ヒュイトフェルド型 駆逐艦(大型水雷艇)

"Huitfeldt" Class Destroyers(Large Torpedo Boat)
Kystjager(Torpedobåd) "Huitfeldt" Klassen


デンマーク海軍 デンマーク海軍


KDM Najaden

KDM Huitfeldt
(上段)「ナヤーデン」(1940年頃の完成予想図)/(下段)「ヒュイトフェルド」(1950年代:Photo from Royal Danish Naval Museum)
スペックデータ(竣工時)
排水量:(常)901t ボイラー:メーカー・基数不詳・重油専焼 燃料搭載量:重油100t
全長:(全)86.5m
全幅:8.5m 主機:形式不詳ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.25m
出力:21,000hp
武装:
40口径10.5cm単装砲2基、36口径40mm単装機関砲2基、20mm単装機銃6基、
45cm魚雷3連装発射管2基、爆雷投射機2基、機雷60発搭載可能
最大速力:35.0kt
航続距離:12ktで1,600浬
乗員定数:108名

同型艦名(2隻)
ヒュイトフェルド[Huitfeldt]
(当初艦名「ニンフェン」[Nymfen])
ヴィルモエス[Willemoes]
(当初艦名「ナヤーデン」[Najaden])

ヒュイトフェルド型 駆逐艦(大型水雷艇)について
 デンマークは19世紀のナポレオン戦争やシュレスヴィヒ戦争での敗北による領土割譲で経済状況は危機的であり、戦力に余裕は無く第一次大戦では中立を保っていたが、ドイツの台頭や周辺諸国(ソ連・フィンランド等)の問題などもあり、1930年代後半になって海軍戦力増強の一環として大型水雷艇の建造を行うこととした。
 当初の計画では「オーフス」[Aarhus]および「オールボー」[Aalborg]と予定されていた2隻だったが、建造開始前の1939年に「ニンフェン」「ナヤーデン」と艦名が変更されている。しかし建造着手前に第二次大戦が始まり、1940年4月9日に突然ドイツから宣戦布告され、開戦から2時間でデンマークは降伏した。そのため当クラスの建造着手も遅れ、ドイツの占領下となった1942年からようやく建造が開始された。しかし、その後の戦況から建造は遅れ、結局竣工したのは戦後になってからのことであった。
 竣工した当クラスは、当初水雷艇[Torpedobåd]に類別されていたが、1950年代初頭には駆逐艦[Kystjager]となり、さらに1958年には警備艇[Patruljebåd]へと変更されている。その後1960年代中盤に軍務から退いている。

ヒュイトフェルド型 駆逐艦(大型水雷艇)の歴史
ヒュイトフェルド[Huitfeldt]
1930年代後半計画艦名「オーフス」として建造予定
1939年艦名を「ニンフェン」と改名
1940年 4月 9日(ドイツ軍へ降伏。保護国として占領下に置かれる)
1942年 7月 3日王立海軍工廠にて起工
1943年 6月22日進水するが、同年8月以降はコペンハーゲンに係留され放置となる
1945年 5月(ドイツ軍降伏により、占領下から解放される)
      10月艦名を「ヒュイトフェルド」と改名。艤装工事を再開
1947年 7月27日竣工
1951年駆逐艦へ類別変更
1958年警備艇へ類別変更
1964年 7月27日除籍
ヴィルモエス[Willemoes]
1930年代後半計画艦名「オールボー」として建造予定
1939年艦名を「ナヤーデン」と改名
1940年 4月 9日(ドイツ軍へ降伏。保護国として占領下に置かれる)
1942年 7月 3日王立海軍工廠にて起工
1943年 3月17日進水するが、同年8月以降はコペンハーゲンに係留され放置となる
1945年 5月(ドイツ軍降伏により、占領下から解放される)
      10月艦名を「ヴィルモエス」と改名。艤装工事を再開
1947年 5月24日竣工
1951年駆逐艦へ類別変更
1958年警備艇へ類別変更
1966年 1月11日除籍


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