ボーグ型 護衛空母

"Bogue" Class Escort Carriers

アメリカ海軍


USS CVE9 Bogue
スペックデータ(【 】内数値は初期型(「ブリートン」以前)のもの)
排水量:(満)15,390t
    【(満)14,170t】
ボイラー:Foster Wheeler罐・重油専焼×2基
      またはAdmiralty罐・重油専焼×4基
燃料搭載量:重油3,459t
全長:(全)151.08m
   【(全)149.96m】
全幅:(船)21.18m 主機:Allis-Chalmers式ギヤードタービン×1基、1軸推進
またはWestinghouse式ギヤードタービン×1基、1軸推進
吃水:7.77m
   【7.52m】
出力:9,350hp
   【8,500hp】
武装:
38口径5inch単装砲2基、40mmボフォース連装機関砲8基、
航空機20機前後搭載可能
最大速力:18.0kt
航続距離:17ktで23,664浬
乗員定数:908名 飛行甲板:142.21×23.89m、昇降機1基
      【141.73×22.86m、昇降機1基】

同型艦名(11隻)
ボーグ[Bogue]カード[Card]コパヒー[Copahee]
コア[Core]ナッソー[Nassau]オルタマハ[Altamaha]
バーンズ[Barnes]ブロック・アイランド(初代)
[Block Island(1)]
ブリートン[Breton]
クロアタン[Croatan]プリンス・ウィリアム
[Prince William]
 

ボーグ型護衛空母について
 米海軍初の護衛空母 「ロングアイランド」や 英国へ貸与された 「アーチャー」「アヴェンジャー」型に 続いて建造された護衛空母。英国空母の項に示した 「アタッカー」型護 衛空母と同型艦である。
 これまでに建造された護衛空母がディーゼル機関だったのに対し、当艦では蒸気タービン機関を採用 しているが、期待していた速力アップはほとんど無く、航続距離のみが長大となった。また英国へ供与 された艦と米海軍の艦では若干火器装備が異なっている。大元となったのは戦時標準船(C3-S-A1)と呼ば れる貨物船であった。
 「ロングアイランド」や英国への貸与艦とは異なり、小さいながらも島型艦橋(アイランド)を持っ ているため、見た目の印象はこれら既存の護衛空母とはかなり異なっている。
 建造された姉妹艦の半数以上は英国へ供与されているが、米海軍に残った艦も船団護衛や対潜哨戒に 大活躍し、かなりの数の枢軸側潜水艦を血祭りに上げている。しかし犠牲を払った例もあり、「ブロッ ク・アイランド」は1944年5月に独潜水艦の雷撃を受け戦没している。

