護衛空母 アーチャー

Escort Carrier "Archer"

英国海軍


HMS Archer(1942年11月の飛行機輸送任務時)
スペックデータ
排水量:(満)12,860t ボイラー:−−−−−−− 燃料搭載量:不明
全長:(全)149.96m
全幅:(船)21.03m 主機:メーカー不詳ディーゼル機関×4基、1軸推進
吃水:6.71m
出力:8,500hp
武装:
50口径4inch単装高角砲×3基、
航空機16機搭載可能
(例:マートレット8、ソードフィッシュ8)
最大速力:16.5kt
航続距離:不明
乗員定数:555名 飛行甲板:134.72×21.34m、昇降機不明

同型艦名(1隻)
アーチャー[Archer] 

護衛空母アーチャーについて
 第二次大戦中、アメリカは武器貸与法の下で英国に対し数多くの兵器を送り続けた。 拳銃のような小さな 物や 戦車輸送機のように重要な局面で非常 に役立った物もあった貸与兵器のうち最も大きな兵器が護衛空母のような艦船であった。当艦は第二次大戦中 に38隻もの数が貸与されることになる護衛空母の最初の艦であった。
 当艦は米国ニューポートニューズ造船で輸送船「モアマックランド」[Mormacland]を改装したもので、米国 が1941年6月に竣工させた護衛空母 「ロングアイランド」とほぼ同じ設計 をした艦であった。同年11月に 「アヴェンジャー」型護衛空母3隻ととも に英国へ貸与されている(資料によっては当艦も「アヴェンジャー」型の1隻としている物もあるが、実際には 機関の数が異っており、略同型艦以上のものでは無かったため、当サイトでは別クラスとして扱った)。元々米 国は商船を転換した護衛空母の設計について、英国が建造した最初の護衛空母 「オーダシティ」を参考 にしていたのだが、建造された護衛空母はオリジナルである英国の設計よりも優秀なものであった。
 当「アーチャー」は1942年初頭から大西洋航路の護衛任務に従事し、当艦搭載のソードフィッシュは 英領アセンション島(大西洋に浮かぶ孤島)へ初めて着陸した航空機となっている。しかし大戦中期以降は 更に優秀な護衛空母が貸与されてきたため機関に不具合のあった当艦は任務に使用されなくなり、大戦終結 後の1946年初頭にアメリカへ返還された。返還後は商船として余生を送っている。

護衛空母アーチャーの歴史
アーチャー[Archer]
1939年 6月25日米国サン造船にて貨物船「モアマックランド」として起工
     12月14日進水
1941年 6月英国へ護衛空母として貸与することが決定。ニューポートニューズ造船で改装
     11月17日竣工。英艦「アーチャー」となる
1942年 2月〜大西洋航路の護衛任務に従事
     11月カサブランカへの飛行機輸送任務に従事
     12月〜大西洋航路の護衛任務に従事
1943年 5月23日当艦搭載機が航空攻撃により独潜水艦「U−752」を撃沈
      8月〜機関故障のため修理工事を開始するが困難を極めたため修理中止
     11月 6日就役を解かれ、保管船となる
1944年 3月〜宿泊船として使用される
      8月ベルファストにて機関修理工事を開始。完了は翌年3月
1945年 3月15日海軍省に移管。艦名を「エンパイア・ラガン」[Empire Lagan]と改名
1946年 1月 9日米国へ返還される
      2月26日米海軍艦籍より除籍。「アーチャー」の船名で売却、以降は商船として使用される
1949年船名を「アン・セイラム」[Anne Salem]と改名
1955年船名を「タスマニア」[Tasmania]と改名
1961年船名を「ユニオン・リライアンス」[Union Reliance]と改名
     11月タンカーとの衝突事故により炎上沈没
1962年 3月浮揚後、スクラップとして解体処分される


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