カレイジャス型 航空母艦

"Courageous" Class Aircraft Carriers

英国海軍


HMS Courageous
スペックデータ(航空母艦改装後)
排水量:(満)27,000t ボイラー:Yarrow罐・重油専焼×18基 燃料搭載量:重油3,685t
全長:(全)239.65m
全幅:(船)27.30m 主機:Parsons式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:7.62m
出力:90,000hp
武装:
40口径12cm単装高角砲16基、40口径2pdr高角砲4基、
(後に8連装3基、単装4基にまで拡大される)
航空機最大48機搭載(ソードフィッシュ2個飛行中隊)
最大速力:29.5kt
航続距離:16ktで5,850浬
乗員定数:1,100名以上 飛行甲板:180.14×30.48m(上部甲板)、昇降機2基

同型艦名(2隻)
カレイジャス[Courageous]グローリアス[Glorious]

カレイジャス型航空母艦について
 第一次大戦中に提案された軽防御・大火力の巡洋艦「ハッシュ・ハッシュ・クルーザー」は全部で3隻 が計画された。しかし最も大口径(18インチ)の砲を搭載する予定だった 「フューリアス」は航空 母艦へ計画変更されてしまい、実際に巡洋艦として完成したのは15インチ連装砲2基を搭載した「カレ イジャス」型だけであった。
 1917年に竣工した「カレイジャス」と姉妹艦「グローリアス」であったが、想定されていたバルト 海での上陸作戦支援は実現せず、第一次大戦後のワシントン海軍条約において大口径砲搭載艦の保有が制 限されることになったため航空母艦へ改装されることになった。
 「カレイジャス」は1928年、「グローリアス」は1930年に航空母艦への改装が終了し、上下2 段式の飛行甲板を持つ艦として生まれ変わった。上部甲板は発着両用であったが、長さの短い下部甲板は 発艦専用とされた(後年、航空機が発達し短い滑走距離では発艦できない重量となると下部甲板は使用さ れなくなったが、格納庫への改装などは行われなかったため、サイズの割に搭載機数は少ないままで第二 次大戦開戦を迎えている)。
 第二次大戦では両艦とも悲運な最期を遂げており、「カレイジャス」は開戦直後に独潜水艦の雷撃を受 け沈没(英海軍初の航空母艦喪失)、「グローリアス」も1940年に独巡洋戦艦 「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」の 砲撃を受け沈没(大戦中唯一の艦砲射撃で沈没した英正規空母)している。

カレイジャス型航空母艦の歴史
カレイジャス[Courageous]
1915年 3月29日アームストロング社にて巡洋艦として起工
1916年 2月 5日進水
     11月 4日竣工(就役は翌年1月)
 第一次大戦では高速敷設艦として使用された
第一次大戦終結後練習艦として使用される
1921年除籍。廃艦が予定されていた
1924年 6月24日デヴォンポート船渠で航空母艦への改修工事を開始
1928年 5月 5日改修工事完了
1930年代本国艦隊に所属し訓練任務や警備活動に従事
1939年第二次大戦に参加。対Uボート戦任務のため北海へ派遣
      9月17日アイルランド西方にて独潜水艦「U−29」の雷撃を受け沈没
グローリアス[Glorious]
1915年 5月 1日ハーランド&ヴォルフ社にて巡洋艦として起工
1916年 4月20日進水
1917年10月14日竣工
 練習艦として使用される
1921年除籍。廃艦が予定されていた
1924年 2月24日デヴォンポート船渠で航空母艦への改修工事を開始
1930年 3月30日改修工事完了
1930年代本国艦隊に所属し訓練任務や警備活動に従事
1939年第二次大戦に参加。地中艦艦隊に所属
     10月インド洋へ派遣される
1940年 1月地中海艦隊へ復帰。マルタ島へ増派のため艦載機を降ろす
      4月本国艦隊に編入。再度航空機を搭載する
      6月ナルビク撤退作戦支援のためノルウェー沖に派遣される
      6月 8日独巡戦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」の砲撃を受け沈没


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