MTB307型(エルコ77’型) 高速魚雷艇

"MTB307" Class Motor Torpedo Boat (ELCO 77' type)

英国海軍 他 イギリス海軍 アメリカ海軍 イタリア海軍 ドイツ海軍


MTB307
「MTB307」(撮影時期不詳:Photo from Imperial War Museum "FL8591"
スペックデータ
排水量:(基)45t ボイラー:−−−−− 燃料搭載量:ガソリン3,593英ガロン
             (13,600リットル)
全長:(全)23.47m
全幅:6.07m 主機:Packard ガソリンエンジン×3基、3軸推進
吃水:1.37m
出力:4,050hp
武装:
70口径20mm単装機関砲1基、12.7mm連装機銃2基、7.7mm連装
機銃2基、53.3cm魚雷単装発射管2基、対潜爆雷2個搭載可能(投下ラック)
最大速力:41.0kt
航続距離:不明
乗員定数:17名

同型艦名(20隻:連番の艇は中略して記述しています)
MTB307〜326 [MTB307 - MTB326]

MTB307型(エルコ77’型)高速魚雷艇について

 アメリカのエルコ(エレクトリック・ランチ・カンパニー)社が70フィート型PTボートに続いて建造した改良型の高速魚雷艇。50隻近い艇が計画されたが、1941年3月に武器貸与法(レンドリース法)が成立したこともあって、20隻がイギリスへの貸与用としてBPT(British Motor Torpedo Boatの略称)の仮艇名で建造された。
 70フィート型と比べ搭載兵装や性能は変わっていないが、船体は大きくなったため乗員の作業スペース的には余裕ができたと言えよう。

 貸与用として竣工した艇はイギリス海軍へ配属されているが、後期に建造された艇(BPT−11/MBT317以降の艇)はイギリスへの貸与がキャンセルされたため米海軍へ就役している。米海軍就役後の経歴については米海軍PTボートの項を参照願いたい。


注意!「省略型で記述しているため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号
 ELCO = エレクトリック・ランチ(エルコ)社 [Electric Launch Company(ELCO)]  
国名略称(略称に続く「 」内は貸与等後の艦名)
アメリカ海軍 = アメリカ イタリア海軍 = イタリア ドイツ海軍 = ドイツ イギリス海軍 = イギリス
MTB307型(エルコ77’型)高速魚雷艇の歴史
艦名造船所起工進水竣工戦歴など
MTB307 [MTB307]ELCO'41.06.12'41.08.26'42.01.20当初アメリカ海軍「PT-49」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-1」と改称。'42.02.04イギリス海軍「MTB307」。'45.03.10退役、返還。'45.11月対外精算委員会[Foreign Liquidation Commission]へ移管。'47.02月イタリア海軍訓練魚雷回収船「GIS-0019」となる。以降の消息不明
MTB308 [MTB308]ELCO'41.06.17'41.08.29'42.01.22当初アメリカ海軍「PT-50」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-2」と改称。'42.02.04イギリス海軍「MTB308」。'42.09.14トブルク(リビア)沖にて独軍機の攻撃を受け沈没
MTB309 [MTB309]ELCO'41.06.23'41.09.03'42.02.09当初アメリカ海軍「PT-51」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-3」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB309」。'45.09月返還、翌月解体処分
MTB310 [MTB310]ELCO'41.06.26'41.09.08'42.02.10当初アメリカ海軍「PT-52」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-4」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB310」。'42.09.14トブルク沖にて独軍機の攻撃を受け沈没
MTB311 [MTB311]ELCO'41.07.01'41.09.12'42.02.23当初アメリカ海軍「PT-53」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-5」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB311」。'43.05.02ボーヌ[Bone](現アルジェリアのアンナバ)沖にて触雷沈没
MTB312 [MTB312]ELCO'41.07.07'41.09.16'42.02.23当初アメリカ海軍「PT-54」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-6」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB312」。'42.09.14トブルク沖にて独軍機の攻撃を受け沈没
MTB313 [MTB313]ELCO'41.07.10'41.09.22'42.02.28当初アメリカ海軍「PT-55」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-7」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB313」。'46.03.15退役、返還。'46.3.28除籍。'47.01月対外精算委員会へ移管。以降の消息不明
MTB314 [MTB314]ELCO'41.07.15'41.09.25'42.02.28当初アメリカ海軍「PT-56」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-8」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB314」。'42.09.14トブルク沿岸にて座礁、放棄。'42年後半、独軍により捕獲、浮揚修理後編入ドイツ海軍「RA10」。'43.04.30ラ・グレット[La Goulette](チュニジア)沖にて英軍機の攻撃を受け沈没
MTB315 [MTB315]ELCO'41.07.18'41.09.30'42.03.07当初アメリカ海軍「PT-57」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-9」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB315」。'45.10.03退役、返還。'45.11月対外精算委員会へ移管。'47.02月イタリア海軍訓練魚雷回収船「GIS-0020」となる。以降の消息不明
MTB316 [MTB316]ELCO'41.07.22'41.10.03'42.03.10当初アメリカ海軍「PT-58」。'41.07月貸与用として艇名を「BPT-10」と改称。竣工時イギリス海軍「MTB316」。'43.07.17レッジョ・ディ・カラブリア[Reggio di Calabria](伊)近海にて伊軽巡「シピオーネ・アフリカーノ」と交戦、砲撃(雷撃とする説もある)を受け沈没
MTB317 [MTB317]ELCO'41.07.26当初アメリカ海軍「PT-59」。起工後貸与用として艇名を「BPT-11」と改称。'41年秋に貸与キャンセル。艇名を「PT-59」に戻す
MTB318 [MTB318]ELCO'41.07.30'41.10.11当初アメリカ海軍「PT-60」。起工後貸与用として艇名を「BPT-12」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-60」に戻す
MTB319 [MTB319]ELCO'41.08.02'41.10.15当初アメリカ海軍「PT-61」。起工後貸与用として艇名を「BPT-13」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-61」に戻す
MTB320 [MTB320]ELCO'41.08.06'41.10.20当初アメリカ海軍「PT-62」。起工後貸与用として艇名を「BPT-14」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-62」に戻す
MTB321 [MTB321]ELCO'41.08.09'41.10.23当初アメリカ海軍「PT-63」。起工後貸与用として艇名を「BPT-15」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-63」に戻す
MTB322 [MTB322]ELCO'41.08.13'41.10.28当初アメリカ海軍「PT-64」。起工後貸与用として艇名を「BPT-16」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-64」に戻す
MTB323 [MTB323]ELCO'41.08.16'41.10.31当初アメリカ海軍「PT-65」。起工後貸与用として艇名を「BPT-17」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-65」に戻す
MTB324 [MTB324]ELCO'41.08.20'41.11.05当初アメリカ海軍「PT-66」。起工後貸与用として艇名を「BPT-18」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-66」に戻す
MTB325 [MTB325]ELCO'41.08.23'41.11.08当初アメリカ海軍「PT-67」。起工後貸与用として艇名を「BPT-19」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-67」に戻す
MTB326 [MTB326]ELCO'41.08.27'41.11.13当初アメリカ海軍「PT-68」。起工後貸与用として艇名を「BPT-20」と改称。'41.12月貸与キャンセル。艇名を「PT-68」に戻す


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