バグレイ(2代)型 駆逐艦

"Bagley(2)" Class Destroyers

アメリカ海軍 アメリカ海軍


USS DD388 Helm
スペックデータ
排水量:(基)1,500t ボイラー:Babcock & Wilcox罐・重油専焼×4基 燃料搭載量:重油509t
全長:(全)104.04m
全幅:10.82m 主機:General Electric式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.91m
出力:46,000hp
武装:
38口径5inch単装両用砲4基、12.7mm単装機銃4基、21inch
魚雷4連装発射管4基、爆雷14個搭載(投下軌条2)
※大戦中に魚雷発射管を減じ、換わりに対空兵装を増強した艦が多い
最大速力:38.0kt
航続距離:12ktで6,500浬
乗員定数:158名

同型艦名(8隻)
バグレイ(2代)[Bagley(2)]ブルー(初代)[Blue(1)]ヘルム[Helm]
マグフォード(2代)[Mugford(2)]ラルフ・タルボット[Ralph Talbot]ヘンリー(初代)[Henley(1)]
パターソン[Patterson]ジャーヴィス(初代)[Jarvis(1)] 

バグレイ(2代)型駆逐艦について
 1934年計画で建造された駆逐艦。「グリッドレイ」型の船体設計を踏襲しているが、ボイラーは「マハン」型と同じ蒸気温度を高めたものが搭載されている。「グリッドレイ」型と艦型に差異は少ないが、当クラスは煙突基部が大きく広がっているため、そこが識別点となっている。
 搭載兵装も「グリッドレイ」型に準じており、4連装の魚雷発射管を4基も搭載した重雷装艦となっているが、大戦中に対空兵装を強化するため代替重量として大半の艦が発射管を2基降ろしている。

