グリッドレイ(2代)型 駆逐艦

"Gridley(2)" Class Destroyers

アメリカ海軍 


USS 380 Ggridley
スペックデータ
排水量:(基)1,500t ボイラー:Bethlehem-Yarrow罐・重油専焼×4基(DD-380,382)
 もしくはBabcock & Wilcox罐・重油専焼×4基(DD-400,401)
燃料搭載量:重油562t
全長:(全)104.06m
全幅:10.36m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:5.18m
出力:44,000hp
(DD-400,401は46,000hp)
武装:
38口径5inch単装両用砲4基、12.7mm単装機銃4基、21inch
魚雷4連装発射管4基、爆雷14個搭載(投下軌条2)
※大戦中に対空兵装の強化が行われている
最大速力:37.0kt
航続距離:12ktで6,500浬
乗員定数:158名

同型艦名(4隻)
グリッドレイ(2代)[Gridley(2)]クレイブン(2代)[Craven(2)]
マッコール[McCall]モーリー(2代)[Maury(2)]

グリッドレイ(2代)型駆逐艦について
 1934年度計画にて2隻、1935年度計画にて2隻の計4隻が建造された駆逐艦。「マハン」型よりも重雷装を目指したため主砲塔を1基減じて、替わりに4連装魚雷発射管を4基(左右両舷に2基ずつ)配置している。
 左右両舷に発射管を分けて配置すると横方向に向けられる発射管数が減るように感じられるが、アメリカ海軍では新規に開発された自動変針魚雷による攻撃を考慮していたため、この配置となったものである。自動変針魚雷とは左右両舷の発射管から艦尾方向へ一斉に魚雷を発射し、魚雷が一定距離離れたところでジャイロの制御により敵方向に向けて針路を変針するものであった(ただし現代の魚雷のように敵を追尾する能力は持っていない)。
 また艦のスタイルは米駆逐艦初の単煙突とされており、煤煙の処理や上部構造物のレイアウトが容易となっている。上部重量削減のため前檣は単脚式とし後檣は廃止されている。
 なお、資料によっては後期(1935年度計画)建造の2隻を搭載ボイラーの違いから「バグレイ」型に含めているものも見受けられるが、当サイトでは海外サイトの記述を参考にして当クラスへ含めた。

グリッドレイ(2代)型駆逐艦の歴史
グリッドレイ(2代)[Gridley(2)] (DD-380)
1935年 6月 3日ベスレヘム鉄工クインシー造船所にて起工
1936年12月 1日進水
1937年 6月24日竣工
 カリブ海や太平洋にて訓練任務等に従事
1941年12月〜対日戦勃発のため、太平洋にて哨戒任務に従事
1942年 6月〜アリューシャン海域へ転戦、キスカ、アッツ攻略を支援
     10月〜南太平洋へ転戦、ソロモン攻略を支援
1943年〜ソロモン、ガダルカナル、ギルバート攻略を支援
1944年〜マーシャル、マリアナ、グアム、ヤップ、硫黄島、フィリピン攻略を支援
     10月28日ルソン島沖にて日潜水艦「イ−46」を撃沈(他艦と共同)
1945年〜フィリピン近海、太平洋にて警護任務に従事
      6月〜オーバーホール後地中海へ転戦、警護任務に従事
1946年 4月18日退役、47年2月25日除籍、同年スクラップとして売却される
クレイブン(2代)[Craven(2)] (DD-382)
1935年 7月 3日ベスレヘム鉄工クインシー造船所にて起工
1937年 2月25日進水
      9月 2日竣工
 カリブ海、東海岸、太平洋にて訓練任務等に従事
1941年12月〜対日戦勃発のため、太平洋にて哨戒任務に従事
1942年〜ウェーキ、マーシャル、ギルバート、ガダルカナル攻略を支援
1943年〜マーシャル、パラオ攻略を支援
      8月 6日ベラ湾夜戦に参加。日駆逐隊を撃滅(他艦と共同)する
1944年〜ヤップ、マリアナフィリピン、グアム、サイパン攻略を支援
1945年 5月〜大西洋方面へ転戦、船団護衛や対潜哨戒任務に従事
1946年 4月18日退役、47年2月25日除籍、同年スクラップとして売却される
マッコール[McCall] (DD-400)
1936年 3月17日ベスレヘム鉄工サンフランシスコ造船所にて起工
1937年11月20日進水
1938年 6月22日竣工
 太平洋にて訓練任務等に従事
1941年12月〜対日戦勃発のため、太平洋にて哨戒任務に従事
     12月10日ハワイ沖にて日潜水艦「イ−70」を撃沈(他艦、「エンタープライズ」艦載機と共同)
1942年〜ギルバート、マーカス、フィジー攻略を支援
      6月〜アリューシャン海域へ転戦、哨戒任務に従事
      9月〜南太平洋へ転戦、ガダルカナル、ソロモン攻略を支援
1943年〜南太平洋にて警護任務に従事
1944年〜パラオ、ヤップ、マリアナ、サイパン、グアム、硫黄島攻略を支援
1945年〜硫黄島攻略を支援
     11月30日退役、47年1月28日除籍、同年スクラップとして売却される
モーリー(2代)[Maury(2)] (DD-401)
1936年 3月24日ベスレヘム鉄工サンフランシスコ造船所にて起工
1938年 2月14日進水
      8月 5日竣工
 太平洋にて訓練任務等に従事
1941年12月〜対日戦勃発のため、太平洋にて哨戒任務に従事
     12月10日ハワイ沖にて日潜水艦「イ−70」を撃沈(他艦、「エンタープライズ」艦載機と共同)
1942年〜マーカス、ソロモン、ガダルカナル攻略を支援
      6月 5日ミッドウェイ海戦に参加
1943年〜ソロモン、ムンダ、ギルバート、タラワ、マキン攻略を支援
1944年〜エニウェトク、パラオ、ヤップ、グアム、サイパン攻略を支援
1945年〜フィリピン近海にて警護任務に従事
     10月19日退役、同年11月1日除籍、46年スクラップとして売却される


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