P.611型 潜水艦

"P.611" Class Submarines

英国海軍・トルコ海軍 イギリス海軍 トルコ海軍


HMS P.614
HMS「P.614」
スペックデータ
排水量(水上):683t排水量(水中):856t全長:(全)64.31m
出力(水上):1,550hp出力(水中):1,300hp全幅:6.80m
最大速力(水上):13.75kt最大速力(水中):10.0kt吃水:3.20m
航続距離(水上):10ktで6,500浬航続距離(水中):不明乗員数:41名
燃料搭載量:重油40t安全潜行深度:90m
主機関:アドミラルティ式8気筒ディーゼル機関+電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷9発搭載》21inch魚雷発射管5門(艦首4、上構内1)、
45口径3inch単装砲1基、7.7mm機関銃1基

同型艦名(4隻)
P.611[P.611]P.612[P.612]P.614[P.614]P.615[P.615]

P.611型について

 元々はトルコ海軍が英ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所に発注した潜水艦だが、竣工前に第二次大戦が勃発したため4隻のうち2隻を英海軍が譲り受け艦籍に編入した。残り2隻はトルコ海軍から早急な引き渡しが要求されたため、一時的に英海軍籍へ編入され英海軍の将兵によりトルコへ向け回航された。
 基本的に英海軍の”S”型潜水艦に準ずる設計であるが、艦首部の魚雷発射管は4門に減じられており、かわりに艦首上構内に1門の発射管が装備されている。性能的にも”S”型に準じているが、水中速力が6ノットを超えると操艦が不安定になる欠陥があり、改修のためトルコへの引き渡しは遅れている。

 英国海軍へ引き継がれた2隻は訓練任務などに使用されており、うち1隻(「P.615」)は1943年に戦没している。生き残った1隻(「P.614」)は戦後になってトルコへ返還され、1946年にトルコ海軍へ編入となり姉妹艦との合流を果たした。


P.611型潜水艦の歴史
P.611[P.611]
1939年 5月24日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所[Vickers-Armstrong , Barrow]にて
トルコ海軍潜水艦「オルク・レイス」[Oruç Reis]の名で起工
1940年 7月19日進水
1941年12月 1日竣工。英海軍籍に編入され、艦名を「P.611」と改名
1942年 3月26日ジブラルタル・アレキサンドリア経由でトルコへ回航するためクライドを出港
      5月 9日トルコへ到着。英海軍籍除籍。艦名を「オルク・レイス」へ復帰
1967年除籍。後にスクラップとして解体される
P.612[P.612]
1939年 5月24日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にてトルコ海軍潜水艦
「ムラート・レイス」[Murat Reis]の名で起工
1940年 7月20日進水
1942年 1月 7日竣工。英海軍籍に編入され、艦名を「P.612」と改名
      3月25日ジブラルタル・アレキサンドリア経由でトルコへ回航するためクライドを出港
      5月16日トルコへ到着。英海軍籍除籍。艦名を「ムラート・レイス」へ復帰
1957年除籍。後にスクラップとして解体される
P.614[P.614]
1939年 5月24日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にてトルコ海軍潜水艦
「ブーラク・レイス」[Burac Reis]の名で起工
1940年10月19日進水
1942年 3月10日竣工。英海軍籍編入、艦名を「P.614」と改名
 シエラ・レオネにて対潜訓練の標的艦として訓練任務に従事
1943年〜本国艦隊へ転属、訓練任務に従事
1946年 1月17日トルコ海軍へ返還。艦名を「ブーラク・レイス」へ復帰
1957年除籍。後にスクラップとして解体される
P.615[P.615]
1939年10月30日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にてトルコ海軍潜水艦
「ウルク・アリ・レイス」[Uluç Ali Reis]の名で起工
1940年11月 1日進水
1942年 4月 3日竣工。英海軍籍編入、艦名を「P.615」と改名
 シエラ・レオネにて対潜訓練の標的艦として訓練任務に従事
1943年 4月18日フリータウン沖にて独潜「U-123」の攻撃を受け沈没


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