バグレイ(2代)型駆逐艦の歴史
バグレイ(2代)[Bagley(2)] (DD-386)
1935年 7月31日ノーフォーク海軍工廠にて起工
1936年 9月 3日進水
1937年 6月12日竣工
 カリブ海、本土西海岸などで任務に従事
1941年12月 3日演習中に右舷艦底を損傷、真珠湾にてドック入りする
     12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜ブーゲンビル、ラエ、ガダルカナル攻略を支援
      8月 9日サボ島海戦(日呼称第一次ソロモン海戦)に参加
1943年〜南太平洋にて警護任務に従事
1944年〜テニアン、サイパン、フィリピン、パラオ、硫黄島攻略を支援
1945年〜硫黄島、沖縄攻略を支援
      9月〜佐世保、和歌山で占領任務に従事
1946年 6月14日退役、47年2月25日除籍、同年スクラップとして売却される
ブルー(初代)[Blue(1)] (DD-387)
1935年 9月25日ノーフォーク海軍工廠にて起工
1937年 5月27日進水
      8月14日竣工
 カリブ海、太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜マーシャル、ウェーキ、ガダルカナル攻略を支援
      8月22日ガダルカナル沖(鉄底海峡)にて日駆逐艦「江風」の攻撃を受け大破
      8月23日ツラギへの曳航を試みるが失敗。同日夜半に自沈処分となる
ヘルム[Helm] (DD-388)
1935年 9月25日ノーフォーク海軍工廠にて起工
1937年 5月27日進水
     10月16日竣工
 カリブ海、大西洋、太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷軽微
1942年〜太平洋やオーストラリア沿岸にて警護任務に従事
      8月〜ガダルカナル、ツラギ攻略に参加
      8月 9日サボ島海戦(日呼称第一次ソロモン海戦)に参加
1943年〜濠〜ニューギニア間で警護任務に従事、ミルン湾攻略を支援
1944年〜クェゼリン、マジュロ、マリアナ、パラオ、硫黄島攻略を支援
      6月19日フィリピン海海戦(日呼称マリアナ沖海戦)に参加
     10月28日ルソン島沖にて日潜水艦「イ−46」を撃沈(他艦と共同)
1945年〜硫黄島、沖縄攻略を支援
1946年 6月26日退役、ビキニ環礁での原爆実験(クロスロード作戦)の標的艦として使用
11月本土へ帰還、47年2月25日除籍、同年スクラップとして売却される
マグフォード(2代)[Mugford(2)] (DD-389)
1935年10月28日ボストン海軍工廠にて起工
1936年10月31日進水
1937年 8月16日竣工
 太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜ウェーキ、ガダルカナル攻略を支援、濠州近海の警護任務に従事
      8月 7日ガダルカナルにて日軍機の攻撃を受ける(損傷は無いが死傷者が出る)
1943年〜ラエ、ニューギニアの攻略を支援
     10月20日パプアニューギニア沖にて日軍機の襲撃を受けるが損傷皆無
     12月25日ブナ攻撃中に日軍機の攻撃を受け小破
1944年〜マリアナ、サイパン、テニアン攻略を支援、豪州近海の警護任務に従事
     10月24日レイテ湾海戦(日呼称比島沖海戦)に参加
     12月 5日スリガオ海峡にて日特攻機の攻撃を受け中破
1945年 3月中旬〜修理の後に戦線へ復帰。大西洋西部にてピケット任務に従事
      9月〜捕虜輸送や占領任務に従事
1946年 7月ビキニ環礁での原爆実験に使用され損傷。同年8月29日退役
1948年 3月22日クェゼリン環礁にて自沈処分となる。同年4月5日除籍
ラルフ・タルボット[Ralph Talbot] (DD-390)
1935年10月28日ボストン海軍工廠にて起工
1936年10月31日進水
1937年10月14日竣工
 太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜マーカス、マーシャル、ギルバート攻略を支援
      8月 9日サボ島海戦(日呼称第一次ソロモン海戦)に参加
日重巡の砲撃を受け中破(同年11月中旬修理完了)
1943年〜ソロモン、レンドワ、ムンダ、ツラギ攻略を支援
      7月12日コロンバンガラ海戦(日呼称コロンバンガラ島沖海戦)に参加
1944年〜ブナ、マリアナ、ヤップ攻略を支援、中部太平洋にて警護任務に従事
1945年〜硫黄島攻略を支援、サイパン近海の哨戒任務に従事
      4月27日沖縄近海にて日特攻機の攻撃を受け損傷
1946年 7月ビキニ環礁での原爆実験に使用され損傷。同年8月28日退役
1948年 3月 8日クェゼリン環礁にて自沈処分となる。同年4月5日除籍
ヘンリー(初代)[Henley(1)] (DD-391)
1935年10月28日メアーアイランド海軍工廠にて起工
1937年 1月12日進水
      8月14日竣工
 太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜ソロモン、ガダルカナル攻略を支援、豪州近海にて警護任務に従事
1943年〜南太平洋にて警護任務、対潜任務に従事
1943年10月 3日ニューギニア沖にて日潜「ロ−108」の雷撃を受け沈没
パターソン[Patterson] (DD-392)
1935年 7月23日ピュージェット・サウンド海軍工廠にて起工
1937年 5月 6日進水
      9月22日竣工
 太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜ソロモン、ニューギニア、ガダルカナル攻略を支援
      8月 7日ガダルカナルにて日軍機の攻撃を受ける
      8月 9日サボ島海戦(日呼称第一次ソロモン海戦)に参加
1943年〜中部太平洋にて警護任務に従事
      8月25日エスピリツ・サント方面にて日潜「ロ−35」を撃沈
      9月30日ソロモンにて米駆逐艦「マッカーラ」と衝突事故をおこし損傷
エスピリットサントにて応急修理後、本土へ回航(翌年3月修理完了)
1944年〜マジュロ、マリアナフィリピン、ヤップ攻略を支援
1945年〜硫黄島、沖縄攻略を支援
1945年11月 8日退役。47年2月25日除籍。同年スクラップとして売却される
ジャーヴィス(初代)[Jarvis(1)] (DD-393)
1935年 8月21日ピュージェット・サウンド海軍工廠にて起工
1937年 5月 6日進水
     10月27日竣工
 太平洋にて任務に従事
1941年12月 7日真珠湾にて日本軍機の攻撃を受けるが損傷皆無
1942年〜中部太平洋にて警護任務、対潜任務に従事
      8月 9日ルンガ泊地にて日陸攻の攻撃を受け沈没


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