キーウィ型 掃海トローラ

"Kiwi" Class Minesweep Trawler

ニュージーランド海軍 ニュージーランド海軍


HMNZS Kiwi
HMNZS「キーウィ」(第二次大戦時?)
スペックデータ
排水量:(基)600t ボイラー:円罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油220t
全長:(垂)47.6m
全幅:9.22m 主機:直立型往復動蒸気機関(3段膨張式)×2基、2軸推進
吃水:3.51m
出力:1,000hp
武装:
44口径4inch(10.2cm)単装砲1基、39口径2pdr(40mm)単装ポンポン砲1基、
爆雷40個搭載(投射機4、投下軌条2)、掃海具一式搭載
(Tuiが調査船へ改修後は非武装)
最大速力:14.0kt
航続距離:不明
乗員定数:35名

同型艦名(3隻)
キーウィ [Kiwi]モア [Moa]トゥイ [Tui]

キーウィ型掃海トローラについて

 第二次大戦勃発後、ニュージーランド周辺海域での対潜哨戒や船団護衛、機雷掃海などに使用するため、ニュージーランド海軍が独自に建造した海軍トローラ。イギリス海軍が大戦前に建造した「バセット」型などを参考に設計されているが、イギリス海軍の海軍トローラと異なりボイラーは重油専焼とされている。
 搭載兵装は4インチ単装砲1門と2ポンドポンポン砲1門のみだが、対潜爆雷を40個搭載することができたほか、掃海具の装備も可能だった。

 姉妹艇が3隻建造され、第二次大戦では南洋方面での船団護衛や機雷掃海などに従事しており、1隻が戦没した。終戦後も生き残っていた2隻のうち「キーウィ」は1950年頃に護衛艇(エスコート)へ類別変更され、1960年代初頭まで現役だった。「トゥイ」は1955年に調査船となり1967年まで使用されている。

 なお、当クラスの艇名はニュージーランド特有の鳥類から取っているため、一部の資料では当クラスを「バード」(鳥の意)型と呼称しているものも見受けられる。また、資料によっては当クラスの類別を掃海艇とするものや、コルベットとするものも見受けられる。


キーウィ型掃海トローラの歴史
キーウィ [Kiwi] (T102)
1940年 3月19日英国のヘンリー・ロブ社[Henry Robb Ltd.]にて起工
1941年 7月 7日進水
      10月25日(10月20日説あり)竣工。ニュージーランドへ回航される
1941年12月〜対日戦勃発。本国周辺にて対潜哨戒や護衛任務に従事
1943年 1月21日ガダルカナル島沿岸にて日本軍の上陸用舟艇(大発)と交戦
       1月29日ガダルカナル島カミンボ湾にて日潜「イ−1」と交戦、これを撃沈する(共同)
1948年〜訓練任務に従事
1950年頃エスコート(護衛艇)に類別変更。艦番をP102と変更
1956年12月20日退役。保管船となる
1963年 9月売却処分される
モア [Moa] (T233)
1940年 3月19日英国のヘンリー・ロブ社にて起工
1941年 5月15日進水
       8月19日(8月12日説あり)竣工。ニュージーランドへ回航される
1941年12月〜対日戦勃発。本国周辺にて対潜哨戒や護衛任務に従事
1943年 1月29日ガダルカナル島カミンボ湾にて日潜「イ−1」と交戦、これを撃沈する(共同)
       2月21日米軍のラッセル諸島上陸(クリンスレイト作戦)に参加
       4月 7日ツラギ島にて米給油艦から給油中に日本軍機の空襲を受け沈没
トゥイ [Tui] (T234)
1940年 3月19日英国のヘンリー・ロブ社にて起工
1941年 8月26日進水
      12月 5日(11月26日説あり)竣工。ニュージーランドへ回航される
1941年12月〜対日戦勃発。本国周辺にて対潜哨戒や護衛任務に従事
1943年 1月21日ガダルカナル島沿岸にて日本軍の上陸用舟艇(大発)と交戦
       8月19日ヌーメア湾沖にて日潜「イ−17」を撃沈
1946年 6月退役。予備役艦となる
1952年 2月〜再就役。訓練任務に従事。艦番をP33と変更
1955年10月〜退役。海洋調査船への改修のためドック入り
1956年 3月 5日再就役。海洋調査船(補助船)へ類別変更
1967年12月22日除籍。69年12月スクラップとして売却


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