カレドン型(C型) 軽巡洋艦

"Caledon" Class(C-Class) Light Cruisers

英国海軍


HMS Calypso

HMS Caledon
(上段)「カリプソ」(第一次大戦時)/(下段)「カレドン」(防空艦改装後:1944年)
スペックデータ(WW2時:【 】内はCaledonの数値)
排水量:(常)4,150t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:重油935t
全長:(全)137.2m
全幅:13.1m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:4.3m
出力:40,000hp
武装:
45口径6inch単装砲5基、45口径3inch単装高角砲2基、2pdr単装ポンポン砲2基、
21inch魚雷連装発射管4基、【主・副砲を撤去し4inch連装高角砲6基、40mm機関
砲2基、20mm機銃8基】、(Caledon以外は3pdr速射砲4基、20mm機銃5基を追加搭載)
最大速力:29.0kt
航続距離:10ktで5,900浬
乗員定数:400名

同型艦名(4隻)
カレドン[Caledon]カリプソ[Calypso]カラドック[Caradoc]カッサンドラ(初代)
[Cassandra(1)]

カレドン型(C型)軽巡洋艦について

 イギリス海軍が第一次大戦前に計画した8隻(「キャロライン」型(6隻)および「カリオペ」型(2隻))と、第一次大戦開戦後に追加建造を行った20隻の軽巡洋艦(「カンブリア」型(4隻)、「セントール」型(2隻)、「カレドン」型(4隻:本クラス)、「シアリーズ」型(5隻)、「カーライル」型(5隻))は、各艦の艦名が”C”で始まる名称だったため、まとめてC型軽巡洋艦と呼ばれている。これらC型軽巡は、北海を主戦場と想定して設計されているため、小型ながら頑丈で使い勝手の良い艦であった。第二次大戦までに「セントール」型より前に建造された14隻は退役しているが、後半に建造された13隻は第二次大戦にも参加している。

 当ページで紹介する「カレドン」型は、第一次大戦開戦後の1915年末に発注された艦で、「セントール」型の改良型として設計されているが、主砲は「セントール」型では4門だったものが5門へ増強されており、従前の艦では副砲として搭載されていた4インチ平射砲を、対空火器としても使用できる3インチ高角砲に変更するなどの強化が行われている。
 第一次大戦で戦没した「カサンドラ」を除く3隻の姉妹艦は、対空機銃などの増設を行って第二次大戦に参加した。「カリプソ」は1940年に戦没したものの、「カラドック」と後に防空軽巡に改装された「カレドン」は終戦まで生き残ることができている。

カレドン型(C型)軽巡洋艦の歴史
カレドン[Caledon]
1916年 3月17日キャンメル・レイアード社にて起工
      11月25日進水
1917年 3月 6日竣工
 習熟訓練後、第一次大戦に参加
      11月17日第二次ヘルゴラント湾海戦に参加
独戦艦の砲撃を受け大破するも撤退に成功
1918年〜大規模な修理を実施
1939年 9月〜第二次大戦勃発。本国艦隊に所属し船団護衛などに従事
      11月29日英仮装巡洋艦「ラワルピンディ」[Rawalpindi]を撃沈した独艦隊追撃に参加
1940年 8月〜東洋艦隊へ転属。アジア方面で哨戒任務などに従事
1942年 9月〜本国艦隊へ復帰。チャタム造船にて防空軽巡への改装工事を行う
1943年12月改装工事完了。習熟訓練後、戦線へ復帰
1945年 4月退役
1948年 1月スクラップとして売却され、後に解体処分
カリプソ[Calypso]
1916年 2月17日ホーソン・レスリー社にて起工
1917年 1月24日進水
       6月21日竣工
 習熟訓練後、第一次大戦に参加
      11月17日第二次ヘルゴラント湾海戦に参加
1922年ギリシアでクーデター勃発。国王コンスタンディノス一世の国外脱出を支援
1939年 9月〜第二次大戦勃発。第7巡洋艦戦隊に所属し哨戒任務などに従事
      11月29日英仮装巡洋艦「ラワルピンディ」[Rawalpindi]を撃沈した独艦隊追撃に参加
1940年初頭地中海艦隊へ転属
1940年 6月12日クレタ島南方にて伊潜「アルピーノ・バニョリーニ」の雷撃を受け沈没
カラドック[Caradoc]
1916年 2月21日スコッツ造船にて起工
      12月23日進水
1917年 6月15日竣工
 習熟訓練後、第一次大戦に参加
       8月15日フェア島沿岸にて座礁するも、救助され離礁に成功
1939年 9月〜第二次大戦勃発。北米沖にて哨戒任務に従事
      10月23日ユカタン海峡にて独タンカー「エミー・フリードリヒ」[Emmy Friedrich]を拿捕しようと
したが、独タンカーは捕獲をおそれ自沈した
1940年12月11日フロリダ海峡にて独貨物潜「ライン」[Rhein]を拿捕しようとしたが、独貨物潜は
捕獲をおそれ自沈した
1944年 4月予備艦となる
1945年退役
1946年 4月 5日スクラップとして売却される。後に解体処分
カッサンドラ(初代)[Cassandra(1)]
1916年 3月ビッカース社にて起工
      11月25日進水
1917年 6月竣工
 習熟訓練後、第一次大戦に参加
       8月15日フェア島沿岸にて座礁するも、救助され離礁に成功
1918年夏ロシア内戦に介入。白軍支援のためタリンへ進出
      12月 5日バルト海サーレマー島近海にて触雷、沈没
(第一次大戦時の独軍が敷設した機雷と思われる)


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