航空母艦 ハーミス(初代)

Aircraft Carrier "Hermes(1)"

英国海軍


HMS Hermes
航空母艦「ハーミス」

下記写真はイーグルモス社発行「隔週刊 世界の軍艦コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
ハーミス
第67号(2015.08.18)
航空母艦「ハーミス」1942年

スペックデータ
排水量:(満)13,200t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:重油2,000t
全長:(全)182.88m
全幅:(船)21.40m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:6.53m
出力:40,000hp
武装:
50口径5.5inch単装砲6基、4inch単装高角砲3基、
航空機20機(艦戦9、艦攻6、艦偵1、補用4)搭載可能
最大速力:25.0kt
航続距離:18ktで6,000浬
乗員定数:約700名 飛行甲板:182.27×27.43m、昇降機2基

同型艦名(1隻)
ハーミス(初代)"Hermes(1)"

航空母艦ハーミス(初代)について
 1918年に起工された当艦「ハーミス」は世界初の『最初から航空母艦として設計建造に着手した艦』であるが、他の空母運用実績を建造に反映させようとしたことや第一次大戦終結による予算削減の影響もあって竣工は遅れ、世界で最初に完成した新造空母の栄誉は後から起工した日本の「鳳翔」に譲ることになってしまった。
 それまでに建造された空母「イーグル」「フューリアス」の実績を設計に盛り込んでいるため、艦型は「イーグル」の縮小型と言ってもよいものであったが、艦首部分が飛行甲板と一体型になったエンクローズド・バウとなっているなど以降に建造された英空母の特徴とも言えるスタイルは当艦ですでに確立していた。小さな船体のわりに大きな島型艦橋を搭載したため艦の重心バランスが悪く、搭載燃料を慎重に艦内タンクで分配する必要があったと言われる。
 第二次大戦が勃発すると当艦は本国艦隊に所属し英仏海峡で警戒行動を取ったが、フランスが降伏するとオラン港やアレキサンドリアに停泊していた仏艦艇をドイツ軍に接収されないよう攻撃するなどの任務にも従事している。
 その後、戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」などが撃沈された東洋艦隊の増強のためセイロン島へ派遣された当艦であったが、1942年4月にインド洋へ進出した日本機動部隊(南雲艦隊)と交戦し艦上爆撃機による攻撃を受け沈没してしまった。これは世界初の艦上機による航空母艦撃沈でもあった。
 このセイロン島沖海戦において思わぬ大戦果を挙げた日本海軍は、作戦時の不備な点(敵艦隊発見時の兵装転換のもたつきや慎重な索敵の不備)を検討し改めることを怠ってしまい、その後のミッドウェイ海戦において同じ過ちを犯して大敗北を招いてしまっている。

航空母艦ハーミス(初代)の歴史
ハーミス(初代)[Hermes(1)]
1918年 1月15日アームストロング・ホイットワース社にて起工
1919年 9月11日進水
 艤装工事のためダヴェンポートへ回航される
1923年 7月竣工
1939年本国艦隊に所属し第二次大戦に参加。英仏海峡の警備に従事
1940年〜南大西洋やインド洋への船団護衛任務に従事
      7月フランス降伏に際し、北アフリカの仏艦艇攻撃に参加
      7月 8日敷設艦「コルフ」[Corfu]と衝突事故をおこし損傷
1940年後半〜修理後はアフリカ東岸、紅海、ペルシャ湾の警備活動に従事
1941年後半東洋艦隊に編入、セイロン島へ進出する
1942年 4月 9日日本機動部隊の航空攻撃を受け沈没


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2003,08,31