サマーズ(2代)型 駆逐艦

"Somers(2)" Class Destroyers

アメリカ海軍 アメリカ海軍


USS DD381 Somers
スペックデータ
排水量:(基)1,850t ボイラー:Babcock & Wilcox罐・重油専焼×4基 燃料搭載量:重油619t
全長:(全)116.13m
全幅:11.25m 主機:General Electric式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.78m
出力:52,000hp
武装:
38口径5inch連装両用砲4基、1.1inch4連装機関砲2基、12.7mm
単装機銃2基、21inch魚雷4連装発射管3基、爆雷14個搭載(投下軌条2)
※就役後に復原性能改善のため発射管などを一部撤去している。また大戦
中に対空兵装を40mmおよび20mm機関砲へ換装している
最大速力:37.5kt
航続距離:15ktで7,000浬
乗員定数:235名

同型艦名(5隻)
サマーズ(2代)[Somers(2)]ウォリントン(初代)[Warrington(1)]サンプソン[Sampson]
デイビス[Davis]ジュエット[Jouett] 

サマーズ(2代)型駆逐艦について
 1934年度および35年度計画で建造された駆逐艦。33年度計画で建造された「ポーター」型に続く嚮導型駆逐艦として設計されているため、基準排水量はロンドン条約の制限枠一杯となっている。
 同時期に建造された艦隊型駆逐艦である「グリッドレイ」型と同様の単煙突となっており、また4連装魚雷発射管3基を艦中心線上に搭載するなど上部構造物の配置に余裕が見られる。主砲も連装化された5inch砲塔を4基と艦隊型駆逐艦の倍近い砲門数を持つようになっている。機関も高温高圧罐を採用したことにより5万馬力を超える最大出力発揮が可能となっており、最高速度は37ノットを超える。
 ロンドン条約締結後の艦隊型駆逐艦が復原性能の悪さに苦労しているため、当クラスでは上部構造の高さを抑えたり、射撃管制装置を1基に減じるなどの工夫がされているが、主砲塔は逆に全砲塔とも全周装甲化されるなど矛盾する点も見受けられる。このためトップヘビー傾向は改善されておらず、竣工後に魚雷発射管を1基減じたり後部甲板室の撤去が行われているが、それでも姉妹艦の1隻である「ウォリントン」が荒天で喪われるという事故をおこしている。

サマーズ(2代)型駆逐艦の歴史
サマーズ(2代)[Somers(2)] (DD-381)
1935年 6月27日フェデラル造船にて起工
1937年 3月13日進水
     12月 1日竣工
 メキシコ湾、大西洋にて任務に従事
1939年 9月〜第二次大戦勃発のため南大西洋にて中立パトロールに従事
1941年12月〜米国参戦のため戦争状態へ突入
1942年11月21日哨戒任務中独商船「アンネリーゼ・エスベルガー」[Anneliese Essberger]を撃沈
1943年 1月カサブランカ会議に出席するルーズベルト大統領の警護任務に従事
1943年 2月〜大西洋にて哨戒任務や対潜任務に従事
1944年 1月 2日哨戒任務中独商船「ヴェスターラント」[Westerland]を撃沈
      6月〜ノルマンディー、南仏への上陸作戦を支援
      8月15日ポートクロ島への上陸作戦支援中、独駆潜艇「Uj-6081」(旧伊コルベット「カモッショ」
および独哨戒艇「SG21」(旧仏通報艦「アミラル・セネス」[Amiral Sénès])と交戦、これ
を撃沈する(ポートクロ海戦)
1945年 5月〜欧州戦線の戦闘終結のため米本土へ帰還。東海岸の哨戒任務に従事
     10月13日退役。47年1月28日除籍。同年スクラップとして売却される
ウォリントン(初代)[Warrington(1)] (DD-383)
1935年10月10日フェデラル造船にて起工
1937年 5月15日進水
1938年 2月 9日竣工
 メキシコ湾、大西洋にて任務に従事
1940年 4月〜大西洋にて中立パトロールに従事
1941年12月〜米国参戦のため戦争状態へ突入
1942年 1月〜太平洋戦線へ転戦。南アメリカ近海で哨戒任務などに従事
1943年 6月〜南太平洋へ進出。警護任務に従事
1944年〜フンボルト湾の警護やビアク攻略を支援
      8月オーバーホールのためノーフォークへ帰投する
      9月13日習熟訓練中、バハマ沖にて暴風雨に巻き込まれ転覆沈没。9月23日除籍
サンプソン[Sampson] (DD-394)
1936年 4月 8日バス鉄工所にて起工
1938年 4月16日進水
      8月19日竣工
 カリブ海、太平洋にて任務に従事
1941年 9月〜北大西洋にて警護任務に従事
     12月〜米国参戦のため戦争状態へ突入
1942年〜南アメリカ沿岸にて哨戒任務に従事
1943年 5月〜南太平洋へ転戦。警護任務に従事
1944年〜フィリピン、エミラウ、ビアク攻略を支援
1945年〜太平洋横断船団の護衛任務に従事
     11月 8日退役(11月1日説あり)。同月28日除籍。46年スクラップとして売却される
デイビス[Davis] (DD-395)
1936年 7月28日バス鉄工所にて起工
1938年 7月30日進水
     11月 9日竣工
1939年 9月〜第二次大戦勃発のため北大西洋や本土西海岸にて中立パトロールに従事
1941年12月〜米国参戦のため戦争状態へ突入
1942年〜南アメリカ沿岸や大西洋にて警護任務に従事
1945年 6月欧州戦線の戦闘終結のため米本土へ帰還
     10月19日退役。同年11月1日除籍。47年スクラップとして売却される
ジュエット[Jouett] (DD-396)
1936年 3月26日バス鉄工所にて起工
1938年 9月24日進水
1939年 1月25日竣工
      9月〜第二次大戦勃発のため本土西海岸や太平洋にて中立パトロールに従事
1941年 5月〜カリブ海へ移動。対潜任務などに従事
     12月〜米国参戦のため戦争状態へ突入。南大西洋にて哨戒任務に従事
1943年 1月カサブランカ会議に出席するヴァルガス大統領(ブラジル)の警護任務に従事
      5月17日ブラジル沖にて独潜「U-128」を撃沈(他艦と共同)
1944年 1月 1日ブラジル沖にて独貨物船「リオ・グランデ」[Rio Grande]を拿捕
乗員待避後に自沈させる(共同)
      1月 5日フロリダ沖にて独貨物船「ブルゲンラント」[Burgenlund]を撃沈(共同)
      6月〜ノルマンディー、南フランス上陸を支援
     10月〜地中海にて機雷除去作業を支援
1945年11月 1日退役。同月28日除籍。46年スクラップとして売却される


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