ランバートン(ウィックス−ランバートン)型 駆逐艦

"Lamberton"("Wickes-Lamberton") Class Destroyers

アメリカ海軍 他 アメリカ海軍 イギリス海軍 カナダ海軍 ソビエト海軍


USS DD182 Thomas
スペックデータ
排水量:(基)1,154t ボイラー:Thornycroft罐・重油専焼×4基 燃料搭載量:重油225t
全長:(全)96.16m
全幅:9.44m 主機:Curtiss式直結タービン×2基、2軸推進
吃水:3.00m
出力:24,000hp
武装:
50口径4inch単装砲4基、1pdr単装高角砲もしくは23口径
3inch単装高角砲1基、21inch魚雷3連装発射管4基、爆雷
搭載数不明(投下軌条2)
最大速力:35.0kt
航続距離:20ktで2,850浬
乗員定数:103〜112名

同型艦名(11隻)
ランバートン
[Lamberton]
ラドフォード(初代)
[Radford(1)]
モントゴメリー
[Montgomery]
ブリース
[Breese]
ガンブル
[Gamble]
ラムゼイ
[Ramsay]
ホープウェル(初代)
[Hopewell(1)]
トーマス(初代)
[Thomas(1)]
ハラデン(初代)
[Haraden(1)]
アボット(初代)
[Abbot(1)]
バグレイ(初代)
[Bagley(1)]
 

ランバートン(ウィックス−ランバートン)型駆逐艦について
 全部で111隻が建造された「ウィックス」型駆逐艦のうち、主機にカーチス式の直結タービンを搭載したモデル。グループ中で最も艦番号が若い「ランバートン」の艦名から「ランバートン」型や「ウィックス−ランバートン」型などと呼称される。
 当クラスの建造はニューポート・ニューズ造船1社のみで行われているが、搭載兵装やスペックは他の「ウィックス」型と変化無い。
 「ウィックス」型などと同様に第一次大戦後に一時退役しているが、1930年代に標的艦として使用された「ラドフォード」を除く姉妹艦達は後に再就役し、第二次大戦では敷設駆逐艦や掃海駆逐艦などとして作戦に参加したり英国へ貸与されたりしている。

