潜水艦 O16

Submarine "O16"
Onderzeeboot van de "O16"


オランダ海軍 オランダ海軍


Hr.Ms. O 16
「O16」(1938年:Photo from Wikipedia Commons)
スペックデータ
排水量(水上):984t排水量(水中):1,194t全長:(全)76.5m
出力(水上):3,200hp出力(水中):920hp全幅:6.55m
最大速力(水上):18.0kt最大速力(水中):9.0kt吃水:3.97m
航続距離(水上):12ktで10,000浬航続距離(水中):8.5ktで26浬乗員数:36〜42名
燃料搭載量:重油 搭載量不明安全潜行深度:80m
主機関:MAN 式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷14発搭載》53cm魚雷発射管8門(艦首4、艦尾2、艦中央に旋回式連装1)、
42口径88mm単装砲1基、36口径40mm単装機関砲2基

同型艦名(1隻)
O16 [O16]

潜水艦 O16について

 オランダ海軍が本国周辺の警備用として建造してきた潜水艦「O」シリーズは、代を重ねるごとにサイズが大きくなりつつあったが比較的小型の艦であった。ところが1930年代初頭に計画された「O16」は、これまでの「O」シリーズとは異なり、植民地向け航洋型潜水艦である「K」シリーズよりも大型化した潜水艦として計画されている。なお、当艦はプロトタイプ的なものであったため、同型艦は建造されていない。
 オランダの潜水艦設計における第一人者G・デ・ローイ[G. de Rooij]が設計を行った当艦は、高品質の鋼板や溶接工法を使用しており船体の軽量化とともに、潜水深度の増加を達成している。船体が大型化したため燃料搭載量も増え、航洋型の「K XIV」型と同様の長大な航続距離を持つことになったほか、魚雷発射管も同様に8門にまで増強されている。

 1936年に竣工した当艦は、スペイン内戦に際し商船の護衛任務などに従事したが、第二次大戦直前に蘭領東インドへ転属となり、インド洋などで哨戒任務にあたっている。1941年に英海軍の指揮下へ入り、シンガポールを拠点に哨戒任務を継続しているが、12月7日(オランダでの日付)に対日戦が勃発すると南シナ海で日本軍の輸送船団を攻撃し、輸送船3隻(5隻や6隻とする説もある)撃破する戦果を挙げている。しかし、その攻撃の帰路に触雷沈没したため、それ以上の活躍を行う機会は訪れなかった。


潜水艦 O16の歴史
O16 [O16]
1933年12月29日王立スヘルデ工廠[Koninklijke Maatschappij De Schelde]にて起工
1936年 1月27日進水
      10月16日竣工
1937年大西洋を横断し北米への訪問航海を実施
帰路、スペイン内戦のためリスボンからジブラルタルへ商船の護衛を行う
1939年 4月蘭領東インドへ転属(同年6月5日到着)
1940年 1月 4日蘭駆「ヴィッテ・デ・ヴィット」と接触するも損傷なし
 タンジュンプリオクを拠点にインド洋などで船団護衛などに従事
1941年12月 1日英海軍の指揮下に入り、シンガポールを拠点に哨戒任務に従事
      12月 6日南シナ海哨戒のためシンガポールを出港
      12月 7日対日戦勃発により戦闘行動を開始
      12月10日パタニ[Pattani](タイ)沖にて日本軍の輸送船団を発見、攻撃
(2隻の輸送船を撃破)
      12月12日パタニ沖にて日本軍輸送船団を攻撃
(数隻の輸送船を撃沈・撃破)
      12月15日シンガポールへの帰路、ティオマン島[Pulau Tioman](現マレーシア)北方にて
日本軍敷設の機雷に触雷し沈没
1995年10月27日沈没した船体が発見される。2003年に船体の一部を引き揚げ


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