リポン型 水上機母艦

"Ripon" Class Seaplane Carriers

英国海軍 イギリス海軍


HMS Blackburn
HMS「ブラックバーン」(1940年代末?)
スペックデータ(竣工時)
排水量:(常)990t ボイラー:−−−−− 燃料搭載量:重油60t
全長:(全)64.0m
全幅:10.7m 主機:メーカー不詳ディーゼル機関×2基、2軸推進
吃水:4.2m
出力:960hp
武装:
40口径7.6cm単装高角砲1基、70口径20mm単装機関砲2基、
(固有の水上機搭載は無し)
最大速力:10.5kt
航続距離:不明
乗員定数:不明

同型艦名(5隻+キャンセル2隻)
リポン [Ripon]ロック [Roc]
ウォルラス [Walrus]ブラックバーン [Blackburn]
シーフォックス [Sea Fox] 
シー・グラディエーター [Sea Gladiator]シー・ハリケーン [Sea Hurricane]

リポン型 水上機母艦について

 第二次大戦末期に建造されたイギリス海軍の水上機母艦。すでに陸上用降着装置の付いた航空機を運用する航空母艦が多数活躍している状況だったので、水上機母艦といっても従前のフロートが着いた水上機や船型の飛行艇を運用する艦艇ではなく、洋上にて大型飛行艇などへの補給やメンテナンスを行うためのものであった。
 第二次大戦中のイギリス海軍(および空軍)でも他国同様、大小さまざまな飛行艇を保有運用していたが、洋上にてこれら飛行艇を支援する艦艇は貨物船を改造した特設船しかなかったため、初めて専用艦として計画されたものである。全部で7隻の建造が予定されており、船体は商船形式のものであった。機関はディーゼル機関とされ、高速力よりも航続距離や大型飛行艇を曳航する際の能力を重視されている。また、戦争の終わりが見えている時期であったため、貨物船などへの転用も想定して経済的な機関を採用したと思われる。

 ネームシップである「リポン」が竣工したのは戦争が終わる1945年8月のことで、残りの建造中の艦も4隻は建造が継続されたが、2隻は建造中止となり後に商船として竣工している。そのため全艦とも戦闘への参加は無かった。
 余談ではあるが、各艦の艦名はすべて英海軍が運用した航空機関係の名称のため、ネット検索などで紛らわしいことになっている。

リポン型 水上機母艦の歴史
リポン [Ripon]
1944年?ジェームズ・ポロック社[James Pollock & Sons]にて起工
1945年 3月15日進水
       8月竣工
1959年 2月除籍。後に解体処分
ロック [Roc]
1944年?ブライス造船[Blyth Shipbuilding Company]にて起工
1945年 3月28日進水
1945年?竣工
1959年除籍。売却処分
ウォルラス [Walrus]
1944年?ブライス造船にて起工
1945年 5月28日進水
1945年?竣工
1953年艦名を「スキュア」[Skua]と改名
1962年除籍。売却処分
ブラックバーン [Blackburn]
1945年?ブライス造船にて起工
1946年 2月 4日進水
1946年?竣工
1950年〜海軍志願予備員[Royal Naval Volunteer Reserve]の練習船となる
1968年除籍。売却処分
シーフォックス [Sea Fox]
1945年?ジェームズ・ポロック社にて起工
1946年 5月16日進水
1946年11月竣工
1958年12月除籍。売却処分
シー・グラディエーター [Sea Gladiator]
1945年?ジェームズ・ポロック社にて起工するが、建造中止となる
1948年12月18日民間企業に売却。貨物船として工事続行し進水
1949年 9月貨物船として竣工
シー・ハリケーン [Sea Hurricane]
1945年?ジェームズ・ポロック社にて起工するが、建造中止となる
1949年 9月24日民間企業に売却。貨物船として工事続行し進水
1950年 2月貨物船として竣工


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