ロンドン型 重巡洋艦

"London" Class Heavy Cruisers ("County" Class "B" type)

英国海軍


HMS London(大改修後)

HMS Devonshire
スペックデータ
排水量:(満)13,380t ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×8基 燃料搭載量:重油3,220t
全長:(全)192.84m
全幅:20.12m 主機:Parsons式蒸気ギヤタービン×4基
   もしくはBrown Curtis式蒸気ギヤタービン×4基、4軸推進
吃水:6.60m
出力:80,000hp
武装:
50口径8inch連装砲4基、45口径4inch単装砲4基(後に連装砲2基
を追加)、40口径2pdr4連装ポンポン砲2基、同単装ポンポン砲4基
(後に16門まで増加)、21inch魚雷4連装発射管2基(後に撤去)
(大戦前に水偵1〜2機搭載設備を増設)
最大速力:31.25kt
航続距離:12ktで12,500浬
乗員定数:約1,000名

同型艦名(4隻)
ロンドン[London]デヴォンシャー[Devonshire]
サセックス[Sussex]シュロプシャー[Shropshire]

ロンドン型重巡洋艦について
 「ケント」型に続いて建造 された条約型重巡洋艦。基本的には「ケント」型と同じ設計の船体を使 用しているが、水雷防御のために施されていたバルジを廃止して、換わりに舷側装甲を若干厚くする などの改修が施されている。
 たどった歴史も「ケント」型とほぼ同様で、大戦前に水偵搭載設備の追加や対空兵装の強化が施さ れているが、大戦中に「ロンドン」は上部構造物を一新する大改修を施され(この改修により「ロン ドン」だけは2本煙突となったが、他の姉妹艦は3本煙突のままである)、また「デヴォンシャー」 と「サセックス」もカタパルトや3番砲塔を撤去して対空火器を増設しており、姉妹艦で全く異なっ たシルエットを持つようになっている。
 当クラスも「ケント」型と同様に船団護衛や哨戒任務に従事したため、敵艦隊と砲火を交えること はほとんど無かったが、戦没した「キャンベラ」の代艦としてオーストラリア海軍に譲られた「シュ ロプシャー」だけは、太平洋戦線の島嶼攻略戦において八面六臂の活躍を見せている。

ロンドン型重巡洋艦の歴史
ロンドン[London]
1926年 2月23日ポーツマス工廠にて起工
1927年 9月14日進水
1929年 1月31日竣工
 第1巡洋艦戦隊に所属し、地中海方面へ展開
1939年〜大改修に着手。完了は41年2月
1941年〜本国艦隊に所属し、第二次大戦に参加
      5月独戦艦「ビスマルク」追撃に参加
     10月〜ソビエト向け輸送船団の護衛に従事
1942年 6月27日〜PQ17船団の護衛としてアイスランドを出港
      7月 8日PQ17船団の商船全滅。当艦は本国へ帰還する
     12月〜修理のためドック入り。完了は翌年5月
1943年〜東洋艦隊に所属し、太平洋方面で作戦に従事
1946年修理を実施
1949年 4月21日中国軍との小競り合いで損傷する(揚子江事変)
      6月除籍。保管船となる
1950年スクラップとして解体処分される
デヴォンシャー[Devonshire]
1926年 3月16日デヴォンポート工廠にて起工
1927年10月22日進水
1929年 3月18日竣工
 第1巡洋艦戦隊に所属し、地中海方面へ展開
1932年〜中国近海(China Station)へ派遣される。派遣期間は翌年まで
 水偵搭載設備の増設を実施
1939年〜本国艦隊に所属し、第二次大戦に参加
1940年 4月〜ノルウェー撤退作戦に参加
      9月23日ダカール沖海戦に参加。地上砲台の砲撃を受け損傷
1941年 1月〜大西洋艦隊に所属し、南大西洋方面で作戦に従事
1942年 3月〜東洋艦隊に所属し、インド洋方面で作戦に従事
1943年 5月〜修理を実施。完了は翌年3月
1944年 4月〜本国艦隊に所属し、ノルウェー沿岸へ展開
1946年 9月〜練習艦への改装工事に着手。完了は翌年4月
1947年〜練習艦となり、訓練任務に従事
1953年10月除籍。保管船となる
1954年12月スクラップとして売却される
サセックス[Sussex]
1927年 2月 1日ホーソン・レスリー社にて起工
1928年 2月22日進水
1929年 3月26日竣工
 第1巡洋艦戦隊に所属し、地中海方面へ展開
1934年〜オーストラリアへ派遣される。派遣期間は36年まで
 水偵搭載設備の増設を実施
1939年〜H部隊に所属し、第二次大戦に参加
     12月独装甲艦「グラフ・シュペー」追撃に参加
1940年 4月〜本国艦隊に所属し、ノルウェー撤退作戦に参加
      9月17日グラスゴーにて独軍機の爆撃を受け損傷
 修理(および対空兵装の強化)を実施。完了は42年夏
1942年 8月〜大西洋艦隊に所属し、作戦に従事
1943年〜東洋艦隊に所属し、太平洋方面で作戦に従事
1949年 2月 2日除籍。保管船となる
1955年スクラップとして売却される
シュロプシャー[Shropshire]
1927年 2月24日ビアドモア造船にて起工
1928年 7月 5日進水
1929年 9月12日竣工
 第1巡洋艦戦隊に所属し、地中海方面へ展開
 水偵搭載設備の増設を実施
1936年 8月〜スペイン内戦に際して、バルセロナからの自国民撤退作戦に従事
1939年〜H部隊に所属し、第二次大戦に参加
     12月独戦艦「グラフ・シュペー」追撃に参加
1940年初頭改修工事を実施
1941年〜アフリカ近海にて作戦に従事
1942年 9月 8日「キャンベラ」の代艦としてオーストラリア海軍へ移籍
     12月〜南太平洋方面にて作戦に従事
1943年11月ニューヘブリディーズ諸島攻略作戦に参加
1944年 1月ニューギニア攻略作戦に参加
      5月ビアク攻略作戦に参加
      9月モロタイ攻略作戦に参加
     12月レイテ攻略作戦に参加
1945年 2月コレヒドール、バターン攻略作戦に参加
      7月バリクパパン攻略作戦に参加
1948年除籍。保管船となる
1955年スクラップとして売却される


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