改”フラワー”型 コルベット

"Modified Flower" Class Corvettes

英国海軍 他
 イギリス海軍 アルゼンチン海軍 カナダ海軍 インド海軍 イタリア海軍 ニュージーランド海軍 タイ海軍 アメリカ海軍

HMS Betony
HMS「ベトニー」
スペックデータ
排水量:(基)980t ボイラー:(メーカー不詳)水管罐×2基 燃料搭載量:重油337t
全長:(全)63.47m
全幅:10.06m 主機:三段膨張式往復動蒸気機械×1基、1軸推進
吃水:3.5m
出力:2,880hp
武装:
45口径4inch単装砲1基、2pdr(40mm)単装ポンポン砲1基もしくは
20mm連装機関砲1基、20mm単装機関砲6基、爆雷搭載数不明(投射機1、
投下軌条1)、後にヘッジホッグ投射機1を追加
最大速力:16.0kt
航続距離:12ktで3,450浬
乗員定数:109名

同型艦名(25隻+キャンセル1隻)
アラビス(2代)[Arabis(2)]アービュタス(2代)[Arbutus(2)]バーム[Balm]
ベトニー[Betony]バドリア[Buddleia]ビューグロス[Bugloss]
ブルラッシュ[Bullrush]バーネット[Burnet]キャンディタフト(2代)
[Candytuft(2)]
シーアノウサス[Ceanothus]チャーラック[Charlock]カムフリー[Comfrey]
コーネル[Cornel]ディッタニー[Dittany]フラックス[Flax]
アネスティ[Honesty]リナリア[Linaria]マンドレイク[Mandrake]
ミルフォイル[Milfoil]マスク[Musk]ニペタ[Nepeta]
プリヴィット[Privet]ローズベイ[Rosebay]スマイラックス[Smilax]
スタティス[Statice]ウィロゥハーブ[Willowherb] 

改”フラワー”型コルベットについて

 護衛用艦艇として大量に建造が行われた”フラワー”型コルベットであるが、戦場での使用状況や戦訓を取り入れ、建造時期が後になるほど改良が加えられている。
 それらオリジナルの”フラワー”型とは別に居住性や凌波性を高めるため、船首楼の延長や艦橋形状・マスト位置の変更、搭載燃料の増加などで行動性を高めたモデルが1942年頃から建造されており、この改良型を改”フラワー”型として別に分類した。ただし一部のオリジナル”フラワー”型でも改良型に準ずる改修を加えている艦があるため、改良型との区別は曖昧ではある。

 当ページでは主に英海軍向けに計画された艦のみを掲載したが、同盟軍向けに建造されたものを含めると50隻あまりが戦線で活躍している。(同盟軍向けの艦については別項にて紹介予定)


