、
'36.05退役、'39.09再就役、
'45.06.30AG-112、'45.11.30退
役、'45.12.19除籍、'46年解体
149バーニー
[Barney]
CSB'18.03.26'18.09.05'19.03.14'22.06.30退役、'30.05.01再就役、
'36.11退役、'39.10.04再就役、
'45.06.30AG-113、'45.11.30退
役、'45.12.19除籍、'46年解体
150ブレークレイ
[Blakeley]
CSB'18.03.26'18.09.19'19.05.08'22.06.29退役、'32年再就役、
'37年退役、'39.10.16再就役、
'42.05.25カリブ海にて独潜
「U-156」の攻撃を受け損傷
'45.07.21退役、'45.08.13除籍、
同年解体
151ビドル
[Biddle]
CSB'18.04.22'18.10.03'19.04.22'22.06.20退役、'39.10.16再就役、
'45.06.30AG-114、'45.10.05退
役、'45.10.24除籍、'46年解体
152デュ・ポン
[Du Pont]
CSB'18.05.02'18.10.22'19.04.30'22.04.19退役、'30.05.01再就役、
'37.01.14退役、'39.10.16再就役、
'44.09.25AG-80、'46.05.02退役、
'46.06.05除籍、'47年解体
153バーナドゥ
[Bernadou]
CSB'18.06.04'18.11.07'19.05.19'22.07.01退役、'30.05.01再就役、
'36.10退役、'39.10再就役、
'45.07.17退役、'45.08.13除籍、
同年解体
154エリス
[Ellis]
CSB'18.07.08'18.11.30'19.06.07'22.06.17退役、'30.05.01再就役、
'36.12.16退役、'39.10.16再就役、
'45.06.30AG-115、'45.10.31退役、
'45.11.16除籍、'47年解体
155コール
[Cole]
CSB'18.06.25'19.01.11'19.06.19'22.07.10退役、'30.05.01再就役、
'37.01.07退役、'39.10.16再就役、
'45.06.30AG-116、'45.11.01退役、
'45.11.16除籍、'47年解体
156J・フレッド・タルボット
[J.Fred Talbott]
CSB'18.07.08'18.12.14'19.06.30'23.01.18退役、'30.05.01再就役、
'44.09.25AG-81、'45.05.21退役、
'46.06.19除籍、同年解体


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