航空母艦 アーガス

Aircraft Carrier "Argus"

英国海軍


HMS Argus
スペックデータ
排水量:(満)14,550t ボイラー:メーカー不詳罐・重油専焼×12基 燃料搭載量:重油2,000t
全長:(全)172.21m
全幅:24.23m 主機:Parsons式ギヤードタービン×4基、4軸推進
吃水:6.40m
出力:20,000hp
武装:
4inch単装高角砲6基、航空機18〜20機
最大速力:20.2kt
航続距離:16ktで4,370浬
乗員定数:373名 飛行甲板:167.34×21.03m、昇降機2基

同型艦名(1隻)
アーガス[Argus]

航空母艦アーガスについて
 第一次大戦が勃発し、商船や客船を改造した水上機母艦を多数就役させ船団護衛などに従事させていた 英国海軍だったが、艦隊に随伴できる本格的な航空母艦の必要性を切に感じていた。そこで陸上用航空機 を運用できる航空母艦のプロトタイプ建造を決定、ビアドモア造船所に工事中止のまま放置されていたイ タリア客船「コンテ・ロッソ」[Conte Rosso]を買い取り、航空母艦へ改装することにしたのである。
 すでに「フューリアス」に よって艦上からの車輪付き航空機運用の実績があった英海軍だったため、航 空機の運用には全通甲板が必要不可欠との判断を行い、世界初の全通(飛行甲板上に障害となる構造物 が無い)甲板を持った航空母艦として完成した。艦橋は飛行甲板の前部下につり下げられる形で配置され、 煙突は「フューリアス」同様の長大な煙路をはわせる方式を取っている。
 第一次大戦終結前に竣工はしたものの作戦に参加することなく終わっており、1920年代以降は練習 艦として艦隊パイロットの技術向上や艦上機開発へ多大な寄与を行っている。
 第二次大戦が勃発した時点では、さすがに小型であるため能力不足であるとして実戦参加は見送られて いたのだが大型空母が不足するようになるとマルタ方面への航空機輸送や北アフリカ方面への船団護衛な どに使用されるようになった。しかし大戦末期になって新造空母が多数竣工するようになってきたため1 944年にお役ご免となり以降は兵舎船として係留されたままで、戦後すぐにスクラップとして処分され てしまっている。

航空母艦アーガスの歴史
アーガス[Argus]
1914年 6月ビアドモア造船所にてイタリア客船「コンテ・ロッソ」として起工
 第一次大戦勃発のため工事中止となる
1916年英海軍が船体を買い取り、航空母艦として完成させるため工事再開
1917年12月 2日進水
1918年 9月16日竣工
 第一次大戦では作戦に参加せず、主に航空機の発着艦訓練に使用された
1925年11月バルジ拡大の改良工事を実施
1930年 4月予備役へ編入され、練習艦として使用される
1930年代数度の小改修や改良を実施する
1938年 7月30日再就役
1939年〜本国艦隊に所属し、第二次大戦に参加。主に訓練任務に使用される
1941年大型空母の不足により航空機輸送などの任務に従事
1942年 6月マルタ島向け船団護衛(ハープーン作戦)に従事。地中海におけるシーハリケーン初陣
     11月北アフリカ上陸作戦の支援を行う
1943年中頃〜本国艦隊にて発着艦練習艦として使用
1944年 8月予備役となり、兵舎船として係留される
1946年12月 5日スクラップとして売却、解体処分される


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