マキシム・ゴーリキー型 重巡洋艦

"Maksim Gorky" Class Heavy Cruisers
Крейсер класса "Максим Горький"


ソビエト海軍


Molotov
スペックデータ
排水量:(満)9,792t ボイラー:Yarrow-Normand罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:重油1,650t
全長:(全)191.01m
全幅:17.70m 主機:(メーカー不詳)ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:7.20m
出力:129,750hp
武装:
57口径18cm3連装砲3基、10cm単装砲6基、45mm機関砲9門、
21inch魚雷3連装発射管2基、爆雷50発、機雷100個(Molotovは
機雷164個)、水偵1機搭載
最大速力:36.0kt
航続距離:18ktで4,880浬
(Molotovは18ktで3,850浬)
乗員定数:800〜950名程度

同型艦名(4隻)
マキシム・ゴーリキー
[Максим Горький (Maksim Gorky)]
モロトフ [Молотов (Molotov)]
カガノヴィッチ [Каганович (Kaganovich)]カリーニン [Калинин (Kalinin)]

マキシム・ゴーリキー型重巡洋艦について
 イタリアの技術協力により 「キーロフ」型巡洋艦の建造 を開始したソビエトだったが、改良設計が完了したため予定していた3番艦以降は、この改設計を用 いて建造を行うこととした。そこで建造されたのが当クラスである。
 当初は「キーロフ」型の計画を引き継いで2隻の建造が予定されたが、後に4隻まで増やされている。 基本兵装や船体形状は「キーロフ」型とほぼ変わりがないが、艦橋はそれまでの三檣楼型から塔型に変 更されているため判別は簡単である。
 第二次大戦ではネームシップである「マキシム・ゴーリキー」はバルト海艦隊、(建造着手は3番目 だったが竣工は2番目ということで)2番艦の「モロトフ」は黒海艦隊に所属し独軍と戦ったが、他の 2隻(「カガノヴィッチ」「カリーニン」)は太平洋艦隊用に建造されたため欧州戦線の戦況により工 事は遅れ、終戦前に竣工はしたもののソビエトの対日戦参戦が遅かったので活躍の場は無く、ウラジオ ストックに係留されたまま終戦を迎えている。

マキシム・ゴーリキー型重巡洋艦の歴史
マキシム・ゴーリキー [Максим Горький (Maksim Gorky)]
1936年12月20日オルジョニキーゼ工廠にて起工
1938年 4月30日進水
1940年10月25日竣工
1941年 6月〜第2バルト海艦隊に所属し対独戦に参加。フィンランド湾口で機雷原敷設に従事
      9月18日レニングラードで修理中に独軍の侵攻を受け損傷
      9月23日レニングラードで独軍機の爆撃を受け損傷
1942年夏頃修理完了し戦線復帰。レニングラード近海で艦砲射撃などに従事
1944年 1月レニングラード近海で独軍機の爆撃を受け損傷
1946年〜戦後は練習巡洋艦として使用される
1956年 2月除籍。58年スクラップとして解体処分される
モロトフ [Молотов (Molotov)]
1937年 1月14日マルティ南工廠にて起工
1939年 3月19日進水
1941年 6月14日竣工
     11月〜セバストーポリ防御戦に参加。艦砲射撃を実施
1942年 8月 2日伊魚雷艇MAS568の雷撃を受け損傷
1943年末修理完了し戦線復帰したが、大型艦の活動制限により作戦への参加は無かった
1946年〜戦後は練習巡洋艦として使用される
1956年頃艦名を「スラヴァ」と改名する
1973年除籍。78年スクラップとして解体処分される
カガノヴィッチ [Каганович (Kaganovich)]
1938年 8月26日アムール工廠にて起工
1944年 5月 7日進水
     12月 6日竣工
 竣工後、ウラジオストックへ進出する
 艦名を「ラザール・カガノヴィッチ」[Лазарь Каганович (Lazar' Kaganovich)]と改名する
1946年〜戦後は練習巡洋艦として使用される
1957年 8月 3日艦名を「ペトロパブロフスク」[Петропавловск (Petropavlovsk)]と改名する
1960年 2月倉庫船へ類別変更される
1961年除籍。後にスクラップとして解体処分される
カリーニン [Калинин (Kalinin)]
1936年 6月12日アムール工廠にて起工
1942年 5月 8日進水
     12月31日竣工
 竣工後、ウラジオストックへ進出する
1946年〜戦後は練習巡洋艦として使用される
1960年除籍。後にスクラップとして解体処分される


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