G13型 水雷艇

"G13" Class Torpedo Boat
Torpedoboot "G13" Klasse


オランダ海軍 他 オランダ海軍 イギリス海軍 ドイツ海軍


Hr.Ms. G13
「G13」(1930年頃?:Photo from Wikipedia Commons)
スペックデータ
排水量:(基)180t ボイラー:円罐・石炭専焼×2基 燃料搭載量:石炭44t
全長:(垂)49.5m
全幅:5.25m 主機:直立型往復動蒸気機関(3段膨張式)×2基、2軸推進
吃水:1.5m
出力:2,600hp
武装:
37口径75mm単装砲2基、45cm魚雷単装発射管3基、
(1930年代に12.7mm単装機銃2基を追加(G14を除く))
最大速力:25.0kt
航続距離:8ktで1,230浬
乗員定数:27名

同型艦名(4隻)
G13 [G13]G14 [G14]G15 [G15]G16 [G16]

G13型水雷艇について

 19世紀にイギリスで開発された近代的な水雷艇(魚雷搭載の小型艇)は、19世紀末までに列強各国へ広まっていった。オランダも1880年代末から英ヤーロー社や自国の造船所で水雷艇の建造を行っている。
 当艦は19世紀末に建造された水雷艇「ヒードラ」型(1920年頃退役。同名の敷設艦とは異なる)や「オフィール」型(1919年退役)の後継として建造された艇で、オランダ本国沿岸での警備任務に使用するものであった。

 全部で4隻の同型艦が建造されているが、うち1隻(「G14」)は1919年に事故のため沈没しており、第二次大戦勃発時には3隻が現役として残っていた。ドイツ軍のオランダ侵攻に際して「G16」は自沈しているが、残り2隻はイギリスへ脱出している。しかし水雷艇として時代遅れの旧式となっていたため、乗員はイギリスへ逃れた他のオランダ艦へ転属し、艇は戦時中に廃艦となった。


G13型水雷艇の歴史
G13 [G13]
1913年 3月 5日王立スヘルデ工廠[Koninklijke Maatschappij de Schelde]にて起工
      10月18日進水
1914年 3月11日竣工
1939年 9月(第二次大戦勃発)
1940年 5月10日(ドイツ軍がオランダ侵攻を開始)
       5月14日オランダ降伏に際しイギリスへ向け脱出
デン・ヘルダーを出港し、翌日ディール[Deal]へ到着
       7月〜英国沿岸部にて護衛や哨戒任務に従事
       8月 9日退役。ホーリーヘッド[Holyhead]にて係留となる
      12月27日英海軍へ再就役。ベルファストの港湾防衛任務に従事
1942年 7月オランダ海軍籍に復帰
1943年 2月除籍。スクラップとして売却
G14 [G14]
1913年 3月王立スヘルデ工廠にて起工
      11月15日進水
1914年 3月竣工
1919年 9月11日ボイラーの爆発事故により艦内火災が発生し沈没
G15 [G15]
1913年 6月10日ファイエノールト社[Fijenoord]にて起工
1914年 1月 3日進水
       8月 3日竣工
1939年 9月(第二次大戦勃発)
1940年 5月10日(ドイツ軍がオランダ侵攻を開始)
       5月14日オランダ降伏に際しイギリスへ向け脱出
デン・ヘルダーを出港し、翌日ディール[Deal]へ到着
       7月〜英国沿岸部にて護衛や哨戒任務に従事
      12月27日退役。同日英海軍へ再就役。ベルファストの港湾防衛任務に従事
1942年 7月オランダ海軍籍に復帰
1943年 2月除籍。スクラップとして売却
G16 [G16]
1913年 7月22日ファイエノールト社にて起工
1914年 3月10日進水
       7月29日竣工
1939年 9月(第二次大戦勃発)
1940年 5月10日(ドイツ軍がオランダ侵攻を開始)
       5月14日オランダ降伏に際し、デン・ヘルダーにて自沈
       6月ドイツ軍により浮揚され修理実施
1941年12月 5日ドイツ海軍籍編入。「TFA-9」と改名。魚雷回収船に類別
1942年 9月19日部隊(第22潜水隊)へ配備
1945年 5月 3日ドイツ敗戦のためキールにて自沈
 終戦後に浮揚。デン・ヘルダーへ曳航されオランダへ返還
(修理やスクラップとして売却が不可能な状態だったとの説もある)
1948年実艦標的として使用され沈没(?)


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