潜水艦 O8

Submarine "O8" (ex HMS "H6")
Onderzeeboot van de "O8"


オランダ海軍(旧イギリス海軍) オランダ海軍 ドイツ海軍 イギリス海軍


Hr.Ms. O8
「O8」(1930年代:Photo from Wikipedia Commons)
スペックデータ
排水量(水上):364t排水量(水中):434t全長:(全)45.8m
出力(水上):480hp出力(水中):320hp全幅:4.70m
最大速力(水上):13.0kt最大速力(水中):11.0kt吃水:3.80m
航続距離(水上):10ktで1,600浬航続距離(水中):8ktで24浬乗員数:22名
燃料搭載量:重油 16t安全潜行深度:50m
主機関:New London Ship & Engine(NLSE)式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷8発搭載》45cm魚雷発射管4門(艦首4)、
37mm単装砲1基、12.7mm単装機関銃1基

同型艦名(1隻)
O8 [O8]

潜水艦 O8について

 第一次大戦中の1915年6月にイギリス海軍へ就役した「H」型潜水艦の6番艦「H6」は、作戦行動中にオランダ北部のスヒールモニコーフ島[Schiermonnikoog]で座礁した。当時のオランダは中立国だったため座礁した「H6」を拿捕抑留したが、両国間での協議により1917年5月に本艦をオランダへ売却する合意に至っている。
 本艦はオランダ海軍に編入後「O8」と改名され、同様の経緯でオランダ艦となったドイツ海軍の敷設潜水艦「UC−8」(蘭海軍では「M1」と改名。1931年退役)により得られた技術知識を盛り込んで改装が行われた。この際に「M1」に搭載されていた独ツァイス社製の潜望鏡が当艦へ移設されるなどしている。

 第一次大戦が終わり、1920年代以降は本国周辺の哨戒やバルト海などでの訓練任務に従事しており、第二次大戦が始まった時点でまだ現役として在籍していた。しかし1940年にドイツ軍がオランダへ侵攻を始めると、老朽艦のため戦力外だとしてデン・ヘルダー[Den Helder]で自沈している。
 その後オランダを占領したドイツ軍により当艦は浮揚後キールへ回航され、ドイツ軍に鹵獲艦として編入されることになった。艦名を「U−D1」とされた当艦は、ドイツ海軍の乗員養成用練習艦として1943年11月まで使用され、退役後は予備艦としてキール軍港に係留されたが、1945年5月3日キール軍港にて自沈し数奇な経歴に終止符を打っている。


潜水艦 O8の歴史
O8 [O8]
1915年カナディアン・ヴィッカース社[Canadian Vickers Ltd.]にて起工
       5月12日進水
       6月10日(8月説あり)竣工。英潜水艦「H6」として英海軍に就役
1916年 1月19日大西洋にて作戦行動中、スヒールモニコーフ島で座礁し行動不能となり中立国だったオランダ海軍に拿捕、抑留される
1917年 5月 7日蘭英両国間での協議によりオランダへ売却される
蘭海軍籍に編入され、艦名を「O8」と改名
 改修の後、オランダ海軍に就役する
1921年10月デン・ヘルダーにて修理中、浸水事故により沈没着底
後に浮揚修理され、部隊へ復帰した
1925年オランダ艦隊の一隻としてバルト海への訓練航海に参加
1940年 5月ドイツ軍のオランダ侵攻が開始される
同月11日デン・ヘルダーにて自沈。14日ドイツ軍に捕獲される
 オランダ占領後、ドイツ軍により浮揚修理が行われ、キールへ回航される
      11月ドイツ海軍に編入。艦名を「U−D1」と改名
潜水艦乗員養成用の練習艦として使用される
1943年11月23日退役。予備艦としてキール軍港に係留される
1945年 5月 3日キール軍港にて自沈


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