ランバートン(ウィックス−ランバートン)型駆逐艦の歴史
ランバートン[Lamberton] (DD-119→AG-21→DMS-2→AG-21)
1917年10月 1日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 3月30日進水
      8月22日竣工
1919年〜本土西海岸にて戦術研究・訓練などの任務に従事
1922年 6月30日退役。予備役艦となる
1930年11月15日再就役。訓練任務に従事
1932年 4月16日雑役艦(AG-21)へ類別変更。訓練標的曳航などの任務に従事
1940年11月19日掃海駆逐艦(DMS-2)へ類別変更
1941年 9月〜真珠湾へ転属し、ハワイ沿岸にて標的曳航や哨戒任務に従事
     12月〜対日戦勃発。ハワイ近海の哨戒任務に従事
1942年 7月〜アラスカ沿岸へ転戦。北太平洋で船団護衛や哨戒任務に従事
1943年 5月〜アッツ島攻略などを支援
1944年〜ハワイへ戻り、標的曳航などの支援任務に従事
1946年 6月 5日雑役艦(AG-21)へ類別変更
     12月13日除籍。47年5月スクラップとして売却される
ラドフォード(初代)[Radford(1)] (DD-120→AG-22→DD-120)
1917年10月 2日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 4月 5日進水
      9月30日竣工
     10月〜船団護衛任務に従事。終戦後はカリブ海で任務に従事
1922年 7月 9日退役。予備役艦となる
1932年 4月16日雑役艦(AG-22)へ類別変更。無人標的艦への改造を予定(実施されず)
      6月27日駆逐艦(DD-120)へ類別変更
1936年 5月19日除籍。同年8月実艦標的として使用され沈没
モントゴメリー[Montgomery] (DD-121→DM-17)
1917年10月 2日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 3月23日進水
      7月26日竣工
1919年〜対潜哨戒任務などに従事
1922年 6月 6日退役。予備役艦となる
1931年 1月 5日敷設駆逐艦(DM-17)へ類別変更。同年8月20日再就役
1937年12月 7日退役。予備役艦となる
1939年 9月25日再就役。40年12月3日真珠湾へ転属となる
1941年12月〜対日戦勃発。ハワイ近海にて哨戒任務に従事
1942年 4月〜南太平洋方面の島嶼(フィジー、ソロモン等)攻略戦を支援
1943年 8月26日?(8月24日深夜説あり)
ガダルカナル近海で敷設駆逐艦「プレブル」と衝突事故をおこし損傷
     12月〜修理完了し戦線復帰。船団護衛や哨戒任務に従事
1944年10月17日カロリン諸島で触雷大破。応急修理後サンフランシスコへ回航される
1945年 4月28日修理は実施されず除籍。46年スクラップとして売却
ブリース[Breese] (DD-122→DM-18)
1917年11月10日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 5月11日進水
     10月23日竣工
1919年〜船団護衛などに従事
1922年 6月17日退役。予備役艦となる
1931年 1月 5日敷設駆逐艦(DM-18)に類別変更。同年7月1日再就役
1937年11月12日退役。予備役艦となる
1939年 9月25日再就役。40年12月10日真珠湾へ転属となる
1941年12月〜対日戦勃発。太平洋の島嶼(ソロモン、レイテ、硫黄島、沖縄等)攻略作戦を支援
1946年 1月15日退役。同年2月7日除籍。46年スクラップとして売却される
ガンブル[Gamble] (DD-123→DM-15)
1917年11月12日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 5月11日進水
     11月29日竣工
1919年〜訓練任務などに従事
1922年 6月17日退役。予備役艦となる
1930年 5月24日再就役。同年6月13日敷設駆逐艦(DM-15)へ類別変更
1937年12月22日退役。予備役艦となる
1939年 9月25日再就役。41年4月真珠湾へ転属となる
1941年12月〜対日戦勃発。太平洋にて哨戒任務や機雷敷設任務に従事
1942年 8月29日インディスペンサブル海峡にて日潜水艦「イ−123」を撃沈
1945年 2月17日硫黄島沖にて日軍機の攻撃を受け中破
      6月 1日修理は実施されず除籍。同年7月16日グアム沖にて自沈処分となる
ラムゼイ[Ramsay] (DD-124→DM-16→AG-98)
1917年12月21日ニューポート・ニューズ造船にて起工
1918年 6月 8日進水
1919年 2月15日竣工
      4月〜訓練任務に従事
1922年 6月30日退役。予備役艦となる
1930年 6月 2日再就役。同年6月13日敷設駆逐艦(DM-16)へ類別変更
1937年12月14日退役。予備役艦となる
1939年 9月25日再就役。40年12月10日真珠湾へ転属となる
1941年12月〜対日戦勃発。太平洋にて哨戒任務や機雷敷設任務に従事
1944年10月〜潜水艦訓練部隊に編入され、訓練支援任務に従事
1945年 6月 5日雑役艦(AG-98)へ類別変更
     10月19日退役。11月13日除籍。46年スクラップとして売却
ホープウェル(初代)[Hopewell(1)] (DD-181→I17)
1918年 1月19日ニューポート・ニューズ造船にて起工
      6月 8日進水
1919年 3月22日竣工
      5月〜訓練任務に従事
1922年 7月17日退役。予備役艦となる
1940年 6月17日再就役。英国へ供与のためハリファクスへ回航される
      9月23日米海軍を退役。英海軍籍へ編入され艦名を「バス」[Bath] (I17)と改名
1941年 1月 8日米海軍籍除籍。
同年4月以降亡命ノルウェー海軍兵が乗り込み英海軍指揮下で作戦に従事
      8月19日北大西洋にて独潜水艦「U−204」の雷撃を受け沈没
トーマス(初代)[Thomas(1)] (DD-182→I15)
1918年 3月23日ニューポート・ニューズ造船にて起工
      7月 4日進水
1919年 4月25日竣工
      7月〜訓練任務に従事
1922年 6月30日退役。予備役艦となる
1940年 6月17日再就役。英国へ供与のためハリファクスへ回航される
      9月23日米海軍を退役。
英海軍籍へ編入され艦名を「セント・オールバンズ」[St.Albans](I15)と改名
1941年 1月 8日米海軍籍除籍。船団護衛などに従事
      4月14日亡命ノルウェー海軍へ貸与(艦名変更なし)
同日英掃海艦「アルベリック」[Alberic]と衝突、損傷のため行動は修理完了後となる
      8月 3日地中海にて独潜水艦「U−401」を撃沈(他艦と共同)
1942年 5月 2日自由ポーランド軍潜水艦「ジャストラブ」を敵艦と誤認し撃沈(他艦と共同)
1943年 1月〜航空機の爆撃訓練用標的艦として使用される
1944年 5月 4日英国海軍へ返還される
      7月16日ソビエトへ貸与され、艦名を「ドストイニィ」[Достойный (Dostoinyi)]と改名
1949年 2月28日英国へ返還され、同年4月スクラップとして解体処分される
ハラデン(初代)[Haraden(1)] (DD-183→I49)
1918年 3月30日ニューポート・ニューズ造船にて起工
      7月 4日進水
1919年 6月 7日竣工
      7月末〜休戦監視任務に従事
1922年 7月17日退役。予備役艦となる
1939年12月 4日再就役。哨戒任務や訓練任務に従事
1940年 9月24日米海軍を退役。カナダ海軍へ供与され艦名を「コロンビア」[Columbia](I49)と改名
1941年 1月 8日米海軍籍除籍。船団護衛などに従事
1944年 2月25日ニューファンドランド島にて座礁損傷
応急修理の後はノヴァ・スコシアにて物資保管船として係留される
1945年 8月スクラップとして解体処分される
アボット(初代)[Abbot(1)] (DD-184→I21)
1918年 4月 5日ニューポート・ニューズ造船にて起工
      7月 4日進水
1919年 6月19日竣工
1922年 7月 5日退役。予備役艦となる
1940年 6月17日再就役。英国へ供与のためハリファクスへ回航される
      9月23日米海軍を退役。
英海軍籍へ編入され艦名を「チャールズタウン」[Charlestown](I21)と改名
1941年 1月 8日米海軍籍除籍。機雷敷設や船団護衛などに従事
1944年12月貨客船「フロリゼル」[Florizell]と衝突事故をおこし損傷
1945年 1月15日退役。グレーンジマス港にて修理されず放置となる
1947年スクラップとして解体処分される
バグレイ(初代)[Bagley(1)] (DD-185→I12)
1918年 5月11日ニューポート・ニューズ造船にて起工
     10月19日進水
1919年 8月27日竣工
      9月〜訓練任務に従事
1922年 7月12日退役。予備役艦となる
1932年 4月25日米沿岸警備隊へ貸与される(34年4月20日返還)
1935年 5月31日艦名を新造艦へ譲り、無名艦(通常は艦番のみで呼ばれる)となる
1939年12月22日艦名を「ドラン」[Doran]と改名
1940年 6月17日再就役。英国へ供与のためハリファクスへ回航される
      9月23日米海軍を退役。
英海軍籍へ編入され艦名を「セント・メアリーズ」[St.Mary's](I12)と改名
1941年 1月 8日米海軍籍除籍。機雷敷設や船団護衛などに従事
1944年 2月退役。45年スクラップとして解体処分される


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