注意!「この型は同型艦が多いため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号(※所在地の表示が無いものは英国内所在)
 AJI = A.J.イングリス社 [A. J. Inglis]  AHC = アレクザンダー・ホール社 [Alexander Hall & Co. Ltd]
 COL = コリンウッド造船(カナダ) [Collingwood Shipbuilding]  FSL = ファーガソン造船 [Ferguson Shipbuilders. Ltd]
 GBC = ジョージ・ブラウン社 [George Brown]  JCS = ジョン・クラウン&サン社 [John Crown & Sons]
 KSB = キングストン造船(カナダ) [Kingston Shipbuilding Co]  MDL = ミッドランド造船(カナダ) [Midland Shipbuilding]
 MED = モートン造機(カナダ) [Morton Engineering and Dry Dock Co]  
国名略称(略称に続く「 」内は貸与等後の艦名)
アルゼンチン海軍 = アルゼンチン カナダ海軍 = カナダ インド海軍 = インド イタリア海軍 = イタリア
ニュージーランド海軍 = ニュージーランド タイ海軍 = タイ アメリカ海軍 = アメリカ イギリス海軍 = イギリス
改フラワー型コルベットの歴史
艦番艦名造船所起工進水竣工戦歴など
K385アラビス(2代)
[Arabis(2)]
GBC'43.02.26'43.10.28'44.02.22竣工時貸与ニュージーランド海軍(艦番艦名の変更なし)。南太平洋などで哨戒任務に従事。'48年返還。'51年スクラップ
K403アービュタス(2代)
[Arbutus(2)]
GBC'43.05.03'44.01.26'44.07.05竣工時貸与ニュージーランド海軍(艦番艦名の変更なし)。南太平洋などで哨戒任務に従事。'45.09日本の降伏調印に際し日本本土沖に展開。'48年返還。'51年スクラップ
 バーム
[Balm]
AHCで起工予定だったが'42.11.12キャンセル
K274ベトニー
[Betony]
AHC'42.09.26'43.04.22'43.08.31北大西洋などで護衛任務に従事。'45.08.24貸与インド海軍「シンド」[ सिंध (Sindh)]。'46年返還。'47年売却タイ海軍「プラサエ」[ประแส (Prasae)]。'50年朝鮮戦争に参加。'51.01.07韓国東海岸にて荒天のため座礁、曳航を試みるも失敗。'51.01.13放棄自沈
K402バドリア
[Buddleia]
AHC'42.11.30'43.06.19'43.11.10竣工前に移管カナダ海軍「ジファール」[Giffard]。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.07.05カナダ海軍退役。'52年スクラップ
K306ビューグロス
[Bugloss]
JCS'42.11.26'43.06.21'43.11.08北大西洋などで護衛任務に従事。'45.02.19貸与インド海軍「アッサム」[ असम (Assam)]。'47年返還。スクラップ
K307ブルラッシュ
[Bullrush]
JCS'43.02.22'43.10.11'44.02.08竣工前に移管カナダ海軍「ミミコ」[Mimico]。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.07.18カナダ海軍退役。'50年売却。商船「オリンピック・ヴィクター」[Olympic Victor]。'56年転売、捕鯨船「第十二おおとり丸」[Otori Maru No. 12]。'62年「第二十五京丸」[Kyo Maru No.25]。'78年廃船
K348バーネット
[Burnet]
FSL'42.11.02'43.05.31'43.09.23北大西洋などで護衛任務に従事。'45.05.15貸与インド海軍「ゴンドワナ」[ गोंडवाना (Gondwana)]。
'46.05.17返還。'47年スクラップ
K484キャンディタフト(2代)
[Candytuft(2)]
AJI'43.02.27'43.09.28'44.01.05竣工前に移管カナダ海軍「ロング・ブランチ」[Long Branch]。北大西洋などで護衛任務に従事。
'45.06.17カナダ海軍退役。'47年売却、商船「レクストン・ケントII」[Rexton Kent II]。'66年廃船
K486シーアノウサス
[Ceanothus]
FSL'43.02.05'43.08.30'43.12.01竣工前に移管カナダ海軍「フォレスト・ヒル」[Forrest Hill]。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.07.09カナダ海軍退役。'48年スクラップ
K395チャーラック
[Charlock]
FSL'43.??.??'43.11.16'44.03.??北大西洋などで護衛任務に従事。'46年貸与インド海軍「マラーター」[ मराठा (Mahratta)]。'47年座礁大破、放棄となる
K277カムフリー
[Comfrey]
COL'42.01.06'42.07.28'42.11.22竣工前に移管アメリカ海軍「アクション」[Action](PG-86)。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.09.06退役。'45.09.17除籍、'46年米国海事委員会へ移管。'49年捕鯨船へ改修。'52年転売。貨物船「アーン・プレスサス」[Arne Presthus]。以降の消息不明
K278コーネル
[Cornel]
COL'42.01.06'42.09.04'42.12.10進水前に移管アメリカ海軍「アラクリティ」[Alacrity](PG-87)。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.10.04退役。'45.10.24除籍。'47年売却、商船「リオ・マリナ」[Rio Marina]。後に「ポルトフェラヨ」[Portoferraio]と改名。以降の消息不明
K279ディッタニー
[Dittany]
