B型(エーギル型) 潜水艦

"B" Class Submarines (ex "Ægir" Class)
Undervandsbåd i B-Klassen ("Ægir"-Klassen)


デンマーク海軍 デンマーク海軍


KDM Triton
「トリトン」(撮影時期不詳:Photo from Royal Danish Naval Museum)
スペックデータ
排水量(水上):185t排水量(水中):235t全長:(全)40.6m
出力(水上):450hp出力(水中):340hp全幅:3.72m
最大速力(水上):13.5kt最大速力(水中):9.8kt吃水:2.40m
航続距離(水上):不明航続距離(水中):不明乗員数:14名
燃料搭載量:重油 8t安全潜行深度:不明
主機関:(メーカー不詳)ディーゼル機関×1基+(メーカー不詳)電動モーター×1基、1軸推進
武装:
《魚雷3発搭載》45cm魚雷発射管3門(艦首2、艦尾1)、
57mm単装高角砲1基

同型艦名(5隻+キャンセル1隻/第二次大戦開戦時は3隻残存)
エーギル [Ægir]ラーン [Ran]トリトン [Triton]
ネプトゥーン [Neptun]ガラテア [Galathea]未命名1隻

B型(エーギル型) 潜水艦について

 デンマーク海軍が初めて量産した潜水艇「ハフマンデン」[Havmanden]型(「A」型とも言う。第一次大戦前に6隻が就役、1920年代末から30年代初頭にかけて全艇退役)の改良型として建造した潜水艇(小型潜水艦)。「ハフマンデン」型と同様、オーストリア=ハンガリー帝国のホワイトヘッド社(1866年に世界初の機関自走式魚雷を開発した、英国人ロバート・ホワイトヘッドが設立した会社)で設計されたが、建造は全てコペンハーゲンの海軍造船所で行われている。
 200トンたらずの小型艇(日本海軍の「ハー1」型よりも小さい)であったが、艦首と艦尾に魚雷発射管を持ち、自衛用の小口径砲も搭載するなど戦闘力は高かった。全部で6隻の建造が計画されたが1隻はキャンセルとなり、5隻が第一次大戦中の1915年から17年にかけて就役した(ただしデンマークは中立国だった)。

 「エーギル」と「ネプトゥーン」の2隻は1933年に退役していたが、第二次大戦時デンマークがドイツに占領された時点で3隻が現役として残っていた。しかし、あまりに小型かつ旧式だったためドイツ軍は当クラスを利用することはなく、大戦中は港に係留され燃料タンクの代わりとなっており、終戦後に全艇が解体処分されている。


B型(エーギル型) 潜水艦の歴史
エーギル [Ægir]
起工年不詳海軍造船所[Orlogsværftets]にて起工
1914年12月 8日進水
1915年 7月22日竣工
1929年 4月スウェーデンへの訪問航海に参加
1930年退役。予備役艦となる
1931年一時的に再就役し、ノルウェーへの訪問航海に参加
1933年 4月26日除籍。後に解体処分
ラーン [Ran]
起工年不詳海軍造船所にて起工
1915年 3月30日進水
      10月 1日竣工
1926年スウェーデンへの訪問航海に参加
1929年 4月スウェーデンへの訪問航海に参加
1930年ポーランドへの訪問航海に参加
1930年(月日不詳)退役。予備役艦となる
1931年一時的に再就役し、ノルウェーへの訪問航海に参加
1940年 4月 9日(ドイツ軍へ降伏。保護国として占領下に置かれる)
ホルメン(コペンハーゲン)にて係留燃料タンクとして使用される
1943年 8月29日ドイツへのサボタージュとして自沈する
1945年 5月(ドイツ軍降伏により、占領下から解放される)
1946年 8月22日除籍。同年11月スクラップとして売却
トリトン [Triton]
起工年不詳海軍造船所にて起工
1915年 7月29日進水
1916年10月 1日竣工
1926年スウェーデンへの訪問航海に参加
1930年ポーランドへの訪問航海に参加
1940年 4月 9日(ドイツ軍へ降伏。保護国として占領下に置かれる)
ホルメン(コペンハーゲン)にて係留燃料タンクとして使用される
1943年 8月29日ドイツへのサボタージュとして自沈する
1945年 5月(ドイツ軍降伏により、占領下から解放される)
1946年 8月22日除籍。後にスクラップとして売却
ネプトゥーン [Neptun]
起工年不詳海軍造船所にて起工
1915年12月22日進水
1916年10月 1日竣工
1926年スウェーデンへの訪問航海に参加
1929年 4月スウェーデンへの訪問航海に参加
1930年退役。予備役艦となる
1933年 4月26日除籍。後に解体処分
ガラテア [Galathea]
1915年 5月 4日海軍造船所にて起工
1916年 4月15日進水
1917年 1月 25日竣工
1926年スウェーデンへの訪問航海に参加
1930年ポーランドへの訪問航海に参加
1931年ノルウェーへの訪問航海に参加
1931年(月日不詳)退役。予備役艦となる
1940年 4月 9日(ドイツ軍へ降伏。保護国として占領下に置かれる)
ホルメン(コペンハーゲン)にて係留燃料タンクとして使用される
1943年 8月29日ドイツへのサボタージュとして自沈する
1945年 5月(ドイツ軍降伏により、占領下から解放される)
1946年 8月22日除籍。同年11月スクラップとして売却
未命名艦 [Unnamed]
 海軍造船所で建造予定だったが、キャンセルとなる


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