重巡洋艦 クラスヌイ・カフカズ

Heavy Cruiser "Krasnyi Kavkaz"
Крейсер "Красный Кавказ"


ソビエト海軍


Krasni Kavkaz
スペックデータ
排水量:(満)9,030t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×10基 燃料搭載量:重油1,600t
全長:(全)169.44m
全幅:15.70m 主機:Brown-Boverie式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:6.58m
出力:55,000hp
武装(竣工時):
57口径18cm単装砲4基、10cm連装砲4基、76mm単装高角砲2基、
45mm機関砲4門、21inch3連装魚雷発射管4基、爆雷40発、機雷
100個、水偵2機搭載
最大速力:29.5kt
航続距離:15ktで3,500浬
乗員定数:870名程度

同型艦名(1隻)
クラスヌイ・カフカズ [Красный Кавказ (Krasnyi Kavkaz)]

重巡洋艦クラスヌイ・カフカズについて
 第一次大戦時に建造が計画されたものの、戦争や革命の影響から建造中止となった「スヴェトラーナ」型 軽巡であったが、ソビエト時代になってなんとか2隻を計画どおりの軽巡洋艦として竣工させることができ た(前項「クラスヌイ・クリム」 「チェルヴォナ・ウクライナ」を 参照)。
 当艦も同様に「スヴェトラーナ」型の1隻として建造が開始された艦であるが、同様に工事中止となって いたものを1927年に設計を改めた上で工事再開して竣工させたもので、他艦と異なり搭載砲が18セ ンチに拡大されている(ソビエトは海軍軍縮条約に参加しておらず、軽巡洋艦の主砲口径制限である6イン チ(15.5センチ)の制約に縛られることは無かったため、このサイズの砲を軽巡洋艦の船体に搭載して いる。各国艦との整合性から当サイトでは当艦を『重巡洋艦』としたが、ソビエトでは砲の大小にかかわら ず、このサイズの艦は全部『巡洋艦』(Крейсер)と区分していた)。
 工事中断や改設計の期間も含め竣工までに約20年という長い年月がかかっており、竣工した時には すでに旧式化した巡洋艦であったが、第二次大戦では枢軸側が黒海沿岸にあまり大きな海軍戦力を投入して こなかったため、当艦も艦砲射撃や輸送任務などに活躍し終戦まで生き抜いている。

重巡洋艦クラスヌイ・カフカズの歴史
クラスヌイ・カフカズ [Красный Кавказ (Krasnyi Kavkaz)]
1913年10月31日バルチック工廠にて「アドミラル・ラザレフ」
[Адмирал Лазарев (Admiral Lazarev)]の名で起工
1916年 6月21日進水
 第一次大戦やロシア革命のため工事が中断する
1925年 7月16日改設計のうえで竣工させることを決定。改設計を開始
1926年12月14日艦名を「クラスヌイ・カフカズ」と改名する
1927年 9月〜改設計を受けて工事を再開する
1932年 1月25日竣工
1930年代黒海艦隊に所属し、黒海沿岸で任務に従事
1941年 6月セバストーポリの防御用機雷原設置に従事
      7月〜オデッサの防御戦に参加。ルーマニア沿岸などを砲撃
     10月〜オデッサ撤退を支援
     12月〜フェオドシア上陸作戦を支援。以降何度か兵員輸送などを行う
1942年 1月 4日独軍急降下爆撃機の攻撃を受け大破。修理完了は同年8月
1943年〜ツァプセ上陸作戦を支援。以降兵員輸送などを行う
1944年秋オーバーホールを実施。戦線復帰は翌年5月
1947年 5月27日練習巡洋艦へ類別される
1954年末除籍。翌年対艦ミサイルの実艦標的に使用され沈没


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