タチン型 スループ

"Tachin" Class Sloop
เรือรบซลูพ ชั้น "ท่าจีน"


タイ(シャム)王国海軍 タイ王国海軍


ท่าจีน
แม่กลอง
(上段)「タチン」(1937年頃)
(下段)「メクロン」(記念艦として展示中の姿:2012年)(Photo from Wikipedia : Attribution: Kasom SKULTAB / CC BY-SA3.0)

スペックデータ
排水量:(基)1,400t ボイラー:艦本式罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油 487t
全長:(全)82.0m
全幅:10.4m 主機:直立型往復動蒸気機関(3段膨張式)×2基、2軸推進
吃水 3.2m
出力:2,500hp
武装:
45口径12cm単装砲4基、65口径20mm単装機関砲2基、45cm魚雷連装発射管2基、
水偵1機搭載可能、機雷および機雷掃海具一式搭載可能(Maeklongは1950年代に水偵を
降ろし、60口径40mm単装機関砲2基を増設。1965年に魚雷発射管を撤去。1974年に
主砲を50口径76mm単装砲4基へ、20mm機関砲を70口径20mm単装機関砲3基へ換装)
最大速力:17.0kt
航続距離:12ktで8,000浬
乗員定数:155名
(練習艦時。候補生含む)

同型艦名(2隻)
タチン [ท่าจีน (Tachin)]メクロン [แม่กลอง (Maeklong)]

タチン型スループについて

 シャム王国(1939年からタイ王国へ国名を変更)海軍が1930年中盤に建造した沿岸警備用の小型艦艇。諸資料ではスループに分類されている。一説では全部で4隻の建造が計画されていたが、実際に建造されたのは2隻のみであった。
 日本の浦賀船渠にて建造が行われており、主砲は日本海軍式の12センチ単装砲が艦の前後に2基ずつ搭載され、他にも対空兵装の20ミリ機関砲2門や45センチ魚雷発射管2基4門が装備された。また渡辺鉄工所(後の九州飛行機)がシャム向けに製作した水上偵察機(同時期に日本海軍向けとして製造された九六式小型水偵に似た機体)を1機搭載できたほか、機雷や掃海具を装備することも可能であった。

 「タチン」および「メクロン」の2隻が1937年に竣工し、シャム海軍へ引き渡され、沿岸部での警備任務以外にも護衛任務や士官候補生の練習艦としての任務などに従事している。
 「タチン」は1945年1月に米軍爆撃機の爆撃を受け大破し、その後解体されているが、「メクロン」は兵装の近代化や縮小を行いながら練習艦などの任務を続け、1995年まで現役として使用された。退役後の「メクロン」はチュラチョームクラオ砦にて記念艦(→グーグルマップ)として公開されている。


タチン型スループの歴史
タチン [ท่าจีน (Tachin)]
1936年日本の浦賀船渠にて起工
1936年 7月24日進水
1937年 6月竣工
1941年末(日泰攻守同盟条約締結。枢軸国として太平洋戦争に参戦)
1945年 6月 1日サタヒップ[Sattahip]にて米軍機の爆撃を受け大破着底
      10月浮揚修理されず除籍。解体処分となる
メクロン [แม่กลอง (Maeklong)]
1936年日本の浦賀船渠にて起工
1936年11月27日進水
1937年 6月竣工
1941年末(日泰攻守同盟条約締結。枢軸国として太平洋戦争に参戦)
1940年代後半戦後は士官候補生の練習艦として任務に従事
1950年代水偵を降ろし、40ミリ機関砲を追加
1965年魚雷発射管を撤去
1974年主砲および20ミリ機関砲を換装
1995年 3月20日除籍。記念艦として公開される


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2017,09,23