敷設艦(急設網艦) ガーディアン

Netlayer "Guardian"

英国海軍 イギリス海軍


HMS Guardian
急設網艦「ガーディアン」(1934年:Photo from Wikipedia Commons)
スペックデータ
排水量:(常)2,860t ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油734t
全長:(全)103.0m
全幅:16.2m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:4.3m
出力:6,500hp
武装:
45口径4inch単装砲2基(後に4inch連装砲1基に換装)、
(後に70口径20mm単装機関砲複数を追加)
最大速力:18.0kt
航続距離:不明
乗員定数:181名

同型艦名(1隻)
ガーディアン[Guardian]

敷設艦(急設網艦) ガーディアンについて

 二十世紀初頭に潜水艦が兵器として使用されるようになり、港湾内や根拠地などで停泊中の艦船が不意に雷撃を受けるおそれが考えられるようになってきた。1920年代には大型艦艇は艦の周囲に金属製の防雷網を張り巡らして雷撃を防いでいたが、展開・収容に手間がかかることや艦の人員や収納領域に余裕のない小型艦艇は防雷網の展開ができないこともあり、あまり役に立つものではなかった。そこで考え出されたのが、港湾の入り口などに網を張ることで敵潜水艦の侵入を防ぐ防潜網であった。
 港湾の入り口は味方の艦艇も出入りするため防潜網は張ったままにすることはできず、出入りの際には防潜網を収容し、また再度張り直す作業が必要であった。防潜網の登場当初は港湾管理の小型艇(特務艇)や敷設艇などを使用していたが、1930年代になると列強各国とも専用の防潜網敷設艦を建造している。当艦はイギリス海軍が初めて建造した防潜網敷設艦(急設網艦)であるが、敷設に特化した艦ではなく、射撃演習時の標的曳航や訓練状況撮影などにも使用できるよう設計されていた。

 1930年計画で建造が開始され1933年に完成した当艦は、対日戦開戦時には東洋艦隊に所属しインド洋の根拠地での防衛や船団護衛に従事しており、その後地中海へ転戦して北アフリカ上陸やシチリア上陸などの支援を行っている。大戦を無事に生き残った当艦は、戦後は予備役艦隊に所属し、1952年に予備艦となるが近代化改修の後、再度予備役艦隊に復帰している。最後は1962年に退役し解体処分となった。


敷設艦(急設網艦) ガーディアンの歴史
ガーディアン[Guardian] (T89)
1931年10月15日チャタム工廠[Chatham Dockyard]にて起工
1932年 9月 1日進水
1933年 6月13日竣工
 東洋艦隊に配属
1941年12月〜対日戦開戦後は、マダガスカルやモルジブの防御に参加
1942年喜望峰回りの船団護衛に参加。本国帰還後はジブラルタルへ配備
      11月〜北アフリカ上陸作戦(トーチ作戦)に参加
1943年ベルファストにてオーバーホールを実施
       7月〜シチリア上陸作戦(ハスキー作戦)に参加
       9月〜イタリア上陸作戦(アヴァランチ作戦)に参加
1945年終戦後は予備役艦隊に転属
1952年第一線を退き、予備艦となる
1954年近代化改修を施し、予備役艦隊に復帰
1962年 1月 1日退役。後に解体処分


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