”C”型 駆逐艦

"C" Class(River Class) Destroyers

英国海軍・カナダ海軍 イギリス海軍 カナダ海軍


HMCS Assiniboine(Kempenfelt)

HMCS Fraser
スペックデータ(【 】内はKempenfeltの数値)
排水量:(基)1,375t
    【(基)1,390t】
ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×3基
   (KempenfeltはYarrow罐)
燃料搭載量:重油470t
全長:(全)100.28m
   【(全)99.36m】
全幅:10.05m
   【10.06m】
主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
 (Restigouche・OttawaはHawthorn Leslie式ギヤードタービン)
吃水:2.59m
   【2.73m】
出力:36,000hp
武装:
45口径12cm単装砲4基、12pdr単装高角砲1基、
2pdr単装ポンポン砲2基、21inch魚雷4連装発射管2基、
爆雷6個(投下軌条2基)
最大速力:35.5kt
航続距離:15ktで4,830浬
乗員定数:145名
      【175名】

同型艦名(5隻:【 】内は英海軍計画時の旧艦名、艦名水色太字が嚮導艦
フレーザー[Fraser]
【クレセント[Crescent]】
オタワ[Ottawa]
【クルセーダー[Crusader]】
レスティゴーシュ[Restigouche]
【コミット[Comet]】
セント・ローレント[St.Laurent]
【シグニット[Cygnet]】
アシニボイン[Assiniboine]
【ケンペンフェルト(初代)[Kempenfelt(1)]】

”C”型駆逐艦について
 1929年度計画で建造された駆逐艦。計画時点では対空兵装として主砲仰角の拡大や12.7ミリ機銃 の搭載が要望されたが開発の遅れから搭載されず、旧来どおりの2ポンドポンポン砲と7.6センチ高射砲 を搭載して竣工した。船体構造は ”B”型をベースに、さらに洗練を加え た物となっている。
 計画当初は8隻の建造が予定されていたが財政難もあって建造計画は5隻に縮小され、竣工した艦は英 海軍で数年就役した後にカナダ海軍に全艦売却譲渡されてしまった。カナダ海軍では以前調達した2隻の ”A”型駆逐艦などと共に河川名を付け たため、一括りにして「リバー」型と当クラスを呼称しているが、資料によっては当クラスの艦を「フレー ザー」型と呼称している場合もある。
 第二次大戦では「オタワ」が独潜水艦の雷撃により、また「フレーザー」が英海軍の旧式巡洋艦「カルカ ッタ」と衝突事故を起こして喪われている。

”C”型駆逐艦の歴史
フレーザー[Fraser] (H48)【クレセント[Crescent]】
1930年 2月 1日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にて
英駆逐艦「クレセント」として起工
1931年 9月29日進水
1932年 4月21日竣工。本国艦隊などに所属
1937年 2月17日カナダ海軍へ譲渡。艦名を「フレーザー」と改名
1939年 9月〜第二次大戦に参加。船団護衛任務などに従事
1940年 6月28日ジロンド川河口で英旧式巡洋艦「カルカッタ」と衝突事故を起こし沈没
オタワ[Ottawa] (H60)【クルセーダー[Crusader]】
1930年 9月12日ポーツマス工廠にて英駆逐艦「クルセーダー」として起工
1931年 9月30日進水
1932年 5月 2日竣工。本国艦隊などに所属
1938年 6月15日カナダ海軍へ譲渡。艦名を「オタワ」と改名
1939年 9月〜第二次大戦に参加。船団護衛任務などに従事
1940年11月 7日スコットランド西方沖で伊潜「コマンダンテ・ファー・ディ・ブルーノ」を撃沈(他艦と共同)
1942年 9月13日セント・ローレンス湾にて独潜水艦「U−91」の雷撃を受け沈没
レスティゴーシュ[Restigouche] (H00)【コミット[Comet]】
1930年 9月12日ポーツマス工廠にて英駆逐艦「コミット」として起工
1931年 9月30日進水
1932年 6月 2日竣工。本国艦隊などに所属
1938年 6月15日カナダ海軍へ譲渡。艦名を「レスティゴーシュ」と改名
1939年 9月〜第二次大戦に参加。船団護衛任務などに従事
1945年10月 6日退役。同年11月9日除籍の後スクラップとして解体処分される
セント・ローレント[St.Laurent] (H83)【シグニット[Cygnet]】
1930年12月 1日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にて
英駆逐艦「シグニット」として起工
1931年 9月29日進水
1932年 4月 5日竣工。本国艦隊などに所属
1937年 2月17日カナダ海軍へ譲渡。艦名を「セント・ローレント」と改名
1939年 9月〜第二次大戦に参加。船団護衛任務などに従事
1945年 4月23日北大西洋にて独潜「U−845」を撃沈(他艦と共同)
     10月10日退役。同年11月9日除籍の後スクラップとして解体処分される
アシニボイン[Assiniboine](I18)【ケンペンフェルト(初代)[Kempenfelt(1)]】
1930年10月 1日J.S.ホワイト社にて起工
1931年10月29日進水
1932年 5月30日竣工。本国艦隊などに所属
1939年10月19日カナダ海軍へ譲渡。艦名を「アシニボイン」[Assiniboine](I18)と改名
移籍後第二次大戦に参加。船団護衛任務などに従事
1942年 8月 6日ファーウェル岬沖にて独潜「U−210」を撃沈
1945年 8月 8日退役。同年11月10日除籍
      11月 7日解体業者がボルティモアへ向けて曳航途中、
プリンスエドワード島東端(イーストポイント)付近にて座礁、船体は放棄される
1952年船体を解体撤去


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