航空母艦 イーグル(初代)

Aircraft Carrier "Eagle(1)"

英国海軍


HMS Eagle
スペックデータ
排水量:(満)26,200t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×32基 燃料搭載量:重油2,500t
全長:(全)203.30m
全幅:32.13m 主機:Brown Curtis式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:7.44m
出力:50,000hp
武装:
50口径6inch単装砲9基、45口径4inch単装高角砲5基、
3pdr単装高射機関砲4基、21inch魚雷発射管6門、
航空機21機搭載
最大速力:24.0kt
航続距離:18ktで4,000浬
乗員定数:約900名 飛行甲板:203.3×30.5m、昇降機2基

同型艦名(1隻)
イーグル(初代)[Eagle(1)]

航空母艦イーグル(初代)について
 伊客船「コンテ・ロッソ」を前身とする 「アーガス」と同様に外国 からの発注を受け英国で建造されていた艦がベースとなっている空母。当艦はチリ海軍が発注した戦艦 「アルミランテ・コクラン」[Almirante Cochrane]が第一次大戦勃発により工事中止となっていたところ を英海軍が買い上げ航空母艦として完成させたものである。
 船体を購入した英海軍だったが航空母艦への改設計はなかなか進まず、そうしているうちに第一次大戦 が終結してしまい建造工事自体も急がれなかったため、完成は買収から6年(起工からだと11年)もた った1924年のこととなった(一部未完成のまま1920年に一度就役し、新造空母 「ハーミス」建造のため のデータ取りを行っているため、これも完成の遅れた一要因であろう)。
 全通甲板を装備したのは「アーガス」と同様であるが、サイズに余裕があったため艦橋は島型(アイラ ンド)が採用されている。しかしベースが戦艦のため装甲こそ厚いものの艦サイズの割りに航空機搭載数 が少なく速度も遅く、またベースとなった戦艦はスペイン語圏のチリが発注元であったため機関室などの 表示がスペイン語かつメートル法で記述されているなど、他の英艦艇と異なる部分もあって乗員達には使 いづらい艦であった。
 1930年代には対空兵装の増強が行われたのみで特に大きな改修は受けず、第二次大戦が勃発した時 は東洋艦隊に所属しインド洋などで行動していたのだが、1940年に地中海艦隊へ移動となりマルタ島 やアレキサンドリア向けの船団護衛に従事している。
 1942年8月のマルタ島緊急輸送作戦(ペデスタル作戦)にも当艦は参加したが、この航海途中に独 潜水艦の雷撃を受け魚雷4本が命中、たった8分間で轟沈してしまった。

航空母艦イーグルの歴史
イーグル(初代)[Eagle(I)]
1913年 1月22日アームストロング・ホイットワース社にてチリ戦艦「アルミランテ・コクラン」として起工
 第一次大戦勃発のため工事中止となる
1918年 2月28日英海軍が船体を買い取り、航空母艦として完成させるため工事再開
      6月18日進水
1920年 4月13日未完成だが各種実験のため就役する
     11月16日残工事を行うため除籍
1924年 2月26日竣工。再就役
1930年代数度にわたり対空兵装などの改良工事を実施
1939年東洋艦隊に所属し第二次大戦に参加
1940年 3月 1日砲弾庫の爆発事故により損傷。シンガポールで約1ヶ月間修理を実施
1940年 5月地中海艦隊へ編入。船団護衛などに従事
     11月タラント軍港空襲(ジャッジメント作戦)に参加予定だったが故障のため不参加
1941年 3月スエズ運河を通り紅海方面へ進出
      4月 1日イタリア紅海艦隊と交戦。駆逐艦などを航空攻撃で沈める
      5月南アフリカ喜望峰を経由して南大西洋方面へ移動
1942年初頭英本国で修理を受けた後、地中海艦隊へ復帰
      8月11日ペデスタル作戦に参加。地中海(アルジェ沖)にて独潜「U-73」の雷撃を受け沈没


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