順天型 砲艦

"Shun Tien" Class Gunboat(Patrolboat)
”順天”艦級 砲艦


満州国江防艦隊(江上軍) 満州国軍


順天艦
順天艦
(上下とも)「順天」(撮影時期不詳)
スペックデータ
排水量:(常)270t ボイラー:−−−−− 燃料搭載量:重油 搭載量不明
全長:55.8m
全幅:8.84m 主機:(形式不詳)ディーゼル機関×2基、2軸推進
吃水 0.91m
出力:680hp
武装:
45口径12cm連装砲1基(後に7cm平射砲1基へ換装)、
15cm曲射砲1基(後に8cm迫撃砲へ換装)、
13.2mm単装機銃3基(後に2基へ減じる)、機雷80個搭載可能
最大速力:12.5kt
航続距離:不明
乗員定数:70名

同型艦名(2隻)
順天 [じゅんてん/シュンティアン (Shun Tien)]養民 [ようみん/ヤンミン (Yang Min)]

順天型砲艦について

 1932年に中国から独立して建国された満州国は中国やソビエト、モンゴルと国境を接しており、国境警備のために国軍が配備された。特に国境の川である松花江(スンガリー)、黒竜江(アムール)、烏蘇里江(ウスリー)では警備のために江防艦隊が組織され、小型艇が配備された。これら小型艇を指揮する旗艦として建造されたのが当クラスである。
 日本海軍艦政本部が設計し播磨造船所で建造された当クラスには、日本海軍が使用する12センチ高角砲を連装化した主砲塔1基が装備され、また対地支援用の15センチ曲射砲と対空・対地攻撃用の13ミリ機銃も装備されるなど強武装の艦であった。

 竣工した当クラスは国境河川での警備や匪賊(中国軍閥の敗残兵や抗日ゲリラ等)の掃討に従事しているが、戦況が悪化すると武装を縮小して行動範囲も小さくなった。
 終戦時に侵攻してきたソビエト軍により接収され、戦後はソビエト軍に使用されたと言われているが詳細は不明である。


順天型砲艦の歴史
順天 [じゅんてん/シュンティアン (Shun Tien)]
1934年 2月20日播磨造船所にて起工
       6月 1日分解して舶送・鉄路輸送され、ハルピン近郊松花江沿岸にて再組立開始
       8月 1日進水
      10月 1日竣工
1937年10月19日艀と衝突事故を起こし損傷を負う
1938年 2月15センチ砲を8センチ迫撃砲へ換装
1944年主砲を7センチ平射砲へ換装13ミリ機銃1基を降ろす
1945年 8月20日ハルピンにてソビエト軍に接収。後に艦名を「KL-55」と改名
以降の消息不明
養民 [ようみん/ヤンミン (Yang Min)]
1934年 2月20日播磨造船所にて起工
       6月 1日分解して舶送・鉄路輸送され、ハルピン近郊松花江沿岸にて再組立開始
       8月 1日進水
      10月 1日竣工
1938年 2月15センチ砲を8センチ迫撃砲へ換装
1944年主砲を7センチ平射砲へ換装13ミリ機銃1基を降ろす
1945年 8月20日ハルピンにてソビエト軍に接収。後に艦名を「KL-57」と改名
以降の消息不明


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