パース型 軽巡洋艦

"Perth" Class("Amphion" Class) Light Cruisers

オーストラリア海軍


HMAS Hobart
スペックデータ
排水量:(満)9,275t ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×4基 燃料搭載量:重油1,835t
全長:(全)171.31m
全幅:17.09m 主機:Parsons式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:5.82m
出力:72,000hp
武装:
50口径6inch連装砲4基、45口径4inch単装砲4基(Sydney以外は
後に連装砲へ換装した)、21inch魚雷4連装発射管2基、水偵1機
最大速力:32.5kt
航続距離:15ktで7,800浬
乗員定数:570名

同型艦名(3隻:下段括弧書きは英海軍での旧艦名)
パース[Perth]
(アンフィオン[Amphion])
ホバート[Hobart]
(アポロ[Apollo])
シドニー[Sydney]
(フェートン[Phaeton])

パース型軽巡洋艦について
 「リアンダー」型 軽巡の第2期グループとして建造された艦であるが、改設計されており改リアンダー型として別ク ラスに分類されていることが多いため、当サイトでも別クラスとして扱った。
 「リアンダー」型よりも生存性(戦闘ダメージによる被害を最小限に留めるための工夫)を重視され ているため機関部は分散配置されており、そのため「リアンダー」型では1本の集合煙突だったものが 2本の煙突に変更されている。また上部構造物の配置も変更されており、艦中央に水偵用クレーンとカ タパルトを配置したおかげで艦の前後がほぼ対称となる兵装配置となり、英国人自身の評価では 『英国製巡洋艦の中で最も美しい』と言われている。
 姉妹艦3隻が建造されたが、3番艦である「フェートン」は建造中にオーストラリア海軍へ移籍され ており、残りの2隻も第二次大戦開戦直前に英海軍からオーストラリア海軍へ移籍を行っているため、 当クラス全艦とも第二次大戦ではオーストラリア海軍に所属しての参戦となっている。「フェートン」 (改名して「シドニー」)以外の艦は英海軍在籍中に「リアンダー」型と同様の両用砲連装化 改修を受けているが、竣工時からオーストラリア海軍所属だった「シドニー」は単装両用砲のまま大戦 を迎えた。

パース型軽巡洋艦の歴史
パース[Perth]
1933年 6月26日ポーツマス工廠にて英艦「アンフィオン」[Amphion]として起工
1934年 7月27日進水
1936年 7月 6日竣工
1939年両用砲の換装工事を実施
      6月オーストラリア海軍へ移籍。艦名を「パース」に改名
1942年ABDA艦隊に所属し南太平洋方面で対日本戦に参加
      2月27日スラバヤ沖海戦に参加
      3月 1日バタビア沖海戦に参加。日本艦隊の砲雷撃を受け沈没
ホバート[Hobart]
1933年 8月15日デヴォンポート造船にて英艦「アポロ」[Apollo]として起工
1934年10月 9日進水
1936年 1月13日竣工
1938年両用砲の換装工事を実施
1939年 6月オーストラリア海軍へ移籍。艦名を「ホバート」に改名
1942年ABDA艦隊に所属し南太平洋方面で対日本戦に参加
      5月 7日珊瑚海海戦に参加
      8月 9日第一次ソロモン海戦に参加
1943年 7月20日ソロモン諸島付近にて日潜「イ−11」の雷撃を受け損傷を負う
1947年12月除籍。保管船となる
1962年 2月スクラップとして売却される
シドニー[Sydney]
1933年 7月 8日スワンハンター社にて英艦「フィービー」[Phoebe]として起工
 建造中に艦名を「フェートン」[Phaeton]と改名
1934年 9月22日進水
 建造中にオーストラリア海軍へ移籍。艦名を「シドニー」と改名
1935年 9月24日竣工
1939年〜第二次大戦開戦により、英海軍の指揮下で地中海の哨戒に従事
1940年 7月19日スパダ岬沖海戦に参加。伊軽巡「バルトロメオ・コリオーニ」を撃沈
1941年11月19日西大西洋にて独仮装巡洋艦「コルモラン」[Kormoran]と交戦、沈没


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