ヒルズ型 対潜(掃海)トローラ

"Hills" Class Antisubmarine(Minesweep) Trawler

英国海軍 イギリス海軍


HMT Inkpen
HMT「インクペン」(1942年:Photo from Imperial War Museum "FL14098"
スペックデータ
排水量:(基)750t ボイラー:(メーカー不詳)円罐・石炭専焼×1基 燃料搭載量:石炭210t
全長:(全)55.6m
全幅:8.6m 主機:直立往復動蒸気機関(3段膨張式)×1基、1軸推進
吃水:4.1m
出力:970hp
武装:
40口径12pdr(76mm)単装砲1基、70口径20mm単装機関砲3基
爆雷55個搭載(投射機4、投下軌条2)、(掃海具一式搭載可能)
最大速力:12.2kt
航続距離:不明
乗員定数:35名

同型艦名(8隻)
バードリップ [Birdlip]ブレドン [Bredon]バスター [Butser]
ダンクトン [Duncton]ダンカリー [Dunkery]インクペン [Inkpen]
ポーツダウン [Portsdown]イエストー [Yestor] 

ヒルズ型対潜(掃海)トローラについて

 英国海軍が第二次大戦勃発後に計画・建造した海軍トローラ。民間のトロール漁船「バーネット」[Barnett]の船体設計をベースにしており、全艇がクック・ウェルトン&ゲミル社にて建造されている。
 これまでに建造された海軍トローラに比べ船体が若干拡大しており、機関もそれにあわせて出力が向上しているが、最高速度は12ノット程度と変化は無い。搭載兵装も12ポンド(76ミリ)砲1門と20ミリ対空機関砲3門と変わっていないが、対潜爆雷は搭載数が増加した(このため、当クラスは対潜トローラとされることが多いが、掃海任務にも使用できたため、当サイトでは括弧書きで併記している)。
 各艇の艇名はイングランドの丘陵から名前を取っているため、当クラスは一般に「ヒルズ」(丘の意)型と呼ばれている。

 1941年から8隻の姉妹艇の建造が開始され同年末には最初の艇が就役した。ある程度の航洋性もあった当クラスは、アフリカ沿岸などで対潜哨戒に従事しており、姉妹艇のうち2隻が戦没した。生き残った6隻は終戦後まもなくして民間へ売却されている。


注意!「省略型で記述しているため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号
 CWG = クック・ウェルトン&ゲミル社 [Cook, Welton & Gemmill]  
ヒルズ型対潜(掃海)トローラの歴史
艦番艦名造船所起工進水竣工戦歴など
T218バードリップ [Birdlip]CWG'41.03.12'41.07.09'41.12.23'44.06.14グリーンビル(リベリア)沖にて独潜「U-547」の雷撃を受け沈没
T223ブレドン [Bredon]CWG'41.07.12'41.11.20'42.04.29'43.02.08カナリア諸島北方沖にて独潜「U-521」の雷撃を受け沈没
T219バスター [Butser]CWG'41.04.01'41.07.29'42.01.16'46年退役、売却。'63年廃船
T220ダンクトン [Duncton]CWG'41.05.02'41.09.06'42.02.11'46年退役、売却。'64年廃船
T224ダンカリー [Dunkery]CWG'41.07.11'41.12.04'42.05.29'46年退役、売却。'49.03.22ノルウェー沿岸で遭難(乗員は全員救助された)
T225インクペン [Inkpen]CWG'41.08.13'41.12.22'42.06.19'46年退役、売却。'63年廃船
T221ポーツダウン [Portsdown]CWG'41.05.07'41.09.24'42.03.04'46年退役、売却。'64年廃船
T222イエストー [Yestor]CWG'41.06.04'41.10.21'42.04.10'46年退役、売却。'66年廃船


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