B型 潜水艦

"B" Class Submarines
B-klasse undervannsbåt


ノルウェー海軍 他 ノルウェー海軍 ドイツ海軍


KNM B2
「B2」(1925年)
スペックデータ
排水量(水上):365t排水量(水中):545t全長:(全)51.0m
出力(水上):900hp出力(水中):700hp全幅:5.33m
最大速力(水上):15.0kt最大速力(水中):9.0kt吃水:3.50m
航続距離(水上):9ktで2,900浬航続距離(水中):3ktで150浬乗員数:23名
燃料搭載量:重油 搭載量不明安全潜行深度:60m
主機関:Sulzer式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷6発搭載》45cm魚雷発射管4門(艦首4)、
28口径76mm単装砲1基

同型艦名(6隻)
B1 [B1]B2 [B2]B3 [B3]
B4 [B4]B5 [B5]B6 [B6]

B型 潜水艦について

 第一次世界大戦前にノルウェー海軍は初の量産型小型潜水艦(「A」型)を4隻建造した。続いて潜水艦の国産化をめざしアメリカからホランド型潜水艦(米海軍が第一次大戦前に建造したL型潜水艦)のライセンスを購入、1915年から国内の海軍造船所にて建造を開始したのが当クラスである。初めての潜水艦国内建造のため建造には手間取り、第一次大戦による資材不足などの影響もあって、1番艦「B1」の竣工までに8年という長い期間がかかったものの1923年から1930年の間に6隻を完成させることができた。
 基本的な設計は米エレクトリック・ボート社のものであったが、機関はスイス・ズルツァー社製、甲板砲はスウェーデン・ボフォース社製となっていた。

 第二次大戦時にドイツ軍の侵攻を受けた際、全艦が配備についていたが半数は早々にドイツ軍に拿捕され、抵抗を続けた艦のうち1隻(「B1」)のみがイギリスへ脱出することができている。ドイツ軍に拿捕された艦のうち2隻(「B5」および「B6」)はドイツ海軍に編入され、独海軍潜水艦「U−C1」「U−C2」となった。イギリスに逃れた「B1」は1944年頃まで英海軍指揮下で水上艦が行う対潜訓練の標的艦などとして使用されている。


B型 潜水艦の歴史
B1 [B1]
1915年海軍造船所[Marinens Hovedverft]にて起工
1922年 8月 1日進水
1923年 2月 1日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のため沿岸部へ展開
       6月海軍司令部からの脱出命令に従い、イギリスへ向け脱出
同月8日イギリスへ到着
       7月〜英海軍指揮下に入り、第7潜水戦隊にて訓練任務に従事
1944年 4月24日退役。同年7月解体処分
B2 [B2]
(年月不詳)海軍造船所にて起工
1923年 8月15日進水
1924年10月 1日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のためクリスチャンサン[Kristiansand]沖へ展開
       4月11日ローガラン県[Rogaland]沖にて独海軍に拿捕される
 以降の消息不明(独海軍に編入されず、解体処分されたか?)
B3 [B3]
(年月不詳)海軍造船所にて起工
1924年 1月25日進水
1926年 6月 1日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のためトロムス[Troms]沖へ展開
       6月海軍司令部からの脱出命令に従い、イギリスへ向け脱出しようとするが
同月10日バッテリーの爆発事故により脱出を断念。自沈する
B4 [B4]
(年月不詳)海軍造船所にて起工
1923年12月19日進水
1927年 5月 2日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のためホルテン[Horten]沖へ展開
       4月10日ブスケルー県[Buskerud]沖にて独海軍に拿捕される
 以降の消息不明(独海軍に編入されず、解体処分されたか?)
B5 [B5]
1925年海軍造船所にて起工
1929年 6月17日進水
      10月 1日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のためクリスチャンサン[Kristiansand]沖へ展開
       4月11日ローガラン県[Rogaland]沖にて独海軍に拿捕される
 独海軍に編入。艦名を「U-C1」と改称。訓練任務などに従事
1942年頃損傷のため退役。後に解体処分
B6 [B6]
1925年海軍造船所にて起工
1929年 9月 4日進水
1930年 5月 1日竣工。ノルウェー海軍にて任務に従事
1940年 4月 9日ドイツ軍のノルウェー侵攻が開始される
迎撃のためスン・フィヨルド[Sunn-fjord]へ展開
       5月18日独海軍艦艇の攻撃を受け浮上後降伏
拿捕後はフローロ[Florø]へ回航される
 独海軍に編入。艦名を「U-C2」と改称。訓練任務などに従事
1945年 5月 3日ドイツ敗戦のため自沈
(44年10月退役説もある)


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