(河川)砲艦 ファルコン

(River)Gunboat "Falcon"

英国海軍 他 イギリス海軍 国民政府軍 中国共産軍


HMS Falcon
砲艦「ファルコン」(撮影時期不詳)
スペックデータ
排水量:(常)372t ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油89t
全長:(全)45.72m
全幅:8.76m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:1.83m
出力:2,250hp
武装:
3.7inch単装曲射砲(山砲)1基、57口径6pdr(40mm)単装砲2基、
7.7mm単装機銃10基
最大速力:15.0kt
航続距離:不明
乗員定数:55名

同型艦名(1隻)
ファルコン[Falcon]

(河川)砲艦ファルコンについて

 英海軍が1930年代初頭に計画建造した河川用砲艦。それまでに建造した「ペトレル」型「ターン」型に比べて船体は短くなり、吃水は若干深くなったものの、機関出力は「ペトレル」型と同じであった。
 兵装として従前のカノン砲(海軍砲)ではなく、陸軍部隊が使用する短砲身の山砲が搭載されている。これは両岸が切り立った長江上流などで高い位置にいる敵を砲撃するため、仰角を大きく取れる砲として採用された物である。

 他の河川用砲艦と同様、中国大陸の長江などで警備任務などに従事していたが、対日戦が勃発すると日本軍の捕獲をおそれ、上流の重慶まで退避した。1942年にイギリスが砲艦を中国国民政府へ譲渡した際に、当艇も引き渡されており、国民政府軍砲艦「英德」[イン・デ(Ying De)]と改名した。「英德」は1949年に乗員ごと中国共産党軍へ亡命し、共産党軍(後の人民軍海軍)砲艦「嫩江」[ネン・チャン(Nen Jiang)]となった後、1974年まで使用されている。


砲艦ファルコンの歴史
ファルコン[Falcon]
1931年?ヤーロー社[Yarrow]にて起工
1931年 5月18日進水
       9月竣工。分解の後に香港へ舶送、再組立の後に就役
1930年代長江小艦隊などで権益保護の任務に従事
1939年第二次大戦勃発。1940年頃から大陸でのプレゼンスのため広東へ常駐する
1941年12月対日戦勃発後、日本軍による捕獲をおそれ重慶まで遡上
1942年 2月英国から中国(国民政府)へ譲渡。艇名を「英德」と改名し編入
1949年11月30日中国共産党軍へ亡命。艇名を「嫩江」と改名し編入
1974年頃人民軍海軍除籍。廃船


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