COL'42.??.??'42.10.31'43.05.31竣工前に移管アメリカ海軍「ビーコン」[Beacon](PG-88)。'43.03武器供与法により貸与イギリス海軍「ディッタニー」。北大西洋などで護衛任務に従事。
'46.06.20米国へ返還。'47年米国海事委員会へ移管。以降の消息不明
K284フラックス
[Flax]
KSB'41.??.??'42.06.15'42.12.06竣工前に移管アメリカ海軍「ブリスク」[Brisk](PG-89)。カリブ海などで護衛任務に従事。'45.10.09退役。'45.10.18除籍。'46年米国海事委員会へ移管。売却
K285アネスティ
[Honesty]
KSB'42.??.??'42.09.28'43.05.28アメリカ海軍「カプリース」[Caprice](PG-90)として起工。竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「アネスティ」。北大西洋などで護衛任務に従事。'46.01.05米国へ返還。後にスクラップ
K282リナリア
[Linaria]
MDS'42.??.??'42.11.18'43.06.19アメリカ海軍「クラッシュ」[Clash](PG-91)として起工。、竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「リナリア」。北大西洋などで護衛任務に従事。'46.07.27米国へ返還、後にスクラップ
K287マンドレイク
[Mandrake]
MED'41.11.??'42.08.22'43.04.06竣工前に移管アメリカ海軍「ヘイスト」[Haste](PG-92)。カリブ海などで護衛任務に従事。'45.10.03退役。'46年米国海事委員会へ移管。'49年売却。貨客船「ポルト・アズーロ」[Porto Azzurro]。'50年転売。'71年廃船
K288ミルフォイル
[Milfoil]
MED'41.11.??'42.08.05'43.03.31竣工前に移管アメリカ海軍「インテンシティー」[Intensity](PG-93)。カリブ海などで護衛任務に従事。
'45.10.03退役。'46年米国海事委員会へ移。'50年売却。捕鯨船「オリンピック・プロモーター」[Olympic Promoter]。'65年転売。「第五おおとり丸」[Otori Maru No. 5]。以降の消息不明
K289マスク
[Musk]
MED'41.11.28'42.07.15'42.12.22竣工前に移管アメリカ海軍「マイト」[Might](PG-94)。カリブ海などで護衛任務に従事。'45.10.24退役。'46年米国海事委員会へ移管。'50年売却。捕鯨船「オリンピック・エクスプローラ」[Olympic Explorer]。'56年転売。「第十二おおとり丸」[Otori Maru No.12](「第三おおとり丸」[Otori Maru No.3]とする資料あり)。'57年「第十二京丸」[Kyo Maru No.12]。以降の消息不明(註:『第十二おおとり丸』は既出の「ブルラッシュ」改名後の船名と重複しており間違いの可能性あり
K290ニペタ
[Nepeta]
MED'42.07.22'42.11.29'43.07.23竣工前に移管アメリカ海軍「パート」[Pert](PG-95)。カリブ海などで護衛任務に従事。'45.10.03退役。'45.10.24除籍。'46年米国海事委員会へ移管。'50年売却。捕鯨船「オリンピック・リーダー」[Olympic Leader]。'56年転売。「第一おおとり丸」[Otori Maru No.1]。'57年船名を「第十五京丸」[Kyo Maru No.15]。以降の消息不明
K291プリヴィット
[Privet]
MED'42.08.14'42.12.04'43.08.16竣工前に移管アメリカ海軍「プルーデント」[Prudent](PG-96)。北大西洋などで護衛任務に従事。'45.10.11退役。'45.11.01除籍。'47年米国海事委員会へ移管。'49年売却。商船「エルバノ」[Elbano]。'51年転売イタリア海軍「スタフェッタ」[Staffetta]。水路測量に従事。'70年頃退役
K286ローズベイ
[Rosebay]
KSB'42.??.??'43.02.11'43.07.28アメリカ海軍「スプレンダー」[Splendor](PG-97)として起工。竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「ローズベイ」。北大西洋などで護衛任務に従事。'46.03.20米国へ返還・'46年米国海事委員会へ移管。以降の消息不明
K280スマイラックス
[Smilax]
COL'42.??.??'42.11.19'43.06.21進水を'42.12.24とする資料あり。
アメリカ海軍「タクト」[Tact]](PG-98)として起工。竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「スマイラックス」。北大西洋などで護衛任務に従事。'46.10.18米国へ返還。'46年米国海事委員会へ移管。'48年売却。アルゼンチン海軍「レプブリカ」[República]。'61年頃退役
K281スタティス
[Statice]
COL'43.??.??'43.04.01'43.09.20アメリカ海軍「ヴィム」[Vim](PG-99)として起工。竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「スタティス」。北大西洋などで護衛任務に従事。'44.07.07イギリス海峡にて独潜「U-678」を撃沈(共同)。'46.06.21米国へ返還。'46年米国海事委員会へ移管。'47年売却。'51年スクラップ
K283ウィロゥハーブ
[Willowherb]
MDS'42.??.??'43.04.15'43.08.30アメリカ海軍「ヴァイタリティ」[Vitality](PG-100)として起工。竣工前に武器供与法により貸与イギリス海軍「ウィロゥハーブ」。北大西洋などで護衛任務に従事。'46.06.11米国へ返還。'46年米国海事委員会へ移管。'47年売却。'61年スクラップ


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