”バトル”型 駆逐艦 

"Battle" Class Destroyers Type1

英国海軍 他 イギリス海軍 パキスタン海軍


HMS Barfleur

HMS Hogue
スペックデータ
排水量:(基)2,315t ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油766t
全長:(全)115.52m
全幅:12.26m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:5.31m
出力:50,000hp
武装:
45口径11.4cm連装両用砲2基、10.2cm単装高角砲1基、
40mmボフォース連装機関砲4基、同単装機関砲6基、20mm連装
機関砲2基、同単装機関砲2基、21inch魚雷4連装発射管2基、
爆雷60個(投射機4、投下軌条2)
最大速力:35.75kt
航続距離:20ktで3,820浬
乗員定数:247名
 (嚮導艦は286名)

同型艦名(8隻:艦名水色太字が嚮導艦
バーフルーア[Barfleur]カンバーダウン[Camperdown]フィニステル[Finisterre]
ガバード[Gabbard]ホーグ[Hogue]レイゴス[Lagos]
セント・キッツ[St.Kitts]トラファルガー[Trafalgar] 

”バトル”型駆逐艦(型)について
 1941年になって、独軍の航空機攻撃に対する強力な艦隊防空駆逐艦の計画が持ち上がり、これにより1942年度に計画されたのが当クラス(および設計修正型の計16隻)である。設計修正型(II型)や後期型と区別するため、最初に建造された当クラスは型と呼称されている(他に計画年から「1942年型」[1942 Battle]や計画順から「初期型」[Early Battle]などとも呼ばれる)。
 搭載兵装は11.4センチ(4.5インチ)連装両用砲を艦前部に背負い式配置とし、艦橋よりも後方の船体には雷装と対空兵装しか配置しないという配置方式を取っている。しかし防空駆逐艦として計画されたわりに雷装は4連装発射管2基と強力であるところは、英海軍が当クラスを防空任務のみならず艦隊駆逐艦として雷撃任務にも投入しようとしていたことが窺える。なお、これまでの対潜任務をメインとした艦に比べ船体は大型化している。
 1943年から建造が開始されたが、終戦までに竣工した艦は一部しかなく、戦場で活躍することは無かった。
 なお『バトル』型のクラス名は各艦名に歴史上の戦いの名が付けられたことによるものである。
 ※当サイトでの型・II型に所属する艦の区分けは、『世界の艦船 増刊第39集 イギリス駆逐艦史』の記述によっていますが、資料によっては区分けが異なっていること(もしくは区分けが無いこと)があります。

”バトル”型駆逐艦(I型)の歴史
バーフルーア[Barfleur](嚮導艦)(R80→D80)
1942年10月28日スワン・ハンター社にて起工
1943年11月 1日進水
1944年 9月14日竣工
1945年 9月日本降伏調印に際し、随行艦として東京湾へ入港
終戦後艦番をD80に変更
1956年11月第二次中東戦争に参加。上陸支援などを実施
1958年退役。予備役艦となる
1966年 9月29日除籍。スクラップとして解体処分される
カンバーダウン[Camperdown] (R32→D32)
1942年10月 3日フェアフィールド造船にて起工
1944年 2月 8日進水
1945年 6月18日竣工
終戦後艦番をD32に変更
1962年退役。予備役艦となる
1970年 9月 1日除籍。スクラップとして解体処分される
フィニステル[Finisterre] (R55→D55)
1942年12月 8日フェアフィールド造船にて起工
1944年 6月22日進水
1945年 9月11日竣工
終戦後艦番をD55に変更
1954年退役。予備役艦となる
1960年損傷した英駆「ホーグ」の代艦として現役に復帰
1965年退役
1967年 6月12日除籍。スクラップとして解体処分される
ガバード[Gabbard] (R47→D47)
1944年 2月 2日スワン・ハンター社にて起工
1945年 3月16日進水
1946年12月10日竣工
終戦後艦番をD47に変更
1953年退役。予備役艦となる
1957年 1月24日除籍。パキスタンへ売却、艦名を「バドル」[Badr]と改名
1971年インド・パキスタン戦争にてインド艦艇の攻撃を受け大破。後に処分される
ホーグ[Hogue] (R74→D74)
1943年 1月 6日キャンメル・レイアード社にて起工
1944年 4月21日進水
1945年 7月24日竣工
終戦後艦番をD74に変更
1947年退役。予備役艦となる
1957年近代化改修を実施後、現役へ復帰
1959年 8月25日セイロンにてインド軽巡「マイソール」(旧英軽巡「ナイジェリア」)と衝突、大破する。
シンガポールへ曳航されるが、全損判定となり放置
1962年 3月 7日除籍。スクラップとして売却される
レイゴス[Lagos] (R44→D44)
1943年 4月 8日キャンメル・レイアード社にて起工
1944年 8月 4日進水
1945年11月 2日竣工
終戦後艦番をD44に変更
1947年退役。予備役艦となる
1957年近代化改修を実施後、現役へ復帰
1960年代初頭退役
1967年 6月 1日除籍。スクラップとして解体処分される
セント・キッツ[St.Kitts] (R18→D18)
1943年 9月 8日スワン・ハンター社にて起工
1944年10月 4日進水
1946年 1月21日竣工
終戦後艦番をD18に変更
1957年退役
1962年 2月19日除籍。スクラップとして売却される
トラファルガー[Trafalgar](嚮導艦)(R77→D77)
1943年 2月15日スワン・ハンター社にて起工
1944年 1月12日進水
1945年 7月23日竣工
終戦後艦番をD77に変更
1947年退役。予備役艦となる
1958年近代化改修を実施後、現役へ復帰
1963年退役
1970年 7月 1日除籍。スクラップとして解体処分される


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2013,09,01(First Up2004,02,22)