”B”型 駆逐艦

"B" Class Destroyers

英国海軍 イギリス海軍


HMS Keith

HMS Beagle
スペックデータ(【 】内は嚮導艦Keithの数値)
排水量:(基)1,360t
     【(基)1,400t】
ボイラー:Admiralty罐・重油専焼×3基 燃料搭載量:重油390t
全長:(全)98.45m
全幅:9.83m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
(Basilisk・BeagleはBrown Curtis式ギヤードタービン)
吃水:2.60m
出力:34,000hp
武装:
45口径12cm単装砲4基、2pdr単装ポンポン砲2基、
21inch魚雷4連装発射管2基、爆雷8個(投射機2基)
(後に主砲を減じてヘッジホッグ搭載の改装を行った艦もある)
最大速力:35.0kt
航続距離:15ktで4,170浬
乗員定数:138名
      【175名】

同型艦名(9隻:艦名水色太字が嚮導艦
バシリスク[Basilisk]ビーグル[Beagle]ブランチェ[Blanche]
ボーディシア[Boadicea]ボリアス[Boreas]ブレイズン[Brazen]
ブリリアント[Brilliant]ブルドッグ[Bulldog]キース[Keith]

”B”型駆逐艦について
 1928年度計画で建造された駆逐艦。 ”A”型よりも強力な武装を施した強 兵装艦として計画された艦(主砲を1基減じ魚雷発射管を3連装3基にする予定)だったが、結局”A”型 を少し改良しただけの設計で建造されることになった。
 改良点は搭載爆雷が炸薬量を増やしたものに変更されたことと、新型のアスディック (Anti Submarine Detector:ASDICと略される)を搭載したこと、掃海器具の廃止などが挙げられるが、一見 したところでは差異は見分けにくい。

”B”型駆逐艦の歴史
バシリスク[Basilisk] (H11)
1929年 8月19日ジョン・ブラウン社にて起工
1930年 8月 6日進水
1931年 3月 4日竣工
 地中海艦隊や本国艦隊に所属。39年予備艦隊に編入
1939年 9月〜第二次大戦開戦により現役へ復帰
1940年 6月 1日ダンケルク撤退(ダイナモ作戦)に参加
ダンケルク沖にて独軍機の爆撃を受け大破。味方艦の雷撃により自沈処分
ビーグル[Beagle] (H30)
1929年10月11日ジョン・ブラウン社にて起工
1930年 9月26日進水
1931年 4月 9日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年ノルウェー方面での作戦に参加
 北アフリカ沿岸から北海までの戦域で護衛任務などに従事
1943年12月26日北岬沖海戦に参加
1945年 5月チャンネル諸島解放作戦に参加
1946年 1月15日除籍。後にスクラップとして解体処分される
ブランチェ[Blanche] (H47)
1929年 7月31日ホーソン・レスリー社にて起工
1930年 5月29日進水
1931年 2月19日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
     11月13日テムズ川河口にて触雷沈没
ボーディシア[Boadicea] (H65)
1929年 7月12日ホーソン・レスリー社にて起工
1930年 9月23日進水
1931年 4月 7日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年 6月ル・アーブル撤退を支援。敵の攻撃により損害を負う
1942年〜北海での栴檀護衛や、北アフリカ上陸の支援を行う
1942年11月 8日オラン沖にて仏駆「トルナード」の攻撃を受け損傷を負う
1944年 6月13日ノルマンディー上陸作戦を支援中、ポートランド沖にて独軍機の爆撃を受け沈没
ボリアス[Boreas] (H77)
1929年 7月22日パルマーズ社にて起工
1930年 7月18日進水
1931年 2月20日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年 5月15日オランダ沖にて英駆「ブリリアント」と衝突、損傷を負う
1944年 4月 1日ギリシア海軍へ貸与。艦名を「サラミス」[Salamis]と改名
      4月23日大西洋上で暴風のため損傷を負う
1951年ギリシアから英国へ返還される
1952年 4月除籍。後にスクラップとして解体処分される
ブレイズン[Brazen] (H80)
1929年 7月22日パルマーズ社にて起工
1930年 7月25日進水
1931年 4月 8日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年ノルウェー方面での作戦に参加
      4月15日ナルヴィク沖にて独潜「U−49」を撃沈(他艦と共同)
      7月21日船団護衛任務中、ドーバー湾にて独軍機の爆撃を受け沈没
ブリリアント[Brilliant] (H84)
1929年 7月 9日スワン・ハンター社にて起工
1930年10月 9日進水
1931年 2月21日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年 5月15日オランダ沖にて英駆「ボリアス」と衝突、損傷を負う
1942年11月 8日オラン上陸作戦に参加
オラン港外にて仏スループ「ラ・シュルプリーズ」を砲撃撃沈
1945年 1月22日ワイト島南西沖にてカナダコルベット「リンジー」と衝突損傷
1947年 8月18日除籍。後にスクラップとして解体処分される
ブルドッグ[Bulldog] (H91)
1929年 8月10日スワン・ハンター社にて起工
1930年12月 6日進水
1931年 4月 8日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
 地中海、インド洋、ノルウェー方面などで作戦に従事
1941年 5月 9日アイスランド南方沖にて独潜「U−110」を攻撃、拿捕する(他艦と共同)
1942年 5月 1日船団護衛任務中、独駆逐艦隊の攻撃を受け損傷を負う
1944年 6月26日アイルランド北西沖にて独潜「U−719」を撃沈
      8月ガロック湾にて英フリゲート「ラック・ダンヴェガン」と衝突、損傷を負う
1946年 1月15日除籍。後にスクラップとして解体処分される
キース[Keith](嚮導艦)(D06)
1929年10月 1日ヴィッカース・アームストロング社バーロー造船所にて起工
1930年 7月10日進水
1931年 9月 9日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加
1940年 5月23日ブーローニュにて撤退する兵員を収容中に独軍の銃砲撃を受け損傷
      6月 1日ダンケルク撤退(ダイナモ作戦)に従事中、ダンケルク沖にて独軍機の爆撃を受け沈没


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