ボーグ型護衛空母の歴史
ボーグ[Bogue](AVG-9/ACV-9/CVE-9/CVHE-9)
1941年10月 1日シアトル・タコマ造船にて貨物船「スティール・アドヴォケート」[Steel Advocate]として起工
1942年 1月15日進水
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「ボーグ」(AVG-9)と改称
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-9)
      9月26日竣工
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-9)
1946年11月30日退役。保管船となる
1955年 6月 9日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-9)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして解体処分される
カード[Card](AVG-11/ACV-11/CVE-11/CVHE-11/T-CVU-11/T-AKV-40)
1941年10月27日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
1942年 2月21日進水
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「カード」(AVG-11)と改称
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-11)
     11月 8日竣工
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-11)
1946年 5月13日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-11)
1958年 7月 1日再就役。雑役空母へ類別変更(T-CVU-11)
1959年 5月 7日貨物航空機運搬艦へ類別変更(T-AKV-40)
1964年 5月 2日触雷し損傷を負う。修理完了は同年12月
1970年 3月10日退役。除籍は同年9月15日。後にスクラップとして売却される
コパヒー[Copahee](AVG-12/ACV-12/CVE-12/CVHE-12)
1941年 6月18日シアトル・タコマ造船にて貨物船「スティール・アーキテクト」[Steel Architect]として起工
     10月21日進水
1942年 2月 8日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「コパヒー」(AVG-12)と改称
      6月15日竣工
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-11)
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-11)
1946年 7月 5日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-13)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
コア[Core](AVG-13/ACV-13/CVE-13/CVHE-13/T-CVU-13)
1942年 1月 2日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「コア」(AVG-13)と改称
      5月15日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-13)
     12月10日竣工
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-13)
1946年10月 4日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-13)
1958年 7月 1日再就役。雑役空母へ類別変更(T-CVU-13)
1959年 5月 7日貨物航空機運搬艦へ類別変更(T-AKV-41)
1969年11月退役。除籍は翌年9月15日。後にスクラップとして売却される
ナッソー[Nassau](AVG-16/ACV-16/CVE-16/CVHE-16)
1941年11月27日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
1942年 4月 4日進水
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「ナッソー」(AVG-16)と改称
      8月20日竣工。同日、補助空母へ類別変更(ACV-16)
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-16)
1946年10月28日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-16)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
オルタマハ[Altamaha](AVG-18/ACV-18/CVE-18/CVHE-18)
1941年12月19日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
1942年 5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「オルタマハ」(AVG-18)と改称
      5月22日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-18)
      9月15日竣工
1943年 7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-18)
1946年 9月27日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-18)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
バーンズ[Barnes](AVG-20/ACV-20/CVE-20/CVHE-20)
1942年 1月19日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「バーンズ」(AVG-20)と改称
      5月 2日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-20)
1943年 2月20日竣工
      7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-20)
1946年 8月29日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-20)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして売却される
ブロック・アイランド(初代)[Block Island(1)](AVG-21/ACV-21/CVE-21)
1942年 1月19日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「ブロック・アイランド」(AVG-21)と改称
      6月 6日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-21)
1943年 3月 8日竣工
      7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-21)
1944年 5月29日カナリア諸島北西にて独潜水艦「U−549」の雷撃を受け沈没
ブリートン[Breton](AVG-23/ACV-23/CVE-23/CVHE-23/T-CVU-23/T-AKV-42)
1942年 2月25日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「ブリートン」(AVG-23)と改称
      6月27日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-23)
1943年 4月12日竣工
      7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-23)
1946年 8月20日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-23)
1958年 7月 1日再就役。雑役空母へ類別変更(T-CVU-23)
1959年 5月 7日貨物航空機運搬艦へ類別変更(T-AKV-42)
1971年 1月退役。除籍は翌年8月6日。後にスクラップとして売却される
クロアタン[Croatan](AVG-25/ACV-25/CVE-25/CVHE-25/T-CVU-25/T-AKV-43)
1942年 4月15日シアトル・タコマ造船にて貨物船(未命名)として起工
      5月 1日米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「クロアタン」(AVG-25)と改称
      8月 3日進水
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-25)
1943年 4月28日竣工
      7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-25)
1946年 5月20日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-25)
1958年 7月 1日再就役。雑役空母へ類別変更(T-CVU-25)
1959年 5月 7日貨物航空機運搬艦へ類別変更(T-AKV-43)
1969年10月23日退役。除籍は翌年9月15日。後にスクラップとして売却される
プリンス・ウィリアム[Prince William](AVG-31/ACV-31/CVE-31/CVHE-31)
1942年 5月 1日起工前に米海軍により接収。航空機搭載護衛艦「プリンス・ウィリアム」(AVG-31)と改称
      5月19日シアトル・タコマ造船にて起工
      8月20日補助空母へ類別変更(ACV-31)
      8月23日進水
1943年 4月 9日竣工
      7月15日護衛空母へ類別変更(CVE-31)
1946年 8月29日退役。保管船となる
1955年 6月12日護衛ヘリ空母へ類別変更(CVHE-31)
1959年 3月 1日除籍。後にスクラップとして